『虎に翼』での余貴美子 (星百合役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
余貴美子 (星百合役) は 「2024年7月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
うまいね。優しい良き母であり祖母であったのが、老いていくことでいろいろできなくなる焦りが生まれ、ついには認知症として表情が抜け落ちるところまで、微妙な心の動きから、言動まで、実によく表現されている。見ていて実際にこうなったら、たとえ肉親でも苛立つよなと思わせる迫真の演技だった。さまざまな観察とそれを再現するために練習を重ねなければ出来ないことで、しっかりとした準備ができている人の芝居だと思う。最初から高齢者の役なのに、時間経過がわかる老けこみ方をしているしね。これぞプロの芸だと思う。
まさかまだらの部分まで描いてくるとは驚いた。突然正気になって「情けない…」ってなるのも本当にあんな感じだし、「ごめんなさい」が途中から惰性になっちゃう感じとかリアルすぎて。手のぶら下がり方やら足の上がり具合の変化まで、本当に認知症って言われても信じてしまうレベルで凄すぎる。
お姑さんとしてはできすぎなくらいいい人で裏があるんじゃないかと警戒したくなるほどだったけど、認知症を発症してがらりと人が変わってしまった。この変化を出すためににこやかで慎ましやかなおばあちゃんでいたのかな。認知症はこうも人を変えるのかと思うと恐ろしい病気だな。
百合さんをこの方が演じる意味がわかったというか、本当にすごい役者さんだ。認知症を患っていた祖母を思い出した。1年半後はこんな感じというのを、本当にドンピシャの進行具合で演じておられる。気分のムラも怒りっぽさも、口の上手く動かない具合も。リアルすぎるくらいリアルだ。
品が良く、穏やかな中でもちゃんと感情が余すことなく表現されていて。ベビーシッターを引き受けて得たお金でみんなに鰻を御馳走すると言った時のちょっと夢見心地な表情が秀逸だった。
野戦病院を見てからだったので変わりように驚いた。幅が広い役者さんですよね。ゆみちゃんが手伝ってくれて嬉しそうな顔、寅子にお弁当を褒められて飛び上がりそうなほど喜ぶ顔。百合さんが今までどれだけ空気みたいな存在だったか気付かされます。
うまいね。優しい良き母であり祖母であったのが、老いていくことでいろいろできなくなる焦りが生まれ、ついには認知症として表情が抜け落ちるところまで、微妙な心の動きから、言動まで、実によく表現されている。見ていて実際にこうなったら、たとえ肉親でも苛立つよなと思わせる迫真の演技だった。さまざまな観察とそれを再現するために練習を重ねなければ出来ないことで、しっかりとした準備ができている人の芝居だと思う。最初から高齢者の役なのに、時間経過がわかる老けこみ方をしているしね。これぞプロの芸だと思う。
まさかまだらの部分まで描いてくるとは驚いた。突然正気になって「情けない…」ってなるのも本当にあんな感じだし、「ごめんなさい」が途中から惰性になっちゃう感じとかリアルすぎて。手のぶら下がり方やら足の上がり具合の変化まで、本当に認知症って言われても信じてしまうレベルで凄すぎる。
お姑さんとしてはできすぎなくらいいい人で裏があるんじゃないかと警戒したくなるほどだったけど、認知症を発症してがらりと人が変わってしまった。この変化を出すためににこやかで慎ましやかなおばあちゃんでいたのかな。認知症はこうも人を変えるのかと思うと恐ろしい病気だな。
百合さんをこの方が演じる意味がわかったというか、本当にすごい役者さんだ。認知症を患っていた祖母を思い出した。1年半後はこんな感じというのを、本当にドンピシャの進行具合で演じておられる。気分のムラも怒りっぽさも、口の上手く動かない具合も。リアルすぎるくらいリアルだ。
品が良く、穏やかな中でもちゃんと感情が余すことなく表現されていて。ベビーシッターを引き受けて得たお金でみんなに鰻を御馳走すると言った時のちょっと夢見心地な表情が秀逸だった。
野戦病院を見てからだったので変わりように驚いた。幅が広い役者さんですよね。ゆみちゃんが手伝ってくれて嬉しそうな顔、寅子にお弁当を褒められて飛び上がりそうなほど喜ぶ顔。百合さんが今までどれだけ空気みたいな存在だったか気付かされます。