※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.1 /5.0(82%) | 246位 /1088件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.2%) | 150位 /1088件中 |
演出 4.2 /5.0(84%) | 170位 /1087件中 |
音楽 4.2 /5.0(84.6%) | 111位 /1088件中 |
感動 4.0 /5.0(79.2%) | 109位 /1083件中 |
笑い 3.2 /5.0(63.2%) | 377位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.4 /5.0(68.6%) | 394位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 4.1 /5.0(82%) | 246位 /1088件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.2%) | 150位 /1088件中 |
演出 4.2 /5.0(84%) | 170位 /1087件中 |
音楽 4.2 /5.0(84.6%) | 111位 /1088件中 |
感動 4.0 /5.0(79.2%) | 109位 /1083件中 |
笑い 3.2 /5.0(63.2%) | 377位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.4 /5.0(68.6%) | 394位 /1080件中 |
鈴木亮平さんのファンなので、放送前から楽しみにしていました。
このドラマは歴史ドラマというよりも「人間・西郷隆盛」の物語で毎回感動し、涙した大河ドラマでした。
私は幕末に苦手意識を持っていましたが、この「西郷どん」のおかげで幕末に興味を持ちました!
ただ、制作発表の時に放送回数が全50回と発表していたのに、NHKの「働き方改革」で3話分を減らされたのが残念でした。
その3話分があれば、西南戦争のことなどもっと詳しく描いてくれていたのかも・・・と思うからです。
脚本家は脚本を書いている途中でNHKから47話にすると言われたんじゃないかしら?
私の予想ですが。
壮大な西郷隆盛の人生を47話にまとめるのは大変だったと思います。
登場人物も多いし。
歴史に詳しい方からみれば、このドラマは脚本が悪いとか不評ですが、3話分減らされたことで脚本のせいにはできないと思います。
ドラマでは省略されがちな島流しに時間をかけたのも、上述した人間・西郷隆盛が感じられて、大変よかったです。
「翔ぶが如く」「田原坂」とは違った良さがあったと思います。
私にとっては印象深い大河ドラマでした。
大久保が討たれ、まだやる事があると無念な気持ちを残しながら亡くなるシーンは、あのような雰囲気だったのかなとよくわかりとても良かったと思ったが、一方の吉之助が西郷隆盛として最後を遂げるシーンがぶつ切りになっていて、戦場でうつ伏せに倒れていた吉之助がモンスターのように動き出して、最後に語り出すのがいらなかった部分に感じられ、西郷は自害したはずであって史実を曲げてしまう演出をするのであれば、架空の物語を放送した方がいい気がした。
西郷の死を最後で描き直していたのが、切なすぎて少し嫌でした。「西郷どん」なので仕方ないのですが、大久保利通の死に方は若干雑な感じがしました。それでも若いころの振り返りや走馬灯シーンが子役の時代にまでさかのぼっていたので、涙してしまいました。
勝海舟が「先に坂本龍馬と…」と締めていたセリフは良かったです。
最後の不満ですが、初回に糸さんが「こんなのうちの旦那様じゃなか」と銅像にいちゃもんをつけたシーンに対する伏線回収が弱いように思いました。
ニュアンスはわかるのですが、ちゃんと振り返って描いてほしかったです。
初回話の最初に戻ると思っていたのに、そうはしなかったのが残念。
西郷の行動から視聴者に最初の糸の言動の意味を汲み取れと言わんばかり。
そうはいかないだろう。
どんな終わり方をするのか史実があるだけに楽しみにしていた。
それを裏切られた。
しかしながら、西郷の死に方、大久保の死に方は見事に演じるものの上手さが光っていた。
西郷の満足感、大久保の残念感、ともに時代を生きた生き様はやはり素晴らしい。
西田敏行の西郷はいらなかったというより、ストーリーが足らないと感じた。
岩倉具視を尊敬する人、子孫にはあまりに失礼なドラマだったと思う。
もし、あの時代に生きていて西郷どん率いる部隊に入っていたらどう感じるだろう、と思って見ていました。血気溢れる若者が心から信頼出来る指導者の元、私も同じように行動をともに出来たのかと考えを巡らしました。西郷どんが歩き、進んだ道を辿ることが出来るのか。ドラマの中に自分を映しながら見ていました。大久保卿の慟哭は胸が張り裂けるような思いで、辛く悲しく心を打ちました。
同じ志を持った二人が、相反する立場にいても尚分かり合える。単なる友情や歴史に翻弄された人たちで終わらせるのではなく、新しい日本という歴史を作ってきた当事者の夢や希望、そして儚さを見事に描いたドラマだった。
今放送中のドラマの中で一番好きだったので、感動のラストを期待していましたが、なんとなく、すっきりしませんでした。
切迫詰まった緊張感溢れるはずの城山での戦いのシーンで、西郷どんの表情がまるで遊んでいるような楽しそうな感じで描かれていて、興ざめでした。
また最後の西郷どんが死ぬシーンも史実を無視していて全然違っていたので、残念感が強いです。
前回が感動的すぎたので、惜しいです。
正直、西郷が戦の鬼になっていったところあたりから見るのが辛くなってきた…でも最後まで見届けました。
民のことを思い、無駄な血を流したくないと言っていた西郷どん。流刑地の奄美では、貢ぎ物に手をつけたらその分民の食べものがなくなると知ってから、何としても、自分が飢えてでも民に食べさせてやらねばと決して手をつけなくなった。その姿には胸を打たれました。
ですが、江戸無血開城以降、戊辰戦争、西南戦争と戦いの先陣を切って向かっていく西郷どんには、何が正義なのだろうと違和感を感じずにはいられなかった。
そういう時代だと言ってしまえばそうなのかもしれない。でも、親兄弟、幼い頃からの親友と命がけで戦ってでも手に入れたいものって何だったんだろう?
夫に死んでほしくない、そんな気持ちさえも口にできない武士道って必要?
西郷隆盛という人物を描く以上、戦を描かなければお話にならないことはわかってはいますが、やっぱりこの最期はつらい。一蔵の最期も…。
一分一秒目が離せない、見応えのあるドラマであり最終回でした。鈴木亮平さん、瑛太さんはじめキャストの皆さん素晴らしかったです!
ただ、振り返ってみるとこの演出はなんか変だな…と思うことは多々ありました(^^;
ドラマの前半までは毎回楽しみに見ていました。特に、流刑地での西郷どんの暮らしや恋愛等々、これからの展開が気になる内容になっていたと思います。鈴木亮平さんは回を重ねるごとにドンドン進化していく感じがして、西郷どんがらしくなっていくところにハマっていました。しかし、中盤から、特に江戸城無血開城のあたりから、急に面白くなくなっていって、期待していた分、興ざめするような内容になっていったと思います。そういう描き方をするの?という感じがして、はっきり言って脚本・演出のミスではないかと思っています。
1年間の大河ドラマの中でもクライマックスの最終回1本前のタイトルが「西南戦争」。
西郷隆盛が主役なのに、西南戦争を1話だけで描いてしまおうと言う発想が「今回の大河は、今までの大河ドラマ視聴者に向けての作品じゃなかったんだな」、と。
『西郷どん』は第1話からずっと大事な辺りはナレーション、かと思えばピントのずれたシーンが多かったりと首を捻りながら見ていましたが、今回も田原坂がほんの数分で終わってしまったり。
それでも西郷隆盛の弟・小兵衛が戦死するシーンや、獄中の大山綱良が大久保一蔵に向かって「(西郷とは)友じゃったじゃろうっ?」と訴え掛ける姿は胸に来るものがありました。
予告シーンでは紀尾井坂での大久保暗殺まで描くようです。最後までさらっと進む物語になってしまいそう。
「西南戦争」の回を見て感動しました。
前回で気持ちが通じ合わずに決裂してしまった西郷と大久保が原因で、こんな悲惨な結果になってしまって悲しいです。
なぜ大久保はあれだけ信頼し合っていた西郷を苦しみながらですが、切り捨てることができたのだろうと思います。
本当に海外で大久保の人格を変えてしまうような何かがあったのだろうと思いました。
また薩摩藩出身者同士で戦っていたというのも、残酷な話です。
唯一の救いであった木戸孝允も死んでしまい、とにかく切ない放送でした。
今回も予想外の展開が次々と起こり、今季放送のドラマで一番感動的で面白いと思います。
西郷と大久保の気持ちが通じないのは、とても切ないと思いました。
今まで対立は何度もありましたが、今度こそ決裂したと思います。
通信の「シサツ」の意味が曖昧な感じになっていたので、大久保は西郷を殺すつもりは、あの時はまだ無かったと思います。
しかし西郷があの文字を見たときの何とも言えぬ表情が可哀想でした。
遂に西南戦争が始まり、自害という結末は知っていますが、西郷さんの今後が心配になりました。
岩倉具視が邪魔、なんで鶴瓶なの、最大のミスキャストもうでないでほしい。
大久保の「吉之助さんなぜ立った」が印象的で やっぱり信用してるんやと思った。(少し感動)
西郷の士学校での、これから西南戦争突入動機としては、はっきりせず(史実はわからないからぼかした?)
少し、つまらなかった。
でも、内容や徐々においこまれていく西郷の気持ちの変化(最初は抑えられる気持ちから)が非常にうまく表現されており、感動した。
今までの隆盛と大久保の仲を見れば、大久保がはっきり言えば済んだことだったのかもしれませんが、先を見てる方向が真逆の隆盛にはやはり打って勝つしかなかったのかな、と感じました。
何かに取り憑かれたような大久保に岩倉具視も多少怖れていた風にも見えます。
三条実美は岩倉、大久保と西郷の真ん中に立つ身ももの凄いプレッシャーだろうけど留守を任され西郷たちを見守って来た訳だしもうちょっと強い物言いでも良かったのではないか、と思ってしまうところです。
隆盛の風穴を埋めるべく元長州藩の復活よりも隆盛を辞めさせることに多少の反発心のあるような木戸が真面目な人だったんだと思いました。隆盛の人柄ありきの薩長同盟でもあったと思うし今の隆盛の悔しさがいちばんに分かる人なのかなと思いました。
後ろ髪を引かれるような、でも晴々ともした東京を去って行く隆盛の姿が凄く良かったです。
大河ドラマは時代を超えた人間模様を再現してる様で特に「せごどん」は、いい。これから日本が開国して行かざるを得なかった背景、欧米の先進技術を目の当たりにし焦る明治政府。ごちゃごちゃしてこの時代の歴史はキライだったが、せごどん役の鈴木さんが西郷そっくりで、見入ってしまい江戸から明治の流れがよく理解できます。大久保さんにはちょっとイラッとする場面が多いですが。最後に裏切った大久保さんが流した涙。とても涙を流さずにはいられませんでした。そしてこれから先を示唆する西南戦争へと進んでいくのだなと痛感させられるシーンでした。
岩倉使節団が欧州を訪問している間、
政府の実権は留守居に残った肥後、鍋島閥に握られようとしていた。
長州閥出身者の汚職・お金の私物化が目立ち、
(民間でいうところの接待という面もありますが)
使節団組が成果を挙げられなかったことを踏まえると、財政を引き締め産業育成を第一にしようとする彼らの主張は決して間違いではない。
また同じ薩摩閥でもスタンスの違いがはっきりしてくる。
藩という枠を超え、ボトムアップで政府の新しいあり方を考えようとする西郷と
頭の中に明確なビジョンを持ち、トップダウンで断行しようとする大久保。
私自身が管理部門に携わっていることもあり、
会社の会議を見ているようで、我が事のように思えて手に汗握ってしまう。
誰もがそれぞれの正義を持ち日本国という会社を良くしようとしている。
大河ドラマでの中でも本作は、役者一人ひとりに魅力があり、
歴史とは血の通った人間たちが作り上げ積み上げてきた物語だと思わせる。
また、明治政府の内幕や権力闘争をクローズアップするのも珍しい試みでなかろうか。
だからこそ、その後におこる決裂の時が余計来てほしくないように思える。
それにしても、ここ最近は瑛太氏の活躍が目覚ましい。
西郷に隠れてしまう二番手であった彼が対等に比肩する存在として、暗い輝きを増している。
ひるがえると、このドラマでは、それぞれ西郷が「理想」、大久保は「現実」を象徴しているようにも思える。
たとえば欧米各国の先進性に対する印象の違い。西郷の場合は南北戦争終結後の人権意識の平等さ、
若き日に抱いた斉彬のスマートさや先進性への憧れなど「より良い未来を切り開くもの」という受け取り方でキャッチしていた気がする。
二番手である大久保は、欧米の思想に触れた時期も一歩遅かった。おそらくそこで彼が見聞きしたものは
アヘン戦争などの「熾烈で狡猾な利権争い・パワーゲーム」であり、それを制した基盤としての技術・経済力である。
もっといってしまうと、そうした状況では理想や理念は、征服・侵略を自己正当化する口実でしかない。
憧れや仲良しこよしの理想だけでは国や政治を動かすことはできない。
現実の厳しさを目の当たりにし、冷徹さと狂気をはらんで立ちはだかる姿は
氏が本来得意とする暗い輝きの見せ場がやっと来たのだな、という高揚感がある。
ただ、残念なのが、玉山鉄二氏。史実の桂小五郎は確かに剣の名人でもあるが、同時に「逃げの小五郎」のイメージが強いのも事実。
侮辱を許さず、武闘派でまっさきに食ってかかる、狂犬・桂小五郎という、新たな人物像を提示した点は面白かった。
玉山鉄二氏に「逃げる」というイメージが似合わないので、人斬り中村半次郎や高杉晋作の役にキャスティングし、
縦横無尽に暴れてもらう方が、話もダイナミックで面白かったかなと思う。
いよいよ一蔵とも決別しクライマックスが近づいてきたなと言う感じがしてきた。鈴木亮平も瑛太もドラマスタート当時とは顔つきが全く違い、かなりの迫力と凄まじい存在感で見ていてとても楽しい。使節団の派遣が失敗で大久保や岩倉、木戸達がどの様に政治的に立場を巻き返しいくのかと、歴史的にも重大な西南戦争をどのように描いていくのか、かなりの見ものだ。また、あまり知られていない、菊次郎がアメリカ留学で何を学んでくるのかたのしみ。
現代はアメリカが、まさかのトランプ政権になって国内はもとより世界各国との貿易や先端技術、防衛問題で大変なことになっています。日本も明治維新では命をかけて列強に負けない国を作るために尽くし生き残った兵たちが、これからの日本国の土台のために団結して当たらなければならない時期に権力闘争を繰り広げられ、浅はかな人間性があからさまにでて醜いです。盟友を切捨てでも自分が返り咲こうとは、どんな気持ちだったのでしょうか。そんな思を強くしました。
大久保の帰国後の人がかわったような瑛太の目力でしょう。
語らずして、イギリス先進国をみてきた衝撃がその態度で読み取れました。
同時に、これからの日本に必要な信念の強さを感じ取れました。
これまでの西郷との仲をたちきるような凄みをその表情のみでゾクッとさせてくれました。
歴史ドラマとしては、いまいちですが、岩倉を除く演技者の絡みはほんとにすばらしいと思います。
人間の関係が崩れていく様がなんとも寂しいですが、そう感じさせてくれるのも演技あってのことです。
明治維新となって、西郷と大久保の立場・力関係・役割が変わり、新生明治政府に西郷が適応できないジレンマがみどころと思いますが、もう少し、様々な人物の思いを入れないと、話しが飛びすぎて分かりづらいです。歴史を知っている人からみれば、「ああ、そのことね」となるのでしょうが、歴史を知らない人からみたら、前回の放送とのつながりも見えにくいですし、何をやっているのかわからないと思います。視聴率は気になるのはわかりますが、色々なものがちりばめている分、つながりに無理があるような気がいたします。
物事の進み方が早過ぎだし、内容がとても薄っぺらい感じを受けます。
演技者はみんな素晴らしいので勿体無いです。
名作となることを期待していたのですが、とっても残念です。
盛り上がりを作る場面が足らない、西郷の凄さが全く伝わってこない。
坂本との関わりも軽すぎる。
長州をさげすみ過ぎてる。(どちらかというと、わがままいう邪魔者の印象をうける)
ドラマの最初銅像の前でなんと言った?
なのに鈴木亮平があそこまで頑張って、銅像に姿をよせてしまって・・・ほんとに残念でならない。
隆盛の現在の妻である糸が奄美大島に住んでいる菊次郎を迎えに行った時に対面した、隆盛の元妻である愛加那との会話は、そのまま言葉を受け止めればお互いに感謝しているように感じられましたが、糸と愛加那が共に複雑な思いを抱え込んでいて、改名前の西郷吉之助という男性を心から愛したのが自分自身であるという誇りと女性の意地が感じられて、静かな話し方ながらも激しい感情のぶつかり合いに見えて、激動を生きた西郷の周りの人たちにも大きな影響と負担をかけていたと思いました。
先週渡部豪太さんが亡くなられる回が、この一年放送された中で最高に感情移入した素晴らしい回でした。戦などを描く回は、なんとなく教科書をなぞっているだけ、、、みたいな印象の脚本なのですが、家族とか故郷とかを描かれる回は、短い時間の間にそぼくな人々のいろいろな葛藤や思いをぐっと盛り込まれて、とたんに素晴らしくなる。かといって小難しくない。今週、薩摩にもどって家族と過ごす西郷さんが描かれるので楽しみにしていたのですが、すぐに東京に出られることになりちょっと残念でした。鈴木亮平さんは、暖かい場所でたくさんの人に囲まれてどしんとかまえて笑っておられるのが似合う俳優さんです。あまり戦とか政治とかのイメージがない。そういうところが西郷役に抜擢された理由でもあるのかな?とほほえましく思っております。
今まで戦に対して批判的であった西郷どんが、急に徳川慶喜率いる幕府に対して戦いを挑むことになった心境の変化が伝わってこない脚本だと思いました。西郷どん役の鈴木亮平さんが好演しているにもかかわらず、視聴率が低迷している理由は脚本の問題が大きいと感じました。また、岩倉具視役の笑福亭鶴瓶は完全なるミスキャストだと思います。類まれな策略家であり、明治維新の立役者である人物が、あのような下品な言葉遣いをしていたのでしょうか、疑問です。公家言葉には程遠い、京都弁でもない、笑福亭鶴瓶が普段使のままの大阪弁をしゃべっていることに非常に違和感を感じています。
西郷どん、ようやくここまで来たかぁという感じですね~。正直、ここ最近は血で血を洗う争いがしんどいなと思いつつ見ていたのでそれがようやく終わるな…と思うのといよいよクライマックスに近づいてきちゃったかという気持ちがない交ぜになってます。自分のせいで家族も死んじゃうしそれでもリーダーだから止まれないし…って辛いことばっかりなのでそろそろ西郷隆盛は幸せになっていいよホント!私だけじゃなくて全視聴者がそう思ってるはず!
吉之助たちの新政府軍は苦戦しながらも前へと進んでいた事が、吉之助自身の心にも隙ができてしまったために、西郷家を実の兄弟の吉二郎が守っていたものの、吉之助や信吾と同じように世の中で活躍をしてみたい思いを聞いた吉之助は叶えてやろうとするのは優しさと思えましたが、戦というものが信吾の命を落としそうになった事の深刻さを薄れさせ、忘れかけていたように思えました。
吉二郎は命が尽きる瞬間まで吉之助の事を心配する言葉を言う場面はとても悲しく、この事が吉之助の人生を大きく変えた転換期だったと感じました。
そろそろ終盤だなと言う無血開城が終わりましたが、江戸最期の大仕事の勝海舟との対談シーンの内容が風情や感情たっぷりで西郷隆盛の寛大な人間性が垣間見れました。数年前にあった大河ドラマの篤姫ともリンクするように気高い篤姫との対話シーンも素晴らしかったです。実際に見る事のない歴史に流れてきた状況を体感できるので、西郷どんを食い入るように見ています。上野公園の銅像で見る西郷隆盛とは印象がだいぶ変わりました。
西郷と慶喜が対峙するシーンがとても良かったです。ピーンと張り詰めたものすごい緊張感とどこか穏やかさも感じさせる不思議な雰囲気があり、見ごたえがありました。2人とも落ち着いて静かな語り口でしたが一言一言に覚悟と重みを感じ、立場は違えど、国を思う気持ちは同じなんだなと胸が熱くなりました。
ハリセンボンの春菜さんのお虎の吉之助とのシーンは面白く、家老にまで吉之助が出世したためにドラマの中で唯一安らげる場面と感じていて楽しめましたが、今後はもっと深刻になっていきそうで見られなくなるのが残念に思います。
最初はあまり良い印象をお互いに持っていなかった吉之助と龍馬が、語り合い龍馬が吉之助の実家に訪れるなど触れ合う事で真の友になってきたのに、考え方の違いで別れていく運命になってしまうのが辛く感じています。
こじれにこじれまくった人間関係がどう改善し、協力体制を組めるのか純粋に気になった展開でした。ですが、結論として、いつまでも目先の感情だけに囚われていてはダメだということを、日本の外に出た人間が教えてくれたという展開は胸に来るものがありました。なるほど、こういう解釈もあるのかと…。西郷と大久保が、帝に反するような文章をまいたのも、彼らの必死さが伝わって良かったです。石橋をたたいて渡るような大久保がこんな大胆な行動に出たのも、前回の「俺がお前を支える」から来たのだと思うと、今二人の間にある絆に泣かされてしまいます。
江戸時代の末期の若者の葛藤が見事に描かれていた。薩摩の思い、長州の思い、その仲立ちに奔走する坂本龍馬の思いがぶつかり合う場面はとても見応えがあった。また、イギリスの留学生たちが薩長の枠を超えて協力し合っている姿から、日本にいる我々も手を結ぼうという流れは特に良かったと思う。「西郷どん」は、ドラマととしては良くできているし楽しい、しかし、本物の歴史物語を期待しているもう一人の自分には物足りなさを感じるそんな作品である。
武士ではなく商人よりの坂本龍馬像がとても良かったです。また、西郷に憤るときの笑いながら怒る演技がとても真に迫っていました。同じように演技が良かったのは、終盤の大久保でした。今まではどうしても西郷の補佐に回り、振り回されてる印象が強い大久保でしたが、今回は違います。今まで傍にいた大久保だからこそ出てくる鼓舞の台詞は、私の胸にも響きました。いつも聞いてる「チェスト!」がこの場面でこう使われるとは思いもしませんでした。キャストの演技と構成が素晴らしかったです。
西郷がより明確なビジョンを持って、力強く進んでいるのが伝わるお話でした。ただし、相変わらず「誰か」のビジョンに感化されやすい男だなと感じます。「亡き殿」の後継者を探すかのように、次は岩倉を動かそうとする西郷をみているとそう思ってしまいます。桂と大久保が因縁をつけ、それが後の流れにつながるといった伏線も、歴史を知っていると楽しめるポイントでした。賭博のシーンは正直蛇足に感じましたが、賭博に負け続ける西郷と大久保のやり取りは芋臭くて面白かったです。こういうささいなコミカルなシーンは面白いドラマだと思います。
糸の正直者で誰の文句も言わない人柄がステキ。遠くからいつも吉之助をお慕いしている奥ゆかしさが健在で、でも子供を産めなかったという後ろめたさが一層肩身を狭くしているんだろうなと思った。吉之助がプロポーズしても断る糸は、芯の強い女性だと思う。ただ、惚れることはないと言う吉之助もどうかと思ったが。西郷家では家族みんなと労わりあいながら気持ちよく暮らせるといいなと、糸の幸せばかり願ってしまう。つらく悲しい経験をしてきた吉之助が、国を変える為に嘘も方便で国父に取り入ろうとする様は、いよいよ時代が大きく変わろうとしているなと期待感が膨らんだ。
このドラマにおける徳川慶喜の立ち位置が理解できた素晴らしい回でした。それまで私はただの「ぼっちゃん」だと思っていましたが、どうして彼があそこまで悲観的で狂気的なのかがよくわかりました。
主役である西郷どんも、役職通りの活躍をみせて、久しぶりにドラマが動いたと感じました。難しい立場でありながらも、相変わらずの優しさを戦場で説く西郷には説得力があります。しかし、それが無情にも蹴散らされた虚無感も画面からよく伝わりました。
「国父」と自ら称して家臣どもに仰ぎみられている久光が、吉之助に、薩摩を出たこともない世の中のことなんも知らんイナカモンじゃと図星をさされ激怒するシーンは、見ごたえがあった。出来のいい偉大な兄への憧れと、嫉妬が久光のなかで混ざり合って、彼は本当の自分を見失っている。兄を慕いながらも同時に憎む、という兄弟相克は実はそのまま吉之助と信吾兄弟のことだったかと、ドラマが進むにつれて思い当たった。なるほど、兄の存在があまりに大きいと弟は肩身が狭い、ひがんで当然かと久光、信吾に同情した。
小柳ルミ子さんの存在感が妖しげな感じが気になっています。
大久保家にやってきた時、そこにいた人たちが「きれい」といった後で「着物が」と付け加えたのが何ともおかしな感じがしました。
シリアスな場面でも苦笑いのようなセリフがあると、少し気を抜いて観ることができます。
大久保氏は相変わらず堅物のキャラクターですが、奥さんが上手くそれを支えていると思いました。
大久保氏は苦悩の連続のような回でしたが、吉之助が戻ってくれば、少しは精神的に楽になれるのではないかと思います。
菊池と改名して島流しになった西郷どんと、とぅまの関係が丁寧に描かれていて面白い回だと思いました。当時の、薩摩藩が奄美に与えた影響等の歴史的背景も分かり、辛いけれど興味深いと思いました。ラブストーリーとしてドラマチックな展開でしたが、史実で本当にこんな展開だったのかなぁと疑ってしまう部分もありましたが、史実として判明していない部分の脚色自体が、林真理子さんのセンスの見せ所なのだなと思い楽しんで見ました。
西郷隆盛にはあまり興味が無かったけど鈴木亮平がどう演じるのか楽しみで見始め、今は毎週楽しみで仕方ないです。
まずキャスティングが素晴らしいです。吉之助の周辺に風間杜夫、松阪慶子、平田満の蒲田行進曲トリオが揃っていたのは本当にわくわくしました。渡辺謙はさすがに堂々とした名演技でそれに鈴木亮平が必死でくらいついているのが感動です。脇でも南野陽子が意地の悪い、芯の強い教育係をきりりと演じていて良かったです。
西郷どんの恋愛事情もさらさらとしっとりと描かれていて良いですね。どの女性にも誠実に向き合って一生懸命愛する西郷どんに惹かれます。二階堂ふみの島娘役もまっすぐで愛しくて切なくて素晴らしいです。まだ薩摩には黒木華も出番を待っていますし、どういうふうに演じていくのか本当に楽しみです。
とにかく、とぅま役の二階堂ふみさんに見入ってしまいました。西郷どんと、愛加那のラブラブっぷりに、見てるこちらまで照れてしまいました。いずれ来る別れが分かっているだけに、幸せそうな2人を見るのが切なくなりました。西郷どん、立ち直ってくれてホントに良かったです。
最近は安政の大獄で次々と吉之助のまわりの人間が粛清されたり吉之助自身も自殺未遂をしたりと重く暗い展開が続いていたので、吉之助ととぅまの結婚式シーンで久々に人々の明るい笑顔が見られたのが良かったです。あんごにしてくれというとぅまに対して妻になって欲しいと吉之助がプロポーズするシーンも真っ直ぐな吉之助らしさがあって素敵でした。
今週から舞台が奄美大島に移りましたが、柄本明さんをはじめ島人役の皆さんの地元感が素晴らしいです。衣装や日に焼けた肌など外見はもちろん、子役に至るまで方言のネイティブぶりが凄いですね。また温かみがあって耳心地の良い方言なのですがやはり聞き取れないし分からない言葉ばかりなので、字幕がついているのも有り難かったです。
原作、脚本、音楽が素晴らしいと思う。さすがNHK、林真理子先生。
鈴木亮平さんのせごどんは逞しく生気に溢れ、惚れ惚れしてしまう。毎週テレビにかじりついて観て、録画したものをまた観ている。
先日の土曜スタジオパークの西郷どん音楽特集を見て、ますますテーマ曲が好きになり、何度聴いたか。パワーがあり、なんて心に響く曲だろう。
ストーリーに加え、挿入曲の楽しみも増えて、今後がますます楽しみだ。
安政の大獄が始まり、西郷にとっては人生最大のピンチを迎えましたが、もう少し悲壮感があった方が良かったです。
今回は、斉彬が亡くなって以降の島津家の変容ぶりがよく描かれていました。
西郷を必死に助けようとする大久保の姿は、今後の展開の盛り上がりには欠かせないものだったように思います。
今週は「別れ」の場面が多く、少し寂しいような苦しいような気持になりました。特に、天璋院と幾島の別れのシーンが切なかったです。
全体的に緊迫したシーンの連続でしたが、お虎演じる近藤春奈さんに癒されました。
「え?!」という衝撃の終わり方で、史実を知っていても次週が気になる終わり方でした。
吉之助は決して、悲しんでいる場合ではないが、「お前はわしになれ」という殿の言葉を胸に一生懸命、悲しみの現実から目をそむけて、ただぐっと耐えて走っている姿に感動したが、ベタベタのNHK的大河の王道すぎる展開で、これ大丈夫なのだろうか??と密かに危惧する自分がいる・・・。
人間味のある若き日の西郷隆盛、勢いで行動していく真っ正直な生き方が大好きです。次第に藩政や幕府、日本の取るべき道へと深く関わっていきますが、彼の心の根底には変わらぬ熱い思いが磐石の如く存在し続けているところが良いです。一貫して人の生活と命を大切にする彼の生き方に共感を覚えました。
演出面での話しですが、あまりに暗過ぎて画面が真っ暗、何をしているのか目をこらしても分らないシーンがありました。夜だからといって本当に真っ暗にしてしまうというのは、さすがに視る側としては不便です。
普段はあまり歴史物は見ないのですが、西郷どんはたんに歴史的な側面だけでなく人間的な側面がよく描かれていて本当に面白いです。
特に西郷さんの周囲の女性とのからみは、西郷さんの「人間らしさ」をあらわすのにとてもいいアクセントになっています。
これまではまだ若い西郷どんとその周囲のお話でしたが、これからいよいよ斉彬さまが死去し、幕末、開国にむけての第2シーズンへ突入していくので、
ますます目の離せない展開が予想されて本当に楽しみです。
史実に基づいて作られるドラマだから仕方ないことですが、愛着が湧いてきた頃に登場人物が亡くなってしまうのが、毎回切なくて寂しいです。今回の斉彬と家定も、臨終のシーンをやらずにあまりにあっけない最期だったのが逆にリアルで、人の命の儚さを強く感じました。
いよいよ教科書や歴史本に書かれている、いわゆる史実的な出来事に関する話が始まったなという感じがします。
いつも本気で物事にぶつかっていく男らしさ溢れる、鈴木亮平さん演じる吉之助ですが、佐野史郎さん演じる井伊直弼と対面した時のお互いの空気感・緊張感が、臨場感ただよう迫力があって、とても引き込まれるものがありました。
これから、井伊直弼暗殺事件にどう西郷どんがからんでいくのか楽しみです。佐野史郎さんがどれだけ存在感をだせるかで違ってくるんでしょうね。
彦根藩と薩摩藩の確執が露わになった。慶喜が刺客に狙われ吉之助の命を張った行動に公方になろうと決心したあの時の松田翔太を今回で初めて好きになった(笑)
篤姫と家定の掛け合いは実に楽しくいつも引き込まれる。さらに本寿院と篤姫が今後どう掛け合っていくかも興味がわく。直弼と吉之助が今後どう対峙していくか
目が離せない。