もみ消して冬 ～わが家の問題なかったことに～

真面目すぎる後輩といった役柄が本人のキャラと見事にマッチしていと思います。
少し間抜けなとこもあるけど実直で優しい役柄が、ドラマのなかで癒しを与えていたと思います。
先輩を慕うナイスガイの小瀧望くんは、とてもかっこ良かったです。

正直初めは、あまりにわざとらしくピシッとしたキャラクター・演技に、少し違和感を覚えていました。
しかし、回を増すごとに、むしろこのドラマの特性として、尾関のようなキャラクターは必要なのだと感じられました。

ビジュアルが最高でした。高身長でスーツ、SITの制服なに着ても様になりました。頭が良いのか馬鹿なのか不思議なキャラでしたが、とても素晴らしい演技でした。普段は関西弁な小瀧さんですが、ドラマではとても自然な標準語でした。

職場の先輩の北沢秀作を慕う姿がとても微笑ましく思い自分の後輩にも実際にあんな子がいたらいいなと思えるほどです。
真面目な顔しながらも結構面白い事を言うのでそのギャップも楽しんでいます。
秀作の姉の知晶へ恋している姿、知晶からポイントを貰おうとするひたむきな姿もまっすぐなので応援したくなります。

真面目な顔で知晶さんからチョコレートは預かっていませんかと聞いているのがおかしくてたまりませんでした。話し方も上手で動きが素早くて本当にSITっぽい感じがしていたのに勘違いを指摘されても突き進むギャップがかなりいいです。

山田涼介さんと同じジャニーズの後輩と言う事で、どう絡んでくるのか期待して居ましたが、思ったほどではないなというのが正直な感想です。小瀧さん自身憧れる山田さんと一緒だからなのか、実力不足なのかはわかりませんが、芝居に固さが否めず、見ていて苦しいです。

かわいい後輩キャラなのに、交渉術を教わりにきた先輩を結局は手のひらで転がしてしまうところが似合っていると思います。4話で酔っ払った知晶からほっぺにキスされた時の驚いて固まった表情も良かったし、そこから発展するのか気になります。

ずいぶんと顔がきれいで器用な演技をする方だなと思ったら、やはりジャニーズの方でした。若手らしくフレッシュで、主演を上手に引き立てつつ、自分のチャーミングなところも存分に残せていて、とても好感の持てる演技でした。

様々な俳優さんたちと演技をしている空間で不思議と自分のペースに持ち込むことが上手な人なのかなという印象を受けるくらい、1話目からキャラが確立された役をしっかりと演じていて凄いなと思わず感心してしまいました。

ただ演技が下手なのか、そういう役なのかイマイチわかりにくかったです。