アンナチュラル

石原さとみさんの食べてるシーンが、印象的。女優さん特有のチョボチョボ食べるのではなく、パクパクと美味しそうに食べていて、好感が持てた。

キンキンした声を張り上げる芝居が苦手であまり好きな女優さんではなかったんですが、今回のミコト役で見直しました。落ち着きや優しさ、どこか哀しげな雰囲気を醸し出す繊細な演技が出来る方だったんですね。滑舌が良いので難しい医療用語も聞き取りやすいし、解剖しながらのやりとりや手つきが自然で、ご遺体の映像がはっきり映らなくてもちゃんとリアリティのあるシーンになっていたのも良かったです。石原さんの代表作になったんじゃないかなというくらい、個人的に好きな役でした。

シビアで真面目な感じの役柄かと思いきや、チョットした面白い発言や可愛い部分が石原さとみさん自身に合っていて、とても素敵で毎週引き込まれます。メイクもいつもより薄付きなのが同世代としてはタメになるし、トータル面で毎週見所が沢山あります。

正直な所、主役がこの方でなければもっとドラマを楽しめたかなと...
本当に自分本位なのですが。
ドラマの内容、世界観がいいだけにそこだけが何か自分の中に腑に落ちない所がありました。
まあ言ってしまえば自分的にこの方は、あまり好みではないので。

9話で「犯人を今度こそ見つけましょう」と中堂を真っ直ぐ見つめるシーンが印象的でした。低く落ち着いた声と強い意志を感じる眼差しが、中堂と一緒に真実を突き止めるというミコトの覚悟を感じさせました。石原さんのクセのないナチュラルな台詞まわしは耳心地が良く、難しい化学式や死因の説明もすんなり耳に入りやすいのも魅力だと思います。

8話で九部と二人でお酒を飲むシーンが印象的でした。ありきたりな慰めの言葉をかけるのではなく「腹立つなあ、六郎の父親」とサバサバとした口調で言い放ったり、「うちの六郎」とポンと肩に手を置く仕草から、人の痛みが分かる優しくて温かいミコトの人柄と、九部をUDIの仲間として頼りにしていることが伝わってきたのが良かったです。

7話でS君にYの死因について語るシーンを観て、やっぱり石原さんって演技が上手いなと改めて感じました。穏やかで落ち着いた口調から法医学者としての知性が感じられますし、強い眼差しと悲しみが滲んだ表情からはいじめへの憤りやS君の心の傷を慮るミコトの優しさも伝わってきました。早口でも滑舌が良いので聞き取りやすいですし、凶器や傷について言及する場面も緩急のある台詞回しで緊張感を出し、単なる説明台詞にしていないところがさすがだと思います。

過去のトラウマに囚われるんじゃなくて、そのトラウマと一緒に行きながらも、どこか生産的なところ（解剖医は未来のための職業等の発言など）が好き。だけどやっぱり人との間に壁があってそれを石原さんがうまく演じていると思う。

人間の死を扱ったお話でシリアスなシーンも多いけど、このドラマでは石原さとみさんの明るい存在感と自然体な演技がお茶目なシーンとのギャップもあってさらに際立っている感じがします。
同僚や家族とのちょっとした掛け合いは、アドリブなのかな？って思うほど自然なシーンが多くて見ていても楽しいです。

6話は東海林と一緒にいるシーンが多く、2人の軽妙なやりとりが沢山観られたのが嬉しかったです。テンポの良い会話と遠慮のない雰囲気が仲の良さを感じさせ、「友達じゃない、ただの同僚」という台詞も本心ではないということがちゃんと伝わってきます。東海林に「ミコトは自分の話を全然しない」と言われた時のハッとした複雑な表情が、彼女が抱える心の傷の深さを感じさせ、印象に残りました。

特殊な職業で難しい役柄だと思いますがそれを感じさせることなく、はっきりとした口調や滑舌の良さで専門用語がたくさん含まれる台詞をスラッと言えるのがすごいと思います。
またシリアスな物語の中でもクスッと笑える演技を見事に表現できていると思います。

ドラマ開始前から、石原さとみが主演するドラマということで期待していましたが、予想以上に面白いドラマです。一話で恋人を亡くした女性にあんぱんを「そんな気分じゃないから、食べるんです」と差し出したり、絶体絶命状況で「明日何食べる？」と聞き、絶望している暇があるなら、美味しいものを食べると言う。超ポジティブなのは、幼少期に一度絶望を味わっていたなのかもしれないが、それでも、胸に心にググッとささります。こんなポジティブな女性になりたいとさえ思います。

5話は倫理観と解剖医としての信念の狭間で揺れる姿が印象的でした。「死んでしまったら何も聞き出せない」という台詞が重く響き、一生消えることのないミコトの心の傷の深さを感じさせました。事情聴取のあと呆然としているシーンも、人が刺される瞬間を目にしたショックや、これで良かったのかという葛藤、鈴木の凶行を止められなかった後悔など、ミコトの様々な感情が伝わる良い表情をしていたと思います。

以前から石原さとみさんのドラマをよく見ていますが以前はどれも似た感じの演技だなと思ってみていましたが最近役に沿った演技をされていてすごく素敵になったなと思っています。
今回のドラマもかなり難しい役になっていると私は思っていますが光の中に影を持っていようなイメージを持たせてくれる演技をしてくれているので見ていて次も見たいと思わせてくれます。
決して明るいだけの女性ではなくそして影があるだけの女性でもない演技がとても魅力的です。

ブリッ子やテンションの高い役も良いですが、こういった落ち着きと知性を感じさせる演技もとても上手いです。4話でご遺族に解剖結果の説明をするシーンで、解剖医として感情はなるべく出さずに淡々と話しつつ、奥さんや息子を見る表情に相手を気遣うミコトの優しさが滲み出ていたのが良かったです。

今までは、きれいとかキュートというイメージで演技力については上手いとか下手とかいう印象はありませんでしたが、このドラマを見て初めて上手いなと思いました。例えば、冷凍車に閉じ込められたときに大きなアクションがなくても目の動きや表情で凍えそうな様子が伝わってきて、こちらまでドキドキしました。身振り手振りがなくても感情が伝わるのがすごいと思いました。

石原さとみさんの出るドラマは、内容が面白いものが多く、今回も期待して見ましたが、やはり面白く、それは役者頼りにならない脚本と、彼女の演技の為だと思います。
今回は解剖医という役柄ですが、正義感あふれる、そして人間味のある役柄をうまく演じていると思いました。
同じ女性が見て、カッコいい！と思えたり、そう思う！と共感できるのは、男女問わず引き付ける、彼女の魅力だと思います。
先日の放送でも、働く女性の辛さにとても共感しました。
また、彼女の髪型や服装もドラマを見る上での楽しみの一つです。
解剖医ということで、白衣を着ているシーンが多いですが、その下に着ている服や、オフシーンでの服、トレンドを押さえつつもラフな雰囲気が参考になります。

石原さとみさんは「若手俳優」のイメージでしたが、いつからか「実力派俳優」として見るようになりました。今回の役では、誰にも解放しきれない気持ちを抱えた重い過去を持つ女性を上手く表現されていると思います。

いつもより低めに作った声、落ち着いた話し方、コミュ力はあるけどどこか陰のある雰囲気…役柄の説明がなくてもミコトがどういう人柄なのかが伝わってくる丁寧な役作りをしていて好感が持てます。滑舌が良いので専門的な長い説明台詞も聞き取りやすいです。医療ドラマなのでメイクが普段よりも薄めですがそれも可愛いですし衣装もお洒落なので、ドラマ同様ファッションも楽しみに見ています。

石原さとみさんのテンションがあまり高くなく、たんたんと話す演技が物語に入り込みやすくとてもいい。また、物事への本質をつく時のセリフの表情や声がせつなく、真実味がこもって、どんどんドラマの中にひきこまれた。

石原さとみさん自体は好きですが、最近の演じているキャラクターなのか、演技力なのか、テンションが高くて可愛い私が全面に出ていて、昔大河ドラマに出てた時の方が演技力があったのにと、思っていました。アンナチュラルは、法医学ドラマが好きなので見始めましたが、石原さとみさんがシリアスな役柄をしており、明るさの中にある陰りを表現していて、ここ最近の演じ方とは違うものを感じ、見ごたえがあります。あざとかわいい部分を捨てて、本当に苦悩してる姿をもっと見せてほしいと思います。

いつもバラエティーで見せるのとは全く違って、クールな印象です。初めは、不真面目な感じの役柄かな、と思っていたら、司法解剖やその為の調査などに向かう姿勢は真っすぐで、入り込むような演技だし、２回目だったと思うのですが、「一度殺された人をまた殺すんですか？」という台詞が良かったです。あんまり期待してなかったのに、今、結構今期のドラマの中でも私には上位に来ています。

恋愛ドラマに出ているときと一味違う一面を見せてくれているような感じがします。お化粧や髪をかまうことなく、仕事に没頭する役を演じていて現実味がある人物を演じていて、生い立ちがとても悲しいのにそれをあまり重く感じさせない演技がまたドラマを気楽に観るせてくれていると思います。

役柄的に少しグロテスクなことをしているような感じに見えるのですが、いつもテレビで見ている通り、素敵な女性感や周りを楽しませるような雰囲気を持っていたり、セリフが自分の言葉として出てきているかのような演技です。

2話で自分の過去とリンクするようなご遺体を前にしても冷静に仕事をこなす落ち着いた表情が良かったです。死因を究明するためには感情を爆発させたり命がけで必死になるのに、自分の過去の話になると途端に表情が消えて暗い陰を感じさせるところも、ミコトの心の傷の深さを思わせて上手いです。

今迄はとにかくかわいいと言う印象でした。今回テキパキとした動きと思慮深い表情でドラマの中にグイグイ引き込んでくれました。内容が深刻なのにドラマのリズムが良いので見終わってからも小気味良いです。この主人公にこれから何が起こるのか？何が起きていたのか興味を持たせる演技です。

石原さとみさんの出演作を見たのは初めてですが、芯の強さが目つきにすごく表れていて、解剖医という厳しい職場で奮闘する主人公のキャラクターにぴったりだと感じました。泣く被害者に甘い食べ物を勧めたり、騒動の矢面に立って冷静に頭を下げるシーンなどが印象的で、感情を抑えた演技がすばらしかったです。

出演者みなさんとても豪華ですが、やっぱりダントツで華があり目を引く存在。
同性の目線で見てもただただ可愛い。
そして、どの役をやっても同じに見える訳ではなく、ちゃんとそのドラマの役にハマっているので毎回期待して見てしまいます。

人の死と密接に関わる、難しい役柄を演じられていますが、いつものようにとても表情豊かで、サバサバとしていて美しく、どんな役柄でも憧れてしまいます。いろんな人のいろいろな思いが交錯するドラマですが、どの立場の人にも寄り添っている姿が素敵です。

とにかくかわいくて大好きです。監察医として、不自然死してしまった方やその遺族のために走り回って奮闘する姿がとてもかわいらしかったです。明るくキャピキャピした役も好きだけど、少し影のある感じも上手いなと思います。

今までは、すこし媚を売っている印象のあった俳優さんですが、今回の役はサバサバと仕事をこなす「理系女子」で、仕事はできるけれど過去に大きな闇を抱えている、そして恋愛にも器用になれないという役柄はギャップがあって好印象でした。彼女のイメージチェンジに繋がるドラマになると思います。

演技力があり、役になりきれていて良かったです。解剖医として涙を流しながら女性に謝る姿も感情が伝わってきました。他のキャストとのセリフの掛け合いもテンポが良くて、見ていて自然とドラマに引き込まれていきました。

法医学医ということで、固い感じの役かと思っていましたが、仕事には一生懸命な、キャリア・ウーマンという一方で、プライベートは恋人が居て、とても可愛いという、両面が見られ、とても良かったですね。いつもながら、早口のセリフまわしは、さすがでしたね。

以前に心臓外科の研修医の役をやっていたのを思い出しました。忙しすぎるお医者さんの実態がよく表現できていて疲れ切った感じが良かったです。フェミニンな洋服をみんなに突っ込まれて白衣で隠すシーンが可愛らしかったです。

今回は大人っぽい、トーン抑え目の女性を演じていて、違った一面を見た気がしました。
こういう演技もできるんだなと思いました。
毎回、石原さとみのお仕事ドラマを見て思うのですが、
キャリアウーマンには見えない可愛らしい顔立ちなのに、動作にテキパキ感があり、仕事出来る人に見えます。
もちろん演出もあるでしょうが、石原さとみ自身の持ってる部分も多分にあると思います。
もし彼女が普通に会社勤めしてたとしたら、顔立ちの良さを横に置いても、間違いなく仕事出来る人の部類に属してるだろうなと思います。

ドラマとしては、同僚と笑い交じりの会話をしながら死体の解剖をしていることから、感覚がマヒしていることがとても伝わりました。
確かに、毎日の仕事が死体の解剖だと、いちいち深刻な気持ちにはならないかなと思います。
でも、最初の方に「法医学は未来のための仕事」というセリフがあり、
仕事の社会的意味を理解し、信念をもってやっていることも伝わりました。
まだ始まったばかりですが、一話完結ものですし、主役自身も深刻な過去を抱えているようで、
もう少し続けて見てみようかなと思いました。

バイクに乗るときにスカートの下にズボンを履いたのは
女の子より抜け目のない女性、つまり男らしいという表現をするのにはぴったりだと思います。
また、居酒屋で飲む姿は男らしく見えました。
恋愛より仕事という現代の女性の姿をまさに表していると思い、共感します。

ご遺体を前にしてもあっけらかんとした態度だったり、ご遺族に会った後に大笑いをしていたり死に対してドライな役かなと思いきや、死因を明らかにするだけでなく亡くなった方の名誉を回復するために奔走するなど熱い面もあり、そのギャップを生き生きと魅力的に演じていると思います。笑顔にちょっと陰があったり、ふとした表情が意味ありげだったり、「何かあるな」と視聴者に思わせるさりげない表現が上手いですね。

まぁ今回も、安定の石原さとみだな、という感じですが、嫌いではないので良かったです。
ブリブリした役も小憎らしさの中に可愛さがあって好きですが、こういう普通(?)の役も最近多くなりましたね。
彼女の演技はワンパターンだなとは思いますが、表情や話し方のバリエーションが豊富で、その中からのパターン化なので、結果的に役を自分に引き寄せることができてるってことなのでしょう。
この方のドラマは引き込まれることが多いです。相性が良いのかな(*^^*)
くやしいほど可愛いですよねー、石原さとみ。