テセウスの船

演技が表層的で深みがない。怒ったり悲しんだりの演技が、今がんばって演技をしていますっていう顔に見えてしまうので、役に入り込めていないんだと思う。彼には難しすぎる役所だったのではないかと思う。

演技が重い

人を信じたり疑ったり、優しさに触れたり、感情の移り変わりが目まぐるしい主人公の心情を見事に表現していたと思います。特に幸せを噛み締めるシーンや、喜びから涙を流す演技は、見る側としても思わず感情移入してしまう、とても引き込まれる演技でした。

ポンコツ心さんなんて言われていたけど、心のその不器用さや猪突猛進な感じが竹内さんの熱い雰囲気と合っていて良かったと思います。泣くし叫ぶしすぐ感情的になって暴れたりするし、演技が常に全力で観ていて疲れることもあったけど、それがいつも一生懸命で必死な心とリンクしていて「馬鹿だな」と思っていてもつい応援したくなる不思議な魅力を感じました。格好良いヒーローではなかったかもしれないけど、立派な主役だったと思います。

演技が薄っぺらい。役柄が彼には難しかったのでは？

竹内涼真が主演？とはじめはがっかりしてましたが、誰よりもはまり役で、次回がどんどん楽しみになりました。現代にも、田舎にもとけこめるのは、誰の気持ちにも寄り添える賢さと優しさを持ってるからでしょうか。それでいて、押し付けがましい人間くささがないところが素敵です

ネットでは「ポンコツ主人公」とか言われていましたが・・
それだけ竹内涼真さんの演技が上手だったからだと思います。
犯人に振り回されてる時の焦り方や、犯人捜しの熱量など凄かったです。
なによりも「泣き」の演技が自然でした。

嫌いだったけどこのドラマ見て好きになった

焦ったり驚いたり悲しんだりするシリアスな演技が多いので、観ていて落ち着く暇が無いほど感情移入できました。ドラマの回が進んで行く度に演技力が上がっているなと感じます。顔がかっこいいのでそこに注目されがちですが、演技に関しても実力がある俳優さんだと今回のドラマを観て初めて思いました。

竹内くんにドラマの主人公はまだ早かったのかなあ、と言う印象でした。いつも演技が似ていると言うか、役柄は違う人なのに、同じ人に見えてしまいます。特にテセウスの船では憤慨するシーンが多くありますが、叫んだり、物を叩いたりして誤魔化してる感が強く、同じパターンの繰り返しに見えてしまいます。

純粋な感じがよく出ている。

犯罪者の息子と周囲に蔑まれてきた為か、どこか自信なさげな感じだったのが、父親の無実を確信したことで家族を守るという使命感に燃えて猪突猛進な感じになっているように思います。根っからの善良さと、すぐに熱くなる内面は父親譲りでしょうか。タイムスリップした過去では、まだ心のことを知る人は佐野さんとみきおくらいなので、村人に何を言われようが嫌われようがもっと狡猾に行動しても良いように感じます。

みきおにボイスレコーダーを奪われたり、まんまと策にハマって危うく和子を殺されそうになったり、10歳の少年の手のひらで転がされる間抜けなシーンが続きますが、その格好悪さや不器用さも魅力に見えてしまうのが不思議です。頭に血が上って顔が真っ赤になろうと、涙や鼻水で顔が汚れようとお構いなしで、自分を格好良くみせようとはせず、心の感情をストレートにぶつけてくるから観ているこちらにも彼のの思いが真っすぐ届くし、親近感がわいて応援したいという気持ちになれるのだと思います。

難しい役柄だったけど、見事に演じきっていた。
救いがあると思ったのに結局ダメになって絶望して、がむしゃらに走って、泣いて、叫んで。
これほど重いキャラクターを演じた竹内くんは初めてかも。
とにかく熱い演技だった。

上野樹里と夫婦役ですが、弟にしか見えない。

なぜかドラマの中でいつも泣いているシーンが多い気がします。
そういう役柄だから仕方ないのだろうけど、とても頼りなくて、申し訳ないけど視ててイライラしてしまう自分がいます。
もう少ししっかりしてほしいなと毎回思います。

熱くて真っすぐなのは良いけど、犯人の罠にまんまと嵌ったり、自ら怪しまれるような行動を取ってしまうなど思慮の浅い一面もあり、観ていてハラハラさせられますが、そういう欠点も人間味を感じさせて田村心という役に深みとリアリティをもたらしているところが良いと思います。心が由紀にタイムスリップの話を告白するシーンも、竹内さんの誠実そうで爽やかな雰囲気と真っすぐで嘘のない演技のおかげで説得力があって、由紀が心を信じるという展開に違和感がなかったです。

毎回泣きの演技を見せるところがさすがです。この人本当に本気なんだなというのが伝わってきます。ただのイケメン俳優さんじゃないなと今回とドラマをみて感じました。竹内さんの演技が心打たれるからこのドラマにハマっているといっても過言じゃありません。

なんだかいつも涙を流してばかりというイメージですが、心に深い傷を負って育ちながらも本質的に優しい気性の持ち主という感じで、好印象。心の動きがすべて表情に出ていますね。由紀に本当の事というのか心自身の本心をしっかり伝えられて、ちゃんと理解して受け止めてもらえたのは、良かった。

苦悩する人物設定だとは思うが、その表現(演技)がいつも同じなので、結果として心という人物に深みが出ないというか、リアリティに欠ける。焦らすストーリー展開(脚本)と相まって少々イライラさせられる。

演技は上手いが、演じている人物とあまりにもあっていない。表面的な感情を表すことは長けていると思うが、暗い過去を背負う人物の一番大切な内面を演じきれてないと感じる。顔が爽やかだから、陰を感じないのか。せっかくの熱演が空回りし、薄っぺらさを感じてしまう。

ドラマの中では泣くシーンが多く登場するのですが、目を赤くしてポロポロと涙をこぼしていて、とても上手いと思いました。イケメンを封じて、純朴で真っ直ぐに突き進む青年役は、彼のイメージに合っていると思います。ただ、モノローグのナレーションがあっさりしすぎているのでもう少し感情的に語ったほうがいいと思いました。

由紀に初めて「心さん」と呼ばれた時のハッとした表情や、「ネタとして記事にしたい」と言われた時のショックを受けたような複雑そうな顔、「由紀さん」と呼んでしまったあとで「岸田さん」と自分に言い聞かせるように呼び直す姿など、箇所箇所で由紀への想いが滲み出ていて観ていて切なくなります。感情むき出しの熱血芝居が得意な方だと思っていましたが、こういう繊細な感情表現も出来るんだなと嬉しい発見です。

竹内涼真くん 何言ってるか聞きづらいー！！感情も迫力ほしいですー。
樹里ちゃんに引き込まれます。

新しい証言を得るために遺族の集う会に参加しようとしたり、「もう連絡しないで」と言っている鈴に何度も食い下がって説得したり、「ちょっと冷静になりなさいよ」と諭したくなるくらい熱くて真っすぐな姿が家族への深い愛情を感じさせて胸を打ちます。力が入り過ぎていて観ていて疲れることもありますが、その必死さが鈴や由紀の心を動かしたんだろうなと説得力があったところも良かったです。

すごく泣きの演歌が上手だったと思います。構成的には難しそうな話なのに、その場その場で涙を流している顔が心からの涙に見えるほど上手だったと思います。また、楽しそうな自分の家族を見る笑顔がすごく愛おしい感じが伝わってきて、すべてにおいて自然の演技というよりはなりきっていた感じが素晴らしかった。

文吾に真実を告白するシーンがとても良かったです。泣きながら、溢れる感情のままに話す姿が印象的で、気持ちが昂り過ぎて台詞が聞き取りにくい部分もありましたが、そこが逆にリアリティがあって胸を打つものがありました。現代で再び慰霊碑を見つけた時の呆然とした表情も良かったし、ラストの叫び声も心の絶望や「どうして過去を変えられなかったんだろう」というもどかしさ、苛立ちなど様々な感情が伝わってきて観ていて切なくなりました。

爽やかなイケメンですが、最近は男らしさが強くなってきたなと感じていました。このドラマの中で、顔をぐしゃぐしゃにして泣いて訴える場面では、さらに男らしい演技派の俳優さんに成長したなと思いました。笑顔は、相変わらずカッコいいです。

表情がいい。
泣きそうな耐える顔が可哀想で成人してる青年で守って信じたくなる表現があると思う。仮面ライダーから作品重ねる度に上手くなってると思う。

上手いんだけど、もう少し落ち着きがあっても良いかも。限られた時間の中で必死な心の気持ちは分かるけど、演技が常に全力投球過ぎるので心が感情的になって突っ走る無計画で向こう見ずな性格に見えてしまいます。あとこれは脚本のせいもあるけど、わざわざ疑われる言動や行動をして1度ならず2度も警察に捕まる迂闊なところもその印象を助長していて、観ていてちょっとイラっとします。

表情の演技が良い！と素直に思わされる演技だと思います。流行りのイケメン俳優、というくくりにはおさまらないのでは？とも感じました。特に、第2話の終盤、実は自分の父である佐野文吾から心さんを信じる、と言われた場面、自然と両目に涙がこみあげてくる様子がとても良かったです。ぶわーっと号泣するのではなく、胸から込み上げてくる感じがよくあらわれていました。

父親が無実なのかどうかを確かめるために、タイムスリップしてしまい、タイムスリップした瞬間の驚いた表情や子どもが生まれた時の嬉しさ、妻を失った悲しさ色んな感情を顔や声や身振りなどで表すのがとても上手で見入ってしまった。

難しい役どころにも関わらず感情を込めてよく演じていてとても心が動かされました。このドラマを乗り越えたら演技派になりそうですね。雪のなかとか過酷なシーンが多いので大変そうですが、頑張ってほしいです。2020年に戻って父親をちゃんとしている様子もみたいです。

テセウスの船でもタイムパラドックスということがあり、つくづくタイムパラドックス系の作品に縁のある俳優さんだなと思いました。演技はとても美に迫るようで、長くタイムパラドクス系をやっているということもあってすごくすんなりと過去に戻った印象でした。

いかにも「不幸な人生歩んできました」みたいなあからさまな暗さはないのに、由紀と一緒にいる時の幸せを噛み締める表情や過去の佐野に出会った時の強い憎しみや怒りが込められた鋭い眼差しから、心の辛い過去が伝わってくるところが良かったです。佐野を助けるシーンで見せた必死さや「生きていて欲しいんだ」と叫ぶ熱さが見た目の爽やかさとギャップがあり、「過去を変えたい」という心の覚悟の強さがより際立って見えたのも良かったです。

まっすぐな演技をする人だと思います。
タイムスリップした後に、父親に見せる憎しみの表情が、とても印象的でした。
それだけで、加害者家族として、今までどれだけ辛い思いをして生きてきたのか、強く伝わってきました。

正直、竹内涼真さんは『顔』だけかと思って今まで演技には集中してみていませんでした。
今回じっくりと見て、思っていたよりも上手いな、と思いました。
特に今回泣きのシーンが沢山ありましたが、目を真っ赤にして本当に泣いている感じで、「切ない感」が伝わってきました。