ドクターＸ～外科医・大門未知子～ 第6シリーズ

俳優さんは嫌いではないですが、キャラクターとしては鬱陶しくて邪魔だと思ってしまいました。ヒラに落ちてもちょこちょこ首を突っ込み蛭間のパシリしかしない感じに加え、加地、原両名への上から目線はそれまでの立場もあるからと言えばそうなんですが、ぶっちゃけ必要なくない？と思ってしまいました。現在5話まで視聴済みですが、この調子で最終回まで行くならいる意味あった？といったところです。

最近コメディづいてるエンケンさんにはちょっと疑問だけど、俳優さんとしての芸の幅が大きくてすばらしいです。
怖い顔の人が面白いことをやるというのは、最初はいいけど続くと飽きちゃうんだよね。
昔のギラギラした凄みのある怖い演技を視たいな。

今シリーズではヒラ扱いになってしまいましたが、役職がなくなった分、立場関係なくあちこち顔を突っ込んだりバイトしたり、これまでより生き生きと楽しそうな姿がたくさん見られたのが良かったです。お笑い担当のようになってしまい、扱いが勿体ないなと感じることもありましたが、台詞の間といい恍けた表情といい西田さんとのコミカルなやりとりが絶妙で「このためにドラマを観ている」と言っても良いくらい毎週楽しみにしていました。歌舞伎メイクのインパクトが強くていまだに脳裏に焼き付いています。

今シリーズは、徹底したお笑い的存在だったので、「ガンなんだ」と思いっきり落ち込んでいる姿は気の毒な感じだったけど、やっぱりというか結局は何事もなくて良かった。でも普段おちゃらけてる人ほど、病気になると落ち込みぶりも激しいですね。良い人キャラだし、もっとドクターとしての見せ場も欲しかったかんじ。

強面なのにいつもにこにこしてるというギャップが良い！大型犬がじゃれついて、尻尾をぶんぶん振っているようなイメージで、とにかく見るたびににやけるし、癒されるし、あんなに怖い顔つきなのになぜか可愛いなーと思ってしまう。

どんどん「小者感」が増していますが、可愛いですよね。
蛭間病院長や他の医者達にいじめられて切ないお顔にみんな母性本能をくすぐられ胸キュンです。
でもどんなに邪険にされてもくじけないし、今やドクターXには欠かせないです！

ずっと観ているシリーズで、これまではいい味を出していたと思うのに、今回はどうしてしまったの？？とビックリするくらい痛い演技で、とっても残念な印象です。浅草でのアルバイトなどからすると、今回はお笑い担当になっているのだなとは思いますが、演技は上手い役者さんだけに、本気の痛い演技は観ていてなんか笑えない…です。

とにかくウザイ。必要の無い役柄。視聴率低下の最大の要因。

遠藤憲一さんは西田敏行さんとのコンビがどハマりで、毎回の2人のやりとりがとても楽しいですね。別のドラマでは同じ政治家として対決する役柄のものがありましたが、そのドラマを思い出しながら見ています、院長からヒラに格下げになっても笑顔で働くエビナさんが大好きです。

あんな濃い歌舞伎メイクを施していてもすぐに海老名先生だと分かっちゃう顔の濃さが面白かったです。しかもめっちゃ似合ってる！スーツ着て走りながらメイクを落とす姿はシュールで、いつも一生懸命なんだけど何やっても残念で笑えるところがキャラとして定着していますね。見た目とギャップのある親しげで優しい話し方も可愛くて好きです。

ちょっと痛々しいような情けなさのある演技が、とても上手い人ですね。医局でも部長待遇から平に落とされたのに明るく頑張ってるとか、健気だわ。蛭間院長の犬みたいに言われるままに走り回ってて、ちょっとうまいことやって褒められてワインを飲んでる姿がいじらしかった。。。

空気を全く読めてない言動が可愛くて憎めない。感情に素直で、完全に他の人からうざいと思われてそうで、存在感なくて空気にもなってるか怪しい所だが、純粋な感じが良いスパイスになっていると思う。ただこういう人が実際職場にいると、ちょっと気に障るだろうな。

これまでのシリーズよりさらにダメキャラになってて出番は多いけど扱いが軽くなってるのが勿体ないですね。でも演技はさすが！見た目は迫力のある強面だしキャリアをそこそこ積んでいるであろう年齢なのに、「執刀医です」と紹介された時にこんなにも不安しか感じないのは遠藤さんの表現力の賜物だと思います。小声になったり目が泳いだり俯きがちになったり、背中が丸くなっていたり、自信の無さが全身から醸し出されていて、だからこそ途中から颯爽と手術室に入ってくる大門の格好良さがより際立つのだと思います。

売れっ子の遠藤憲一さんが、平の外科医局員という地位同様にメインストーリーに絡まないギャグメインのキャラクターになっていることが少し残念です。（以前のシリーズでは未知子に助けてもらう設定で絡んでいましたから。）他の仕事が忙しいことを考慮して演技の負担を軽くしたのかと思うほど、チョイ役に近くなっています。蛭間病院長との絡みでは活躍していますが、蛭間病院長もこのシリーズでは重要な役ではない様子なので、最終回までお笑い担当で終わるのかも、という感じですね。

今作は今までにも増しておバカキャラが際立っています。以前はもっとシリアスで真面目な部分も多かったと思いますが、今作の振り切ったキャラはとても良いです！ヘラヘラした笑顔でフニャフニャと手を挙げて「チェンジ＆チャレンジ」をいう姿も健在で、ドラマの中では癒し的・愛されキャラを確立されたと思っています。

蛭間院長に満面の笑みで「ネバーギブアップ」と拳を掲げる姿、絶妙にイラっとさせてくれて笑えました。無邪気な笑顔や口調から海老名の人の良さが滲み出ていて、空気が読めない行動や言動にも悪気がないと伝わってくるところも魅力ですね。嬉しい時は声がめっちゃ大きくなったり、へこんでる時はあからさまに小さな囁き声になったり、喜怒哀楽が子供みたいに分かりやすいところも海老名のチャーミングさにつながっていると思います。

台本かアドリブが分からない蛭間院長との絶妙な掛け合いが最高ですね。院長の復帰祝いなのにヘラヘラ笑って遅刻してきたり、狭い隙間に無理やり割って入ろうとしたり、海老名の空気読めないキャラを台詞だけでなくちゃんと芝居で見せてくれるところもさすがです。こういう人、実際に同僚にいたらイライラするかもしれないけど、酔っぱらって大はしゃぎする姿とか、めちゃくちゃ無邪気で楽しそうな笑顔を見ると何故か憎めなくて可愛らしく見えてきて、エンケンさんにしか出来ない良いキャラに仕上がっているなあと毎回感心しながら楽しませてもらってます。

強面の遠藤憲一さんが、この海老名役の時は不思議とひたむきな子犬みたいに感じてしまいます。決して医者としての腕はいいわけではないが、蛭間に忠実で心根が優しく、つい応援したくなります。遠藤さんの演技の幅の広さを改めて感じました。

エンケンさんは海老名先生の時が一番可愛いですね。本当に何やっても可愛くてキュンとしちゃうくらいです。そして抜群に面白いです。蛭間院長との掛け合いも最高ですよね。６シリーズでは突然平の医者になるという展開には驚きましたが、研修医みたいな服装もなかなか似合ってました。

部長職を解かれてからすっかりお笑いキャラみたいになってますけど、人柄の良さがにじみ出てて、いい味出されてますね。賑やかし役ばかりじゃなくて、海老名先生にも手術で活躍する見せ場を作ってあげてほしいです。ミチコにいつも顔怖いと言われて確かに顔は怖いけど、憂いを秘めたような目でじーっと見つめる様子は、とても忠実な強面の大型犬みたい。

ヒラになってからますますチャーミングさに磨きがかかっていますね。下っ端がやるような仕事でもニコニコ楽しそうにやっていて、くさらず自分に出来ることをやる姿は格好良いです。ヒラなのにカンファレンスで1人だけ大声で「御意！」と言ってしまったり、立場を忘れて潮を励ましてしまったり、優しい良い人なんだけどイマイチ空気が読めなくて残念な感じが面白くて好きです。

エンケンさ～ん♡このドラマが大ブレイクのきっかけですよね。
院長の理不尽に捨てられた子犬のような困り顔（母性本能くすぐりまくり）。「チェンジ＆ゴー！」の時のおバカな笑顔と仕草。すっばらしいです！
今回、教授からヒラに落とされてしまいましたが、蛭間が逮捕されたので多少は出世させてあげて欲しいです。

どんどんキャラクターが進化というか変化していってる感じ。ちょっとやりすぎ感はありますけど、登場人物の一人としては最高に面白い役柄ですね。ヘタな芸人よりもお笑いセンスは良さそう。未知子には好意的な立場ですけど、今回は海老名先生の手術シーンもあればいいなと思います。外科医なのにいつも外野でワーワー賑やかしやってるだけだと可哀想。

ウインクした大門を見て可愛いとはしゃいだり、降格させられても「ずっといるよ、よろしくね」と無邪気に自己紹介したり、チャーミングな口調・仕草と長身強面の見た目のギャップが凄くてキャラクターとして面白くてとても印象に残ります。ユースケさんをはじめ、新キャストの皆さんが濃い上に大門と対立する曲者揃いなので、彼女に友好的でほんわか天然な海老名先生の存在は笑いだけでなくホッと一息つける、緩衝材のような役割も担っていると思います。