リーガルＶ～元弁護士・小島遊翔子～

最終回で小鳥遊にじゃれつかれるシーンが印象的でした。付き合っていた頃と変わらないような、一緒にいた白鳥が入り込めない二人だけの空気感があり、とてもリラックスした晴れ晴れとした良い表情をしていて、海崎の素の部分が垣間見れたのが良かったです。いつもの何か企んでいるような皮肉めいた笑みではなく、柔らかく優しい笑顔を浮かべていたのも小鳥遊への想いが感じられてキュンとしました。

野心を秘めた不敵な笑みが格好良いです。爽やかなイケメンが悪い顔をするとそのギャップでより色気が増して魅力的に見えます。目的を果たすために白鳥の自分への好意を利用するところも、彼女がノーとは言わないと確信しているような自信と余裕たっぷりの表情をしていて、海崎のしたたかな一面を感じさせて良かったと思います。

影のある悪役っぽい雰囲気がとても味が出ていて良いです。米倉さんとの対決がなかなか見ごたえがあります。クールでかつブラックな部分がセリフのない時に醸し出している雰囲気から怖さが感じられて演技が見ごたえがあり、存在感があり良いと思います。

単純に悪辣な弁護士事務所側にいる主人公の元カレで、敏腕弁護士というだけでなく、実は秘書の女性となにやら企んでいるような、喰えない男がとても似合っています。そもそも理知的な感じがする向井さんですが、どこか意地の悪い感じも出せるので、幅の広い芝居ができる役者だなと感じます。このドラマでも、もしかしたら最後にはどんでん返しを見せる匂いがしますし、役柄にリアルな印象を与えられる人だなと思います。

仕事が出来てクールで頭が切れて、、向井さんのイメージそのもので役に合っていると思います。7話で青島に小鳥遊は君の手には負えないと言うシーンでは大人の男の余裕も感じられてカッコ良かったです。相田に土下座を強要する白鳥の迫力に驚いてちょっと引いてる姿がお茶目で、海崎の人間味が感じられたのも良かったです。

見た目通りのクールなイケメンキャラがハマり役だと思います。でも、陰でコソコソと裏工作を繰り返して、何とか翔子を陥れようとする性格の悪さも顔ににじみ出ているような感じがします。たまにものすごく悔しがったり、驚いたりしてポーカーフェイスを崩すと、ちょっとドキッとしてしまいます。

スーツが良く似合い法廷に立つシーンが堂々と様になっていて、敏腕弁護士という説得力があります。答弁も台詞を丸暗記というのではなく、言葉一つ一つをちゃんと理解して口にしているのが伝わり、海崎の地頭の良さが感じられるところも良いですね。小鳥遊と対峙する際に漂うピリっとした緊張感も2人の訳ありな過去を匂わせていて上手いです。

スラッと背が高くて長い足にスーツ姿がよく映え、ただ立っているだけで絵になってカッコ良いです。長身＋ヒールの菜々緒さんと並んでも見劣りしません。ポーカーフェイスのクールな態度と冷たい口調が、何を考えているのか分からない海崎のミステリアスさを演出していて、出番は多くないけどとても印象に残ります。

クールな役どころで、あまり多くは語りませんがそこがまたかっこよさをかもし出しています。かげのある役なのであまり笑ったりすることがないのですが、たまに見せるふとした瞬間が素敵です。スーツをびしっと着こなし、秀才感や仕事ができる感じが出ているのですが、最終的には相手に負かされる役どころがまた良いと思います。

冷たくてクールな人物をやらせたらこの人しかいないというぐらい、似合いすぎです。ガラス越しのあの冷たい目をみるとぞっとします。
昔　小鳥遊に裁判で痛い目にあったのでしょうね。追い込みかけるはずが、追い込まれても高笑いする余裕が好きです。

どこかで見たような役どころだなと思わなくもないですが、こういう「賢い人」という設定の役が本当に似合いますね。落ち着きのある語り口やキリッと引き締まった真剣な表情から海崎の知的さが滲み出ています。いつも冷静なのに小鳥遊の名前を口にした途端カッと目つきが変わったのが印象的で、「この二人、何かあるな」と今後の展開が楽しみになりました。