不能犯

沢尻エリカさんはこの役にハマっていたと思います。熱血な真面目、ブレない軸のようなものを持っていて正義感あふれる刑事ですが、ちょっとおっちょこちょいというか、隙がある感じがすごくかわいく感じました。原作は男性の多田刑事ですが、性別をかえてまで沢尻エリカさんを抜擢したことは大正解だったと思いました。

デビュー当時から観ていて、どんどん綺麗で味のある女優さんになっていますね。どんな役でも上手くこなすところが素晴らしい。今回のような役は少ないと思って観ていましたが、どちらかと言うと正統派な役より悪女的な方が引き込まれます。

刑事役をしているのを観るのが初めてということもあってとても新鮮でした。仕事のできるカッコいい女性というイメージに沿って声を低めにしてみたりキリっとした表情をしたりと、役柄のイメージをしっかりと掴んでいるという印象を持ちました。また、犯人に飛び掛かるなどど派手なアクションをしているところにも目を奪われてしまいました。