4分間のマリーゴールド

やはり運命には抗えないのか…と思いかけていたけれど、目を覚ました瞬間の感動は大きかったね！そして、ウエディングドレスが天女と見まがうほどの美しさ。裏で廉が泣いていたのもウケたけど、まさかのハッピーエンドに晴れやかな笑顔。そして、娘まで…！このスピード感に負けない美しさと穏やかさのバランスが物語の安定感に繋がったと思う。

素直に、可愛いなあと思った。髪型が変わって前髪ができていて、メイクもナチュラルで、優しく可愛い雰囲気が出ていて、役に合っていると思った。感情的になって泣くシーンでも、強さが出ることなく、か弱い女の子感が出ていて、こんな演技もできるんだなあと意外だった。

最初はどうしても「わざとチークを濃くして可愛く見せているな」って思えて仕方がなかったですが、途中から段々と本当に可愛らしく見えてきました。
沙羅＝菜々緒さん、と思える様になってから話がスッと入ってきたと思います。
新しい菜々緒が見られて良かったです。

「悪女からのイメチェン」、「こっち路線の役もできるよー」という事務所からのメッセージが感じられて、物語に入っていけない。演技うんぬんではなく。それが残念。スタイルもよく、兄弟たちとのバランスもいいんだけど、もうちょっと悪女でいてほしかった。

普通なら幸せの絶頂！という心境なんだろうけど、まるで運命に向かい合うような健気さは涙が出そうになるよ。何かを残そうとコツコツ絵を描き続けたり、周囲の皆に気を使わせないようにする場面を垣間見ると切なくなってしまうよ…

沙羅の誰にでも優しく接する、だけど自分を主張しない人物像を菜々緒さんは言葉だけでなく、表情や目線でお芝居しててとても自然で良いと感じました。お母さんに自分が死ぬことを、伝えられない演技はぐっときて泣いてしまいました。

家族から恋人への愛情の変化がよく表現できてると思う。
弟を常に見守り励まし支えている優しい姉から、弱い部分をさらけ出し守ってあげたくなるような可愛らしい女の子に変わっていくところ、キュンキュンした。
ただちょっと設定の年齢のわりには幼さが出すぎてるかなぁと思った。

自分の運命を受け止めながら周囲を動揺させないように行動する姿はとにかく健気で見ていて胸が締め付けられるよね。何とかして運命を逃れて助かってほしいけど、誰にもその方法は分からない。必死にそれを模索する様子は何とも言えずもどかしい。

どうしても悪役系が多いイメージなので、柔らかい役はあまり役柄に入り切れていないように見えます。なのでほんわかとしたイメージのこのドラマにはあまり馴染めていないと思いました。主役で演じるのであれば、バリバリのキャリアウーマンであったり、もしくは他の主役の可愛らしい人の助演女優としての方が、活躍の幅が広がると思います。

どちらかというと冴えない感じの、バッチリメイクでもなく、髪も服装も地味でダサい感じなのに、わりと自然に役作り出来ていて、なかなか女優らしくなってきたかなぁと思います。気が強い、悪女のような役も似合っていましたが、意外に難しいと思う、こういう地味な感じの役もできるんだなと見直した感じです。

自らの運命を知りながら、みことに対しても｢色々なものが視えて怖かったね｣と気遣いを見せるところが何とも言えず健気だったよね。押し入れに隠れて話を聞いていた場面はこちらまで心臓が止まるような感覚だったよ。

菜々緒は今まで悪女や強い女性の役回りが多かったですが、最近は少しずつ丸みを帯びてきて、今回のような余命わずかという難しくて繊細な役も上手にこなすようになってきたなと思います。身長や顔つきなどのビジュアル面でも、福士蒼汰との相性抜群だと思います。

こんな菜々緒は初めて見ました。ナチュラルメイクのかわいらしい女性の姿。事前情報なしにドラマを見始めたのですが、この女優かわいいなー、菜々緒に似てるけど誰だろう？と、まさか本人だとは思いもしませんでした。普段の菜々緒よりも好きです。

普段は何気なく接してる弟のみことに告白してしまうシーンは早くも波乱の予感！なんだか自分に告白されているような錯覚に陥って正直堪らなかったよ…。その前段で海外に行こうか本気で考えているふりもみことの反応を見るためだったなんて、いじらしすぎる。

こんなに可愛い菜々緒さんを見られるとは驚きです。メイクも優しい感じにしているし、改めて優雅な美人なんだなと感動させられました。みことに秘めた思いを告げた雨のシーンは、見ていて男でも胸がキュンとしました。姉なのか、ひとりの女性なのか、その微妙なバランスのところをうまく演じていたと思います。

清楚な役が意外だなと思っていましたが、最近は脱悪女を目指しているのかな？でも、みことを支える義理の姉として無邪気な笑顔や柔らかい雰囲気がうまく表現できていると思います。時々セリフが棒読みっぽい感じもありますが･･･。

みことへの気持ちが全然伝わってこないのは何でだろう。告白してもキュンって気持ちにさせられなくてすごく残念。クールでかっこいいイメージがここまでついていると、違う雰囲気を演じるのって難しいのかもね。でも、みことへの気持ちくらいはもう少し丁寧に演じて欲しかったな。

演技的には悪くは無いんだけど、どうもピュアな役が似合わなさ過ぎ。この人は意地悪役やプライド高い系の役がハマる人だから、化粧も薄めで役的にも可愛すぎる。新境地開拓かもしれないけど、ホットパンツとかは攻めてるけど役に似合わない。あと、一話でお姉さんが弟にいい歳して抱きつくとかないなと。まあその後恋愛感情があるのが分かったから納得しましたが。

これまでの、派手さ、わがままな強い女という印象を払拭し、線の細い（実際にスレンダーだが）、細やかで実直な女性を演じている。
オーラが消えてしまった彼女の役は、どこにでもいそうでいて、それでも主人公を強く惹きつける清楚さが美しく、新たな魅力になっている。
全身の動きが少なく声もいまいちはっきりしない場面があるので、あくまで顔の表情からくる印象に限られるが、ドラマの一番の魅力であることは確かだ。

下世話な話だけど、こんなにきれいで気立ての良い姉がいたら変な気持ちになっちゃうのは男なら分かるよね？なんて言いつつ、死の予兆を感じたみことの想いに気付かずいつもどおりの態度にはこちらまで胸が締め付けられそうだ。

菜々緒さんが原作の漫画の沙羅さん役を演じる事を知った時は、正直イメージと合わないので大丈夫かなと思いました。強い女や悪女のイメージの菜々緒さんでしたが、ドラマを観てみるとちゃんと普通にいる優しい女性を演じていました。トレードマークのワンレングスのロングヘアーの前髪を切ってまで役に挑んだようで、メイクも服もナチュラル系で外見をここまで変えると、女性はイメージチェンジできるんだなと思わされました。笑顔も可愛いかったです。

今のところ、まだ「優しい義姉」の感じがはっきりと出来ていないです。
普通の「お姉さん」と変わりないような。。
ただサラッと沙羅が好きなみことに「一番みことの事をみているのは私だよ」と言ってしまう天然さは感じます。
ドラマが進むに連れてどうしてみことが惹かれたのか分かると良いです。

清楚な役の菜々緒さんを初めてみたように思います。美脚見せも控えめで、1年後に亡くなる沙羅のはかなさがまだ似合わないようにも感じますが、長い黒髪、卵型の顔は清楚要素ですね。物言いも優しげでみこととのシーンも良かったです。