『ノーサイド・ゲーム』での上川隆也 (滝川桂一郎役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
上川隆也 (滝川桂一郎役) は 「2019年7月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
とにかく素晴らしい
耳心地の良い落ち着いた声や聞き取りやすい台詞まわし、スーツの着こなし、飲みの席や打ちっぱなしでのスマートな身のこなし、見た目ではっきり分かる表現力・演技力の高さも相変わらず素晴らしかったのですが、今回はそれに加えて醸し出すオーラやパワーにも圧倒されました。登場するだけでその場の空気を一変させる存在感と「邪魔立てさせない」「必ず目的を果たす」という強い執念を感じさせるエネルギーが凄まじかったです。バラエティーなどで見る上川さんは謙虚で穏やかな方なのに、どうしてあんな空気を纏うことが出来るんだろうと驚かされました。
常務の座を追われてからの憑きものが落ちたような穏やかな表情が印象的でした。出世に対する執着やギラつきが消えて、君嶋と話す時の口調も以前より距離が近いというか、同じ目線で話しているように見え、カザマの不正を完璧に調べて暴いた君嶋に対するリスペクトが感じられたのも良かったです。詳しい説明台詞がなくても滝川の心境の変化がしっかり伝わる、丁寧で繊細な演技だったと思います。
嫌味な口調や野心溢れる鋭い眼差しがエリートというより、泥水啜って根性でのし上がってきたようなギラつきと執念深さを感じさせるなあと思っていましたが、8話で学生時代の回想シーンを見て自分の印象は間違っていなかったんだなと確信しました。台詞にはなくても表情や醸し出す雰囲気で滝川のこれまでの生き方まで表現してしまうなんて本当に凄いです。
あまり悪役や企む役をしない上川隆也が今回のノーサイドでは違った一面を見せているように思い新鮮な感じがします。穏やかな表情が多い俳優さんですが過去のトラウマに縛られて反撃していく様を上手に演技しているところはさすがたなと思います。
風間に「対等な関係でいこう」と言いつつも、社長室に案内された時に無断で風間の椅子に座ったり、ゴルフをプレイする彼を全く見ていなかったり、小馬鹿にしているようにも見える視線を向けたり、表情や態度の端々に風間を「利用出来る駒」としか見ていない感じが滲み出ているところが良かったです。スリーピースでゴルフをする姿もめちゃくちゃ格好良かったです。
2位になったアストロズを称える拍手がめちゃくちゃ嫌味ったらしくて良かったです。手の位置や広い部屋に響く乾いた音、小馬鹿にするようなゆっくりとした叩き方が滝川の苛立ちやラグビー部への敵意を感じさせました。ただ手を叩くだけなのにこれだけ感情が伝わってくるなんて凄いです。
表情や抑揚がなく、感情のこもらない感じが他の役者の演技と被らなくて識別しやすい。
高めの声や抑揚のない話し方、表情はあまり変わらないのに目だけはギラギラ野心に満ちたように鋭くて、出番はそれほど多くはないのに、滝川のしたたかさと目的のためなら手段を選ばない冷酷さがしっかり伝わってくる演技が素晴らしいです。会議でただ座って君嶋の話を聞いているだけのシーンでも、全身から敵役としての迫力と圧が感じられるところも凄いなあと圧倒されます。
あのいい声で冷酷な悪役をやられるとちょっとドキドキしてしまいした。嫌な奴なんだけど、M心が刺激されてもっと冷たいことを言ってほしくなってしまいます。感情を出すことなく冷酷な言葉や判断をしていく滝川常務が、この先感情があらわになるような展開も期待しちゃいます。
本心が読み取れない表情が怖いです。怒っているわけでもなく、何ならちょっと微笑みを浮かべているように見えるくらいなんだけど、どうとでも取れそうな絶妙な表情で感情がよく分からないところが滝川の手強さを感じさせて上手いです。会議で君嶋の「目標は優勝」という言葉に一同がざわめいて嘲笑するのに、一人だけ何か思案しているような表情を浮かべて不穏な空気を醸し出していたのも敵役らしさがあって良かったと思います。
セリフの言い方が丁寧で、きちんと耳に入ってくる印象の演技です。言葉が聞き取りやすいのに、大泉洋さんとの絡みでは感情も上手く表現されていました。演出の狙い通りにドラマを観ている人は、ハマりすぎていて上川隆也さんに怒りを覚えてしまうのではないでしょうか。
腹黒、かなり悪そうな雰囲気はものすごかったです。 今後主人公と何度も何度もバトルが繰り広げられ、主人公は社長になりそうなこの人の言動を食い止めるべく、頑張るんでしょうが、この人も絶対に引き下がる事は無いはずなんで、そんな恐ろしい戦いを目の当たりに出来るかと思うとゾクゾクします。
前クールで演じていた紳士的な完璧執事とは全く違う人物を作り上げていて、その演技力の高さに改めて驚かされました。いつもより高めに作った柔らかめの声が滝川の嫌味さや狡猾さを際立たせていて、笑顔でも目が笑っていなかったり、静か動かで言えば静の演技なんだけど、敵役としての圧と迫力があって素晴らしかったと思います。
とにかく素晴らしい
耳心地の良い落ち着いた声や聞き取りやすい台詞まわし、スーツの着こなし、飲みの席や打ちっぱなしでのスマートな身のこなし、見た目ではっきり分かる表現力・演技力の高さも相変わらず素晴らしかったのですが、今回はそれに加えて醸し出すオーラやパワーにも圧倒されました。登場するだけでその場の空気を一変させる存在感と「邪魔立てさせない」「必ず目的を果たす」という強い執念を感じさせるエネルギーが凄まじかったです。バラエティーなどで見る上川さんは謙虚で穏やかな方なのに、どうしてあんな空気を纏うことが出来るんだろうと驚かされました。
常務の座を追われてからの憑きものが落ちたような穏やかな表情が印象的でした。出世に対する執着やギラつきが消えて、君嶋と話す時の口調も以前より距離が近いというか、同じ目線で話しているように見え、カザマの不正を完璧に調べて暴いた君嶋に対するリスペクトが感じられたのも良かったです。詳しい説明台詞がなくても滝川の心境の変化がしっかり伝わる、丁寧で繊細な演技だったと思います。
嫌味な口調や野心溢れる鋭い眼差しがエリートというより、泥水啜って根性でのし上がってきたようなギラつきと執念深さを感じさせるなあと思っていましたが、8話で学生時代の回想シーンを見て自分の印象は間違っていなかったんだなと確信しました。台詞にはなくても表情や醸し出す雰囲気で滝川のこれまでの生き方まで表現してしまうなんて本当に凄いです。
あまり悪役や企む役をしない上川隆也が今回のノーサイドでは違った一面を見せているように思い新鮮な感じがします。穏やかな表情が多い俳優さんですが過去のトラウマに縛られて反撃していく様を上手に演技しているところはさすがたなと思います。
風間に「対等な関係でいこう」と言いつつも、社長室に案内された時に無断で風間の椅子に座ったり、ゴルフをプレイする彼を全く見ていなかったり、小馬鹿にしているようにも見える視線を向けたり、表情や態度の端々に風間を「利用出来る駒」としか見ていない感じが滲み出ているところが良かったです。スリーピースでゴルフをする姿もめちゃくちゃ格好良かったです。
2位になったアストロズを称える拍手がめちゃくちゃ嫌味ったらしくて良かったです。手の位置や広い部屋に響く乾いた音、小馬鹿にするようなゆっくりとした叩き方が滝川の苛立ちやラグビー部への敵意を感じさせました。ただ手を叩くだけなのにこれだけ感情が伝わってくるなんて凄いです。
表情や抑揚がなく、感情のこもらない感じが他の役者の演技と被らなくて識別しやすい。
高めの声や抑揚のない話し方、表情はあまり変わらないのに目だけはギラギラ野心に満ちたように鋭くて、出番はそれほど多くはないのに、滝川のしたたかさと目的のためなら手段を選ばない冷酷さがしっかり伝わってくる演技が素晴らしいです。会議でただ座って君嶋の話を聞いているだけのシーンでも、全身から敵役としての迫力と圧が感じられるところも凄いなあと圧倒されます。
あのいい声で冷酷な悪役をやられるとちょっとドキドキしてしまいした。嫌な奴なんだけど、M心が刺激されてもっと冷たいことを言ってほしくなってしまいます。感情を出すことなく冷酷な言葉や判断をしていく滝川常務が、この先感情があらわになるような展開も期待しちゃいます。
本心が読み取れない表情が怖いです。怒っているわけでもなく、何ならちょっと微笑みを浮かべているように見えるくらいなんだけど、どうとでも取れそうな絶妙な表情で感情がよく分からないところが滝川の手強さを感じさせて上手いです。会議で君嶋の「目標は優勝」という言葉に一同がざわめいて嘲笑するのに、一人だけ何か思案しているような表情を浮かべて不穏な空気を醸し出していたのも敵役らしさがあって良かったと思います。
セリフの言い方が丁寧で、きちんと耳に入ってくる印象の演技です。言葉が聞き取りやすいのに、大泉洋さんとの絡みでは感情も上手く表現されていました。演出の狙い通りにドラマを観ている人は、ハマりすぎていて上川隆也さんに怒りを覚えてしまうのではないでしょうか。
腹黒、かなり悪そうな雰囲気はものすごかったです。
今後主人公と何度も何度もバトルが繰り広げられ、主人公は社長になりそうなこの人の言動を食い止めるべく、頑張るんでしょうが、この人も絶対に引き下がる事は無いはずなんで、そんな恐ろしい戦いを目の当たりに出来るかと思うとゾクゾクします。
前クールで演じていた紳士的な完璧執事とは全く違う人物を作り上げていて、その演技力の高さに改めて驚かされました。いつもより高めに作った柔らかめの声が滝川の嫌味さや狡猾さを際立たせていて、笑顔でも目が笑っていなかったり、静か動かで言えば静の演技なんだけど、敵役としての圧と迫力があって素晴らしかったと思います。