法廷のドラゴン

将棋の歴史的一戦が行われた旅館や部屋に大興奮、目が爛々としてベッドにダイブ！竜美のマニアックなところが思う存分出ていてとても良かったです。ベッドが二つになんの衝撃も受けないところが竜美らしくて良かったです。

言葉の端からすぐに将棋を連想してしまうのは長年の将棋漬けの生活の癖だろう。でもそこから妄想でコマの動かし方を考えるところはとても嬉しそうで心底将棋が好きなんだなと感じられる。だからこそそこから離れた理由が気になるしタツミというキャラクターに興味が湧く。

上白石さんの演技や表現は、無理に作って無いというか見ていて安心。
面白い役なので楽しみです。

少し地味な感じのする主人公だけれど、とても魅力的に演じておられると思います。
内向的な感じや、真っすぐな感じが上手く出ていて。
ただ、勝負服が少し合っていないかなと思う。
なぜかチマチョゴリっぽく見えて、そこだけが残念。

人の資料を勝手にのぞいたりだいぶ無遠慮なところがありましたが、その後ぶつぶつと自分で解析している様子などから自分のことしか見えていない変人なんだなとわかったので嫌な気がしなかったです。人のために勝つことの快感を覚えた表情がとても印象に残りました。