祈りのカルテ 研修医の謎解き観察記録

声というか喋り方に特徴がありすぎてどの役もほとんど一緒に見えてしまうのが難点だと思います。困り眉も一緒。そしてカツ丼好きとかもう意味不明。タフなところのアピールなのかもしれないけど、正直いらないなと思いました。

綺麗で研修医のこともよく見ていて面倒見が良いし、カツ丼好きだったり占い好きだったりとお茶目な一面もあって演技はとても良かったけど、台詞が聞き取りにくいのが勿体なかったです。特に最終回で冴木と広瀬の3人で語り合うシーン、病室だからか、声のトーンをいつも以上に落として話すのでボソボソ感が増してしまい、何を話してるか字幕がないと分からなかったです。せっかくの感動シーンなのにそれが気になってしまい、話に入りこめなかったのが残念でした。

患者さんに振り回されて奮闘している曽根田さんや、死に取り憑かれたように暗い顔をしているさちに正面からぶつかるのではなくてフッと自分で気づくように見る方向を変えてあげることができる人。若い子には出せない大人の余裕があって素敵だな。

みどりと沙智を気に掛けて手を差し伸べるところも、諏訪野たちと飲んだ時に医者としての気付きを与える姿も押しつけがましさがなく、頼もしくて格好良かったです。が、やっぱり肝心の台詞が聞き取りにくい。字幕で見ると素敵な台詞なのにそれがちゃんと耳に届かないのはもどかしいし、せっかく演技は素晴らしいのに勿体ないです。

落ち着いた雰囲気と何でも受け止めてくれそうな包容力、何事にも動じない頼もしさは優秀な精神科医らしさがあって良かったけど、台詞がかなり聞き取りにくいのが勿体ない。抑えめの声とボソボソした話し方で何話してるか分かりにくいし、ボリュームを上げると他の役者さんの声が大きくなり過ぎちゃうし、見ていてちょっとイライラしてしまいました。