おっさんずラブ-リターンズ-

黒澤部長はやっぱり間違いだったのか。まさかの吐血すら勘違いとは驚いた。ワインとスパゲッティーおそるべし。結局収まるところに収まったみたいだし、おおよそハッピーエンドで大笑いで終わって良かった。ただ、黒沢部長が空いた隣に引っ越してきたから、まだまだドタバタの毎日が待っているんだろうなと思うとにやけてしまう。

黒澤部長の余命一ヶ月は誤解だったというのは、まあ想定内。でもせっかくエンディングノートに大量の望みを書いたんだから、それはこれから一つづつ叶えていって欲しいな。菊様も想いが通じて、公私ともに和泉さんのパートナーになれたし、皆がハッピーエンドで良かったわ。

糠床を一緒にかき混ぜる、黒澤部長と菊さまのなんとも言えない表情が絶妙に面白い。菊之助は和泉さんが好きなのかも知れないけど、春田への片思いは別にしても人の気持ちに鈍感そうな和泉さんとは、そもそも合わないんじゃないかな。菊さまには黒澤部長と幸せになって欲しいわ。

このドラマは突拍子もない小さな笑いのタネがあちこちに散りばめられてて大好きなんだけど、今回は和泉さんの警察勤務時代の元上司っぽいシブい男性からの、福引き補助券プレゼントが何気にツボ。熱海の旅館の大広間での修学旅行的な乱闘シーンは、定番中の定番って感じだったけど。それにしても黒澤部長が群を抜いて面白すぎ。

菊さまが公安警察官なのは分かったけど、今は何のためにおむすび屋さんのフリしてるのかな。いつもおむすびの下に札束隠したバスケットを持ち歩いて、いろんな人に渡そうとしてるけど、アレは受け取ってしまったら逮捕されるやつなのよね？　でも、黒澤部長には自分の立場も忘れて心を許してしまいそうな様子だし、今後はこの二人がカップルになったりする展開もあるのなら楽しみ。

黒澤部長が独りで妄想して悶絶してる姿を見てるだけでも面白い。でも、黒澤さんはちゃんと春田と牧くんの幸せを祈ってたんですね。隙あらば牧くんからはるたんを奪うつもりで狙ってるのかと思ってたわ。
おむすびの下に札束が敷かれていたバスケットには笑った。札束を隠すのはなにもお饅頭の下に限らなくていいってことかと、ちょっと目から鱗というか何というか、失笑。

春田のお母さんを招待してのランチは、あれだけ緊張してた牧くんが気の毒なくらい、お母さんの心はここにあらずでしたね。でもまあ、とっくにおじさん年齢の息子にあれこれ世話をやいたり口出しして執心する母親よりも、息子はそっちのけくらいの勢いで自分の人生を楽しんでるお母さんで良かったかもね。

笑うつもりで見てなくても、おもわず噴き出してしまうシーンがいっぱいで面白い。おむすび屋のオーナーや和泉さんなど、ルックスも良くてクセの強そうな興味深い人物も新たに加わって、これは次回以降もかなり楽しみ。