健康で文化的な最低限度の生活

良く勉強されてるような気がします、ソーシャルワーカーの男性の方と数年前に市役所でお話した事があるのですが、話し方とか雰囲気とか井浦新さん演じる男性とまったく一緒でびっくりなんです、だから役者魂をものすごく感じます。

優しそうで真面目な半田さんが、無理しながらも子どもと遊んであげているシーンがとても良かったです。
眼鏡をキラーンとさせるのも、知的な感じで好きです。
また、優しく諭したりする姿を見て、こんな上司がいいなと思いました。

肩の力が抜けているような、癒し系の演技が良いです。
ちゃんと後輩達の仕事の様子を見ていて、必要ならそれとなくアドバイスしたりして、頼れる存在だと思いました。威圧的な感じがなくてひょうひょうとしているけれど、説得力があると思いました。
素朴な雰囲気が良いです。

モデル出身の単なるイケメン、というイメージが強かったですが、物静かな、かつ芯が強い演技も出来るんだな、と感心しました。特に今回はそれ程抑揚の無い台詞が多い中で、それでも心で伝える、という演技が見事だと思います。

ちょっとバタついている若手出演者のバランスをとっているかのような余裕のある演技が良かったです。感情的になりそうな場面においてもいい具合いに冷静、だけど感情が込もってないわけではない、この表現の仕方が上手かったです。心の奥にある優しさを感じる事が出来ました。

“できる先輩”を淡々と、でも存在感たっぷりに演じていて良かったです。生活保護受給者の家を訪問するシーンでは、相手と目線の高さを合わせてじっくり話を聞く姿を見て、「ケースワーカーとはこうあるべき」というお手本を自ら示して体現していたのが素晴らしいと思いました。
今後の展開でも、義経さんを淡々と引っ張っていく姿に注目していきたいです。

ひたすらやさしい､風のようにひょうひょうとした感じがよかったです。なんでもないひとことから､しっかりとした信念を持った人の役だということが伝わってきました。井浦新さんが画面に出てくるだけで､ホッとします。怒るシーンはあるのかな？見てみたいです。