『令和元年版 怪談牡丹燈籠』での尾野真千子 (お国役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
尾野真千子 (お国役) は 「2019年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
お国が源次郎に自分の生い立ちを語るシーンがとても良かったです。父や義母への憎しみや嫉妬、奉公先で言い寄られた嫌悪感、りつに仕えた日々、何故源次郎に惹かれたのか。詳しい映像描写はなかったけど、尾野さんの表情やセリフの緩急でお国の半生をしっかり感じ取ることが出来ました。特に「りつ様が大好きだった」と語る時の懐かしむような穏やかで優しい眼差しが印象的で、りつへの愛情だけでなく憧れのようなものも感じられたのが良かったです。
尾野真千子は悪くないと思うんだけど、脚本的に魅力がなかった。 むしろもっと「主役!!」という扱いにした方がいい気がした。 現状だとお露パートとお国パートが分散してどっちも印象が薄くなっている。 お国がもっと最後まで悪女な方が魅力的だったはず。
平左衛門の源次郎との仲を疑っているかのような含みを持たせた口調や視線に狼狽するシーンが印象的でした。源次郎が代筆屋の遺体を捨てた時も不安そうに彼に寄りそっていましたが、いつも強気で余裕があるように見えるけど、ふとした時に見せる弱さや脆さに人間味を感じ、単なる悪女ではない不思議な魅力があります。源次郎に向ける甘えたような眼差しや穏やかで優しい口調が彼への真実の愛を感じさせるところも良かったです。
源次郎にお家乗っ取り計画を話す時のニヤっとした企み顔や、お露が亡くなった時の髙笑い、平左衛門に寄りそう時の嘘っぽいしおらしい微笑み、人って笑いだけでこんなに豊かに感情が表現出来るんだと改めて尾野さんの演技力の高さに驚いています。綺麗な着物を着て美しく身なりを整えていても、表情や佇まいに品の無さが滲み出ているところも、お国の強欲さを感じさせて良いと思います。
低音の声が役柄にぴったり。 そして尾野真千子がすごいのは単なる悪女にしないところ。 どこか暗い過去を背負った悲哀を感じさせる。
こういう救いようのない悪女役が本当に似合いますね。欲望むき出しの良い意味での下品さと色気があって、お国を毛嫌いするお露やお米との対比になっているのも良かったです。平左衛門が隠居すると聞いた時の忌々しげな表情や、帰宅が遅くなったお露に嫌味を言う時の見下したような眼差しがゾッとするほど冷たく、お国の悪女らしさが際立っていたのも印象に残りました。
お国が源次郎に自分の生い立ちを語るシーンがとても良かったです。父や義母への憎しみや嫉妬、奉公先で言い寄られた嫌悪感、りつに仕えた日々、何故源次郎に惹かれたのか。詳しい映像描写はなかったけど、尾野さんの表情やセリフの緩急でお国の半生をしっかり感じ取ることが出来ました。特に「りつ様が大好きだった」と語る時の懐かしむような穏やかで優しい眼差しが印象的で、りつへの愛情だけでなく憧れのようなものも感じられたのが良かったです。
尾野真千子は悪くないと思うんだけど、脚本的に魅力がなかった。
むしろもっと「主役!!」という扱いにした方がいい気がした。
現状だとお露パートとお国パートが分散してどっちも印象が薄くなっている。
お国がもっと最後まで悪女な方が魅力的だったはず。
平左衛門の源次郎との仲を疑っているかのような含みを持たせた口調や視線に狼狽するシーンが印象的でした。源次郎が代筆屋の遺体を捨てた時も不安そうに彼に寄りそっていましたが、いつも強気で余裕があるように見えるけど、ふとした時に見せる弱さや脆さに人間味を感じ、単なる悪女ではない不思議な魅力があります。源次郎に向ける甘えたような眼差しや穏やかで優しい口調が彼への真実の愛を感じさせるところも良かったです。
源次郎にお家乗っ取り計画を話す時のニヤっとした企み顔や、お露が亡くなった時の髙笑い、平左衛門に寄りそう時の嘘っぽいしおらしい微笑み、人って笑いだけでこんなに豊かに感情が表現出来るんだと改めて尾野さんの演技力の高さに驚いています。綺麗な着物を着て美しく身なりを整えていても、表情や佇まいに品の無さが滲み出ているところも、お国の強欲さを感じさせて良いと思います。
低音の声が役柄にぴったり。
そして尾野真千子がすごいのは単なる悪女にしないところ。
どこか暗い過去を背負った悲哀を感じさせる。
こういう救いようのない悪女役が本当に似合いますね。欲望むき出しの良い意味での下品さと色気があって、お国を毛嫌いするお露やお米との対比になっているのも良かったです。平左衛門が隠居すると聞いた時の忌々しげな表情や、帰宅が遅くなったお露に嫌味を言う時の見下したような眼差しがゾッとするほど冷たく、お国の悪女らしさが際立っていたのも印象に残りました。