FINAL CUT

真犯人の妹でありながらも、中村慶介が愛してしまった･･･そんな難しい役どころを見事に演じていたと思います。妹の若葉にも責められていましたが、優しき姉でありとても真の強い素敵な女性でした。そして何よりも美人。美人過ぎる○○とはこの位のレベルが必要だと思ってしまいました。最終回のラストシーンでは慶介と再開出来て良かったと思います。

何かを考えながらゆっくりと一人で家の廊下や職場などを歩いているシーンに、この役柄の性格や生き様を感じさせる様子が現れていて凄いなと思いました。感情的になる妹とは対照的に、落ち着いて一つ一つの事象に向き合おうとしているのが分かりました。

犯罪者の兄を庇う妹という難しい役でしたが、非常に良かったと思います。好きになってはならない人を好きになる、繊細な演技や表情についても、上手く表現できていたのではないでしょうか。ドラマの中でのファッションも良かったと思います。

涙を流す演技が嘘くさいし、相手を好き、家族が大切という気持ちが演技やセリフから伝わってこなかったです。行動や言動は逐一見る女性をイライラさせます。男性ウケはいいかもしれないけれど、女性からの共感は得難いと感じます。

真犯人と思われる人物の妹役ですが、すごく優しさが溢れる良い演技をされています。今週は家族で犯人を隠匿している可能性があることを知り、泣いているシーンが多かったのでちょっと切なさを感じました。しかし栗山さん、ダントツで美しい顔をされていますね。画面でアップにされると息を呑んでしまいます。

きれいなのに、とても奥手で、確か男性と付き合ったことはほとんどないという設定だったわりには、急に大胆になり、亀梨和也さんとの濃厚すぎるキスシーンには驚きました。突然のキャラ変更なのか？お兄さんのために頑張ってキャラ変更をしたのかわかりませんが不自然な感じがします。

いつ見ても本当にビジュアルが美しく、映っているだけでうっとりしてしまいます。ただ、今回の演技に関してはあまりにも底が浅すぎて、正直ひやひやします。セリフをジェスチャーつきで音読しているようにしか見えませんでした。

表情が今ひとつないロボットのようなイメージをもっていましたが、今回は女性的な面を見ることができてとてもかわいらしい印象を持てました。知的で上品な感じもあるので美術の仕事をしているのが合っているような気がします。

栗山千明さんの出演されているドラマ、映画って結構多いかなと思うのですが、印象に残っているのは図書館戦争くらいです。その時の図書館員の役柄と今回の美術館の学芸員役、そこがかぶるのかもしれないのですが、ちょっと図書館戦争の時の演技を思わせてしまいます。似たような演技が多いのでしょうか。橋本環奈さんとの美人姉妹のやりとり、好きな彼に手料理だとか出汁からお味噌汁を作るやりとりがどうもいまいちです。橋本環奈さんの演技力も影響してくるのかもしれませんが。美術館で出会った亀梨さんに恋をしてこれから追い詰められていくのかもしれませんが今後に期待しています。

いつもキリッとした役が多い栗山千明さん。今回は奥手な、家では5本指ソックスを履くような、今までにはない地味な役だと思います。妹のかんなちゃんに、亀梨君を譲ってしまうんだろうなと思いながら、かんなちゃんに負けるな！と思いながら見たいと思います。