Destiny

矢本さんは童顔だから若い役も可能だし、髪型などのメイクの変化で年齢なりにもなるから、こういう12年も幅のある設定でも一番違和感がない。更に大学生の頃と大人になってからとで、芝居に多少違うアクセントを入れている。セリフの間だとか、歩く速度とか、意識的なのだと思うけど、微妙に変化がある。バイプレーヤーとしてたくさんの作品に出て磨かれた部分なのだろうと思う。もう少し年齢を重ねて凄みも出せるようになれば、西田敏行さんみたいな味を出せるようになるかもしれません。

大人過ぎて大学生に見えないメンバーが多い中、童顔と小柄さのおかげか、一番違和感なく学生に見えました。見た目だけじゃなくてノリの良さや話し方、若者特有のテンションの高さなど、芝居がとても自然で軽やかで、無理して若ぶってる感じが一切ないところもさすが上手いです。明るくてすぐふざけていつも楽しそうで、皆のムードメーカーという説得力があったのも良かったと思います。