Destiny

髪も肌もツヤッツヤ、どこが病人なの？って感じ。そんな人がどんなに暗い表情をしていても髪の毛や肌を維持する時間はあるんだなーとぼんやりと思ってしまって感情移入できない。話の中でもいまいち真樹の贖罪がどれほどのものかわからないしね。全てが独りよがりすぎる。

大学生からタイプスリップしてきたのってぐらい変わらない。あの事件を経ての少しの暗さはあってもこの12年何をしてきたかっていうところが見えない。とても社会人生活を送ってきたとは思えない軽さがある。なんか残念。

申し訳ないけど、大学生時代のチャラさは似合っていたけど、12年たって姿を見せても、その頃と雰囲気を変えなさすぎ。髪形にしても老け方にしてももう少し作り様があると思う。少なくとも石原さんの方は髪もぴちっとして服装も違う。もちろん演出意図として、ある意味で彼だけ時間が止まっているみたいな雰囲気を意識したのかもしれないけど、ちょっと違うように思う。やはり12年の重さが表現されないと、二人の恋愛のディープさに重みがでないと思う。