ドクターホワイト

台詞まわしとか表情がどの役でも同じだなという印象ですが、今回の酔っ払い演技はすごく可愛かった。目が完全に据わってるし、リーダーなのに誰よりも先に愚痴りだすし絡むし、院長の娘で育ちが良さそうなのに酒癖悪過ぎというギャップが親近感湧いて良かったです。元カレとの再会にときめいたり、反応に一喜一憂したり、「運命かも」と恋愛モードになってる姿もコミカルさとチャーミングさがあって良かったと思います。

浮世離れしてる白夜ちゃんと常識でガッチガチの高森先生のバランスがとても難しいだろうなと思いますが、だからといって患者さんの目の前であんなにガチャガチャと騒がしくされたら不安になるのでもうちょっと落ち着いて欲しいです。

正直、うまくはありません。キャラとしても直情的に演じすぎていて、特に医師なのに、白夜の医療知識への反応は、まるで素人が反応している感じがします。もっとはっとするとか、考え込むとか、ほんの1、2秒でいいから医師らしい反応があるだけで、ずいぶん印象が変わると思うのですが。また笑いを意図したシーンもちょっと古いコントみたいです。でも懸命に熱演している姿勢は感じられるし、瀧本さんは嫌いじゃないので、良い評価したいところなのですが、ごめんなさい。

真面目なお嬢様医師かと思いきや、自分とは話してくれない白夜に「怖くない、怖くないよ」とムキになって必死でアピールしたり、拗ねたような表情をしたり、ちょっと子どもっぽいところがあるのがチャーミングで良かったと思います。診断や検査に口を出す白夜に苛立つ姿も、何としても晴汝を助けたいという必死さや緊迫感が伝わってきて良かったです。