※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 2.6 /5.0(52.6%) | 943位 /1088件中 |
キャスト 3.3 /5.0(66.6%) | 843位 /1088件中 |
演出 2.7 /5.0(53.8%) | 938位 /1087件中 |
音楽 3.0 /5.0(60%) | 773位 /1088件中 |
感動 2.8 /5.0(55.8%) | 706位 /1083件中 |
笑い 2.2 /5.0(43.4%) | 823位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.5 /5.0(50.8%) | 862位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 2.6 /5.0(52.6%) | 943位 /1088件中 |
キャスト 3.3 /5.0(66.6%) | 843位 /1088件中 |
演出 2.7 /5.0(53.8%) | 938位 /1087件中 |
音楽 3.0 /5.0(60%) | 773位 /1088件中 |
感動 2.8 /5.0(55.8%) | 706位 /1083件中 |
笑い 2.2 /5.0(43.4%) | 823位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.5 /5.0(50.8%) | 862位 /1080件中 |
今まで扱ったことのない加工しにくい材料、求められる厳しい加工精度。たくさんの新しいチャレンジが必要とされるけれど、荒金さんの申し出を受けて成功させたいと強く望む舞。笠巻さんじゃないけれど回想シーンを見ていると本当にお父さんによく似たんだなと思う。東大阪の他の会社も巻き込んで、この挑戦を成功させようとまい進するのだろう。お母さんはあまり冒険したそうではなかったけれど、雪乃さんに話している感じだと嬉しそう。ただ、娘の幸せと言う意味ではいろいろ心配は尽きないのだろうな。
「ひらり」「本日も晴天なり」過去の名作朝ドラが再放送されている。
今作の「舞い上がれ!」は過去の名作に引けを取らない傑作である。
前作があまりにも酷かったので5%が朝ドラの視聴を止めている。
残念でならない。
良い朝ドラを見て感じるのは日本人で良かったと言うこと。
日本人の誇りを感じさせてくれる。
前向きで、真っ正直で、決して人を貶めようとしない。
こんな良い作品を見逃すなんて勿体ない。
5%の人たちが戻ってくることを祈ってます。
ついに浩太の悲願だった航空機産業への参入ですか。試作品次第でしょうが、まあこの展開なら章がいた会社とか、どこかとうまく連携をとって成功するというパターンでしょうか。でもあまり感動しません。旦那が過労で亡くなって、その妻と娘が会社を更に発展させるって、平成の時代を令和に描いているのに、なんだか昭和に回帰したような展開です。これで舞と貴司がくっついたら、ますます昭和です。昭和回帰がダメというのではありませんが、もう少し工夫が欲しいかなと思います。
めぐみさんと悠人君も随分と柔らかい関係になったようで良かった。悠人君も口は悪い所もあるけれど、冷静に家のこと心配していたと思うから、思いが伝わって本当に良かったと思う。岩倉の名前に反応する大手企業のお偉いさん。浩太さんが家を継ぐ前に働いていた会社のようだから、年齢から考えても浩太さんの同僚だった方なのかな?IWAKURAへやって来たようだし、いよいよ航空機産業への道が始まるようで、これはこれで楽しみだ。ISO取得のための勉強もしているみたいだし、リアルに知ってる世代としてはそこも描いてもらえてうれしい。
大企業のしかも元父親の同僚に目を付けられてしまいましたか。これが吉と出るのか、凶と出るのかまだわかりませんが、舞が主張していた町工場の未来は実際にそういう取り組みをしている人たちもいますね。その意味では決して無茶なものではありません。あと気になるのは貴司ですね。いつまでもデラシネの店員というわけにはいかないにしても、いざとなれば家を継げばいいし、短歌に没頭できる環境は揃っている。舞とくっついてもおかしくはなさそうだけど。彼のような生き方が個人的には一番うらやましい。
そうだったんだ、と今日の回を見ていたらいろんなことが繋がった。舞がパイロットになる夢は、前提としてお父さんが舞が操縦する飛行機の部品を作るというのがあったんだ。お父さんがIWAKURAを一歩一歩ずつてっぺんへと進めていたからこそ舞はパイロットの夢を追いかけることができた。だからお父さんが亡くなった時点でパイロットになれたとしても舞の夢は叶わない。IWAKURAを存続させるために舞が必死になるのも、そして航空機産業へ行きつくのも当然の成り行きだと思った。
4年で舞が営業のエースになり、身売りを考えていた会社が再建されたわけですか。そんな簡単にいくか、とも思いますが、あまり文句ばかり言いたくないので、めぐみも舞もとても頑張ったということで理解するしかありませんね。舞もめぐみもキャリアは共にわずか4年なので、航空業界に加わる足場づくりをスタートさせるには経験不足という感じはしますが、そういった付加価値の高い製品の開発は重要です。それにしてもすっかりパイロットになる話ではなく、父親の夢を追う話になってしまいましたねえ。
朝ドラの名物になってしまったダメな兄は舞い上がれでは存在しなかったと安心していいのだろうか?危なっかしい仕事をしていると思っていたのは見てる方で本人はしっかり勉強して着実にやってきてたんだな。身内だからと言ってすぐに助けるわけでもなく、お母さんが這い上がってくるのを待つなんて新しい形です。でもここにくるまでだいぶ大変だったので、やっぱり家族思いな浩太さんだからこそ自分が死んだ時のことをもうちょっと考えてくれていても良かったのになとも思いました。
悠人に土地建物を買い取ってもらってリースバックする形でIWAKURAの運転資金を確保しためぐみさん。ちゃんと経営者な顔になってきた気がする。その能力が浩太さんが亡くなってから開花したというのが悲しい。浩太さんがめぐみさんを大切に思えばこそ負担をかけないようにと抱え込んでいたせいもあるのだろう。2人で協力して経営していたら浩太さんの負担も心労も減っただろうと思えば余計に悔しい気もする。章兄ちゃんを再雇用する資金も得て、設計の問題も解決した。やっぱり元の会社に戻ります、というのを受け入れてもらえたということなのだろう。
めぐみは家族としてではなく、ひとりの経営者として悠人に向き合ったのは正解だし、社長として成長していると思います。もし舞のように悠人に家族としてすがっていたら、彼は拒否していたことでしょう。それに比べると舞はそれほど成長したとは言えないと思います。自社ではできない金型の商品なのに安請け合いし、挙句に他社にいる章にすがるというのは違う。結果として章が戻って来たからいいのではなく、何の考えもなく情にすがろうとする姿勢はいろいろなことを危うくする。脚本家はこれを成長と考えているのだろうか。人間の行動の原因ではなく文脈を描くのが演劇におけるドラマツルギーの基本。舞の行動の文脈が浅すぎる。
いろいろおかしい。そもそも金型が作れないなら、そういう類の注文は早計に受けるべきではない。それでも引き受け、金型を誰かに頼むというのなら、元社員に情で訴えるのではなく、最初から外注ということで対価を支払う用意をすべき。そこではじめて元社員の側から、かつて世話になったので安価でいいと情が顔を出すのはいい。情がダメだというのではなく、相手にその期待を押し付けるものじゃない。情を通したいならその前に道理を通せということ。同じように「手伝って」という言葉で時間外労働をさせるのはダメ。それなら業務命令として賃金は出すべき。たとえば社員が会社を思い、自主的に早めにタイムカードを押すのはありがたく見ないふりをするとしてもね。そうしないと本当の意味での再建にはならないし、社員のために工場を残したいという言葉が嘘になると思う。
舞も営業の成果が出始めたのはよかったと思います。勉強会の成果というべきでしょうね。ただそれでも舞は商品知識の基礎を学んだだけであって、社員として当たり前の知識を身につけたにすぎません。ドラマ進行の都合もあるとはいえ、同じ結果にするにしても、営業先の担当から更に専門的に突っ込まれ、「まだまだだね」と言われながらも、見積もりの依頼はもらえるという展開の方が、はるかにリアリティがあったと思います。頭を下げるのはタダだし、営業にとっては当たり前。本当の仕事はもっと先にあります。
いつも不貞腐れた態度の事務員がいるのが謎。終業時間内に合コンに向けたネイルって誰かしばいてください。そんな給料泥棒になぜ舞はへこへこしなくてはならないのか?別に給料を減らしているわけでもない現在いる社員たちに頭を下げすぎだと思う。悠人に当たる舞の気持ちも分かります。もっと力貸して!って言いたくなるのが兄妹でしょ。悠人も考えがあるようですが寄り添えていない人からの提案は採用されないでしょう。そしてくるみちゃん、良い出会いがあって嬉しいけれどお父ちゃんが足を引っ張るんじゃないかとそれだけが心配です。
いつも舞に嫌味を言う女子事務員、その態度がどうこうというより、経理にはめぐみがいるし、舞もいるんだから、工場として前線の戦力となる工員よりも、彼女を先にリストラすべきだったと思いますけどね。むしろ舞を事務員にして社交性のある工員を一時的に営業に回す方が提案力は高いと思います。悠人は彼なりに母を思う気持ちでの提案だし、悪くない案だと思います。まあめぐみにとっては旦那との人生が集積した場所だし、やりたいようにやるのは構いませんが、舞は自分と違う形を選んだからといって悠人に対するつっけんどんな態度は、どうかと思います。あえて自分で選択した道なのだから。
即戦力にならない舞を雇い、経験のある社員をリストラするのは本末転倒だよね。まさか舞は無給なんてありえないし。何にせよ初めての営業はきついものです。特に飛び込みは邪険にされるのなんて普通。しっかり顔が繋がるまで話なんて聞いてもらえないし、提案力がついてようやく商談に進める。営業が現場の人に何かと嫌味を言われるのも、あるあると言っていい。何にせよ売るべきものに対しての知識と、相手の会社の状況を知らないと、効果的な営業は難しい。とにかく付け焼刃ですぐ結果を出すような展開はやめて欲しい。ここはあえて苦労を描くべきだと思う。
浩太さんとの信頼関係があればこその取引先からの舞への言葉なんだろうな。自分の会社がどの程度のものなのかが理解できていなかったら、少しくらい図面が読めなかったら。そういう違いが大きくものを言うというのは想像できる。難しい仕事を引き受けられると営業の段階で即決できるのか、いちいち図面を持ち帰らせてもらうのか。笠巻さんにネジのことを教えて欲しいと舞は頼んでいた。隣の席の彼女が言うように素直で一途、そして頑固が舞の良さであり強みだ。なりふり構わず学び次へ繋げていくだろうことは想像できる。これから舞の頑張りで回復基調になるのだろうか。
誰かのために働くことが舞の幸せならばパイロットでも町工場を母と立て直すでもどちらでもいいと思う。ただ親とすれば後悔しない人生を送ってほしいと思う。だからせっかく学校まで出て実現へあと一歩の夢を捨ててしまうのは忍びない。めぐみさんも冷静になればそう思うのだろうけど、あの状態では寄り添ってくれる娘に甘えてしまうのは仕方ない。悠人も心配しているだろうけど実際してることは見て見ぬふりなんだよな。柏木との別れは唐突でまるでパイロットじゃない舞には興味がないのか?と思ってしまうほど。遠距離恋愛は今まで通り変わらないのだから別に別れなくてもよかったと思う。
大黒柱を突然失った家族がどうなるのか。傷ついてふさぎ込んで下を向いていたい時に、傷口を抉るように次から次へと問題が起こり、責任がのしかかってくる。浩太さんは、まだ働き盛りだったし、先のことなど考えていなかったのだろうけれど、やはり次世代のことは頭の中で少し考えていなければならなかった。きれいごとではなく、子どもたちの将来にも関わることだ。結局、舞は夢を棚に上げて会社の再建に向き合うことにした。それは同じ夢に突き進む同志だった彼との別れも招いた。人生に無駄はないとはいえ、すべての経験が舞の中で上手く融合していくと良いなと思う。
この展開はない。舞が子どもの頃から工場で遊ぶとか人一倍の愛着を持っていたというのなら理解できる。でもそんなシーンはひとつもなかった。なので口では愛着と言っても、感情に流されているとしか感じないし、社会経験ゼロのお嬢ちゃんが出来ることなどたかがしれている。ドラマだからリストラ後の再就職に尽力したり、それなりの展開が待っているけど、リーマン後に再建できた製造業の多くは高付加価値型に転換しているわけで、それをこの母娘にやらせるのは無理がある。そんな風に現実的でないから見ている方は気持ちが冷める。めぐみも親なら自分のエゴに付き合おうとする娘を受け入れてどうするのだろう。失敗しても娘に負債は残さないつもりで取り組むべきだったのではないか。柏木も舞がパイロットを目指さなくなったから別れるって、どういうことなのかさっぱり理解できない。舞が好きだったのではなく、一緒にパイロットを目指す女が必要だったとしか思えない。いったい、この脚本家は何を描きたいのだろうか?
だから舞はいったいどんな立場で、リストラ勧告の場面で経営者側の席についているのでしょうか。まあ家族経営の同族会社だから、名義上、何らかの役員に当てられていたのかもしれませんが、これまで会社に関わってこなかったお嬢ちゃんが訳知り顔でそこに座っていることに、リストラを受ける側の人間なら相当むかつくと思います。めぐみもいばら道の歩くと決断した以上、心細くても、たとえ娘であれ、その辺りのケジメはしっかりとつけるべきです。そんな人情をはき違えた脚本にはがっかりです。
あれあれ?パイロットになる話が町工場再建の話になっちゃうの?町工場を母娘二人で立て直して下町ロケット的な感じになっていくのかね?従業員だって今までのお礼を込めて気合い入れてやってくれたのかもしれないし、終わりがあるから頑張れるってところもあるだろう。その頑張りを鵜呑みにして私たちがやりますって言ったら手のひら返しに会わないかそこがとても心配。こういうハラハラする展開が苦手でちょっと参っている。お兄ちゃんがパパッとなんとかしてくれないもんかなー。
苦労を共にしためぐみがやはり会社を継ごうと決断するのは理解できるところがあるけど、舞が母親を手伝ってパイロットになるのを諦めるのは違うと思う。そもそも株式会社だし、手伝うといっても舞はタダ働きというわけにはいかない。リストラも考えるべき状況なのに、未経験で役に立たないお嬢ちゃんを雇うべき意味がない。舞の心情がわからないわけではないが、悠人を責めるのは八つ当たりだし、貴司は水の中でもトビウオはトビウオと言うけれど、飛ばないトビウオは格好の餌になるだけ。やはりパイロットとして母親を支援した方が懸命だと思う。こういう依存し合う親子関係が美しかった時代はもう終わり。親も子も本当の意味で自立しないと。
めぐみの選択は正しいと思います。素人が従業員とその家族の人生がかかっていることに対して、軽々しく判断すべきではありません。時間との勝負の中、ほぼ素人のめぐみにそもそも選択肢はほぼない。だから何の知識も経験なく、行動力もない舞が感情的に訴えるのはうざく感じるし、幼く感じます。これで本当に冷静さが必要なパイロットの卵なのかと疑問を抱くレベルです。本気で会社を続けたいなら、無力な自分を押し出すのではなく、経営のプロでも探して説き伏せるなりするべきです。それが彼女にできることだと思います。
浩太さんの突然の死とそれを受け入れる間もなく会社の問題を考えなくてはいけない家族の悲しみや疲れが全面に出ていて見ている方も辛くなります。めぐみがこの悲しみを知ってお母さんによく乗り越えてきたねーと言ったシーンがとても印象に残りました。大好きなご主人と死に別れた悲しみは、同じ体験をした人にしか分からない気持ちなんですよね。それを知って母を労っためぐみの気持ち、その時の祥子さんの悲しみと苦労を思うと涙が出ました。浩太さん一人分の空白を痛いほど感じる15分でした。
何か奥さんか子どもが跡を継ぐのが美学かのような方向になっているけど、めぐみにその力はないし、悠人にも舞にも夢ややりたいことがある。浩太の夢は浩太のものであって、他の誰のものでもないのだけれど。いずれにせよこれを繰り返してきたから、日本の中小企業は後継者問題が起きているわけだし、むしろ事業承継のようなことをいち早く取り入れたモデルとして描いた方が良いのではと思う。とっくに失われた古き社会幻想に回帰するのは、ノスタルジーはあっても、次へのメッセージにはならないのだから。
確かに浩太さんは時々お腹抑えていたし、見切り発車した仕事もキャンセルになって追い込まれていて心身ともに最悪の状態だった。病院へ行くのも後回しにしていた。でも、胃潰瘍が胃がんになってて手遅れで余命宣告かな、と思っていた。それが誰もいない事務所で心臓発作で倒れているとは。誰も何も心づもりできていない中、しかも工場が上手くいっていない状態でどれほどの心残りだっただろう。めぐみさんを楽にさせることも、飛行機の部品を作ることも、舞が操縦する飛行機に乗ることもないまま。夢半ばではなく絶望に近い中で浩太さんは最後何を思ったのだろう。こんな悲しい気持ちのまま終末を過ごすとは思わなかった。
浩太が急逝してしまいました。結果論かもしれないけど、悠人が提示した工場を売るというオプションを検討していれば死なずにすんだかもしれないし、工場で働く人たちだって交渉次第では、工場を買う人が継続雇用してくれる可能性だってあった。夢を追い続けた浩太はある意味で良かったけど、残されためぐみは苦労だけを背負わされる形になる。そう考えると悠人の提案は十分に両親思いのものだったとも言えます。それにしても何だか昭和くさすぎる。もっと平成に修正して欲しい。
最近の朝ドラの問題点だと思うんだけど、いろいろなメッセージを込めようとしすぎて、時代感覚がおかしくなっているところが多いのではないでしょうか。リーマンショックは2008年だから平成20年。なのに昭和のような終身雇用制のにおいがこんなに色濃く残っているというのは、いくら中小企業で庶民的な町工場とはいえ首を傾げます。この時代、大概の企業はリストラしまくっていましたし。何にせよ、舞は自分にできることをすればいい。間違ってもパイロットを諦めて、家の工場を手伝うなんて気は起こすべきではない。そもそもパイロットは高給取り。工場で役に立つスキルは持ってないのだから、就職して家に仕送りした方が余程支援になる。
同じ目標に向かっている時はいいけれど、舞のような複雑な状況に置かれていると柏木君ではパートナーとして頼りないな。柏木君としては何と声を掛けたらよいのかわからないというのが本当のところなんだろうけれど。とうとう章兄ちゃんが決断し、辛いながらもお父さんは送り出した。それにしてもお父さんの体調が気になりますね。お腹痛いの我慢しているし、病院にも行っていないみたいだし。退院後も定期的に通うように言われてたはずなので心配しかない。
新年からなかなか辛口の展開が始まりましたね。夢とか情とかてんこ盛りのお父ちゃんには悠人の言葉は受け入れられないし、何より理解されないことが悲しいでしょうね。親子だからっていうけど、親子だって言葉の選び方っていうものがある。悠人になんとかしようなんて気持ちはないのでは?ただ人のやってることを横で見ていてなにやってんだよ!って文句言ってるだけ。ほんとに物事を動かしたかったら相手の気持ちを汲んで寄り添っていかないとダメ。それで人相手のビジネスをよくやってると思うわ。
そもそも父親の方も工場再建についてマイナスな意見は聞く耳を持っていないわけで、一方的に悠人が悪いという問題ではない。社員のためと言っても会社のために安い給与で働かせるという事実は否めないのだし、一案として見当すべき内容ではある筈。だから悠人を責めるのは見当違いだと思う。ただ悠人も舞に無責任と言ったが、それは間違っている。責任とはそれをとるべき立場、あるいはそれに見合う立場にある者にのみ当てはまる言葉で、この場合は会社の経営に関するもの。経営に携わるどころか、一時の手伝いでしかない舞に向ける言葉ではない。それは最近は流行りの自己責任論が陥りがちな落とし穴です。もちろん舞も家族だからと投資のプロである兄に、気軽に無料奉仕をさせようという感覚もどうかと思うけど。いずれにせよ舞に言えるとすれば自己満足。でもそれは良いとか悪いとかという話ではないし、悠人に言われる筋合いのものではありませんね。ということで、この兄妹の喧嘩はどっちもどっちですね。
年またぎでちょっとの間お休みなのに、なんという終わり方なんだろう。工場がこんなに大変でお父さんの体調も心配な時にプツンとお休みに入るって辛い。お正月もあることだし、もっと景気の良い時が良かったなと思う。年明けからも悠人が絡んですごく揉めそうな予感。夢や希望を大事にやってきたお父さんと現実主義者で夢なんか見ない悠人じゃ話が合うわけがない。悠人もそんなに余裕をかましてて大丈夫なんだろうか。不安要素いっぱいで消化不良。辛いお正月休みとなりました。
笠巻さんから章に向けられた言葉が今回のすべてですね。どんな状況であれ選ぶべき道は人それぞれであり、それぞれに正解があります。章がどうするのかはわかりませんが、夏目漱石ではないけど「情に棹させば流される」ものです。舞の父親に対する優しさは素晴らしいとは思いますが、情に流され過ぎて自分を見失わなければいいのですが。そして悠人の登場です。こっちは漱石流に言えば「智に働けば角が立つ」タイプですね。兄妹を足して割ればちょうどいいんだろうけど。
ついにリストラですか。舞も選別と箱詰めの仕事を軽視していたわけではないのだろうけど、何事も見るとやるとでは大違いだし、簡単な仕事なんてない。それがわかっただけも、少しは勉強になったかもしれません。それにしてもやむを得ないとはいえ、人材は宝。リーマンショックの時、カルロス・ゴーンの影響もあり、各社リストラ合戦みたくなったけど、それが今の人材不足につながっている面も少なからずある。つくづくバブルとリーマン後に失った人的資源は大きかったなと思う。この前、章の言動もどこかおかしかったし、イワクラも人材流出が始まるかもしれませんね。
お父さん、胃潰瘍ですか。まあ大事に至らなくてよかったですね。気になるのは舞の行動です。たとえば父親がサラリーマンだったとして、父親が勤めている会社の経営状態がよくないからと、金融に詳しい兄に「何とかして」と頼むだろうか?イワクラはすでに株式会社という組織であり、いくら社長の息子だからといって軽々に口を出すべきではない。舞が悠人に頼んでいることはそういうことだ。だから悠人の薄い反応は別におかしくはない。それに他人からみれば、どうあれ舞は社長令嬢。庶民感覚の持ち主ではないことを自覚した方がいい。
お父さんは胃潰瘍でしたか。家の貯金まで給料に回していたとは、そこまで追い込まれていたのかと愕然としました。リストラや資産の整理などしてないんだろうな。お兄ちゃんが言う生き残れる企業の話がお父さんには辛い現実を突きつけることになっていて。お父さんと舞ちゃんの二人のシーンは本当にほのぼのとして良い親子だなと感じて、こちらまで笑顔になってしまう。舞ちゃんが航空学校の話をしている時、少し遠い過去のように感じてさみしかった。
ブツブツと自分の中に浮かんだ詩を言葉にする貴司くんと、同じくブツブツと飛行するシュミレーションをつぶやく舞ちゃんに挟まれたあさひくん。変人に挟まれていると言ったけど、その顔は穏やかで楽しそうでしたね。2人が自然体でいてくれるから安心してきたのでしょう。そして貴司くんが心の中を整理することを教えてくれました。お母さんの焦る気持ちもすごく分かる。でも島ではもっと人に甘えていいんじゃないかな?手も知恵も借りて笑顔で子育てできるようになってほしいな。
新米パイロットの舞ちゃんの1年は途方もなく長いし、感覚とかが必要な技術職で延期は致命的なほどのダメージだから不安や絶望があって当たり前だと思う。そんな状況でも前を無理に向いている舞ちゃんが辛そうに見えていたが、たかし君が上手く弱い所を出すきっかけ作ってくれて良かった。五島は時間がゆったりで優しく包み込む人が多いから、航空学校でひたすら気を張って走ってきた舞ちゃんには良い時間だったんだろうな。気持ちが戦っている時には柏木君みたいな人も良いだろうけれど、弱っている時はちょっと微妙だよね。最後の電話。きっといろんな意味でダメ押しになるのかな。
貴司は自身もいろいろ傷ついた経験があるし、それを言葉を紡ぎ出すことで乗り越えたから、朝陽くんに対しても段階を踏んで一歩ずつ言葉にさせたところはさすがです。子どもの成長は黙っていても成長するし、周囲の大人が焦り過ぎてはいけない。現代人はみんな焦り、急ぎ過ぎるんだよね。歩調を会わせないと置いていかれるから仕方ない面はあるんだけど。そして舞の父である浩太が救急搬送されたようです。個人的にはたとえイワクラが潰れたとしても舞がパイロットの道を諦めることはないと思いますが、まあ朝ドラのヒロインなのだから紆余曲折するんでしょうね。
やっぱり私は五島編が好きです。ばんばがいる五島なら朝陽くんも朝陽くんのお母さんもきっといい方向に向かうと信じられる。その親子を通してばんばのありがたい言葉がまた聞けると思うと朝から楽しみでじっくり耳を傾けています。舞も貴司もゆっくりとじっくりと人と関われる人なので朝陽くん親子を温かく包んでくれることでしょう。内定がどうなるか学んだ技術は衰えないか舞の焦りも分かりますが、どうにもならない時期も人生にはあるのでどうせなら有意義に時間を使ってほしいと思います。
祥子さんから見ると、朝陽くんとそのお母さんは、昔の舞とめぐみに重なるところがあるのではないでしょうか。それにしても不思議なのは、昭和から平成の始めまでの時代は「個性」が叫ばれ、他人とは違うことが価値であるようなことが言われ続けたのに、平成の中ごろから令和の時代は逆に個性的で他人と違うことが、良くないことのようになっている。その傾向がSNSの普及と比例しているのは偶然だろうか?何にしても貴司のさりげない優しさと五島の穏やかさが、朝陽くんはもちろん舞も癒されていくのを感じました。
いきなり登場した朝陽くんだけど、記憶力が良いけれど興味が偏っていて、社会的コミュニケーションが下手ということからすると、いわゆる自閉スペクトラム症でしょうかね。もしそうだとしても、そういう子は昔からいたけど、精神医学が発展していなかったから、ちょっと変わった子扱いされていただけ。そんな人たちだって、年齢と経験を重ねることで、それぞれ生き方を見つけていく。だから心配しすぎない方がいい。大人はちょっとフォローしてあげるだけで充分だと思う。舞と貴司が再会しましたが、個人的には貴司の詩が楽しみです。
悠人はカリスマ投資家のようになってしまいました。ただリーマンショックの時に問題となったサブプライムローンなんて、ノーベル経済学賞をとったとか、優れた金融工学とか、そういう権威や最先端の流行に呑み込まれなければ、時期はともかくいずれ破綻するのは予想できた。悠人が調子に乗り過ぎなければいいのですが。舞も1年遅れの入社になりましたか。再び五島でいろいろ起こりそうな雰囲気です。貴司も五島にいるようですしね。それを知ったら柏木も嫉妬しそうです。どうなることやら。
水島さんの言葉が重くて温かくて感動した。ちゃんとフェイル後頑張っていて、充実していそうで嬉しかった。水島さんに声をかけた柏木君はグッジョブ!ちょっとした冗談も言えるようになっていて柏木君もさらに変わったんだなと思った。それにしてもリーマンショック後のボーナスを入れてる時のお父さんの悲しそうな表情と、久しぶりに帰ってきた娘を迎える余裕もなさそうなのが心配。舞ちゃんにも影響ありそうなことも言っていたし、せっかくの内定が取り消しになったりするのかな。先行きが暗そうで悲しくなる。
舞はリーマンショックの頃に社会人になる世代なんですね。今とは逆に円高ドル安で輸出関連の中小企業の倒産が相次いだ時期だし、当然ながらイワクラもまずい状況です。まあ個人的にはバブル崩壊の時の方がはるかにやばかった実感があるし、それを経験している筈の父親の方より、投資をやっている悠人の方が何らかの大きな波乱を呼ぶ存在になりそうな予感がします。舞にも影響がとナレーションにありましたが、経済の波乱はその時代の若者の将来を直撃するなと改めて思ってしまいます。
なんかもう人生初の彼氏に舞い上がっちゃっている舞ちゃんにちょっとついていけていない。柏木くんのたっての希望でお好み焼きを食べ両親にご挨拶したいってことになってはいるけど、二人で舞い上がりすぎでしょ。柏木くんも独占欲が強いと言うか、俺の俺の!って感じが朝から鬱陶しかった。舞ちゃんとたかしくんのやりとりにもモヤモヤ。結構めんどくさいカップルになりそうで嫌だなと思っていたら急に就職活動まで飛んだね。最近雑じゃない?
上記採点は、7週目までは、脚本、演出、感動に"5"を付けたいぐらいでした。
皆さんにも散々駄作だと言われている8-10週目は"1"で、それらを平均してそれぞれ"3'としました。
もはや8-10週目の迷走ぶりはツッコミどころがありすぎてめんどくさいです。
共同脚本は、飛行訓練の描写や設定をリアルなものにし、脚本や演出の負担を減らすための措置だとの公式コメントですが、脚本の一貫性や、作品の完成度を犠牲にしてまでやることじゃないでしょうに。。
視聴者からすれば、作り手の自己満足にしか見えません。で、実際大した内容に出来なかったくせに!!
とは言え、来週からの巻き返しには大いに期待しています。
1-7週目を見た限り、桑原さんには巻き返せるだけの力が十分にあると信じております。
早速、舞の両親に挨拶に行くなんて、大した度胸です。男としては高校生の頃に彼女の家に行くよりも、ある程度の年齢になってからの方がなんとなくハードルが高くなりますよね。相手の親もそういう目で見てくるし、きついことを言われる可能性もある。まあパイロットみたいなエリートは心配ないのかもしれないけど。柏木は貴司に嫉妬した様子。人によるんだろうけど、時代的にもう少し男女関係はこなれていた気がする。すぐ嫉妬するのはむしろ最近の男性の傾向かな。なんにせよ個人的には貴司の方が良いと思う。あまり稼げそうにはないけど、そこはパイロットになる舞が高収入になるわけだし。
昨日の男と女の問題はもっといい見せ方がきっとあったはずなのに、人の夫婦の問題に首を突っ込みお茶までかけちゃうやり方は唐突すぎて良くなかったと思う。そして次の日には舞ちゃんと柏木がラベンダー畑でカップルになる。こちらは前もっての柏木の告白があったし、絵になる風景の中での改めての告白はすごく良かったけれど急いだ感じが否めない。飛行機に興味がない人にとっては訓練の時間が長くてつまらない。話の時間の使い方が下手だと思う。
大河内教官はとても理想的な教官でしたね。舞ちゃんはしっかり原点に立ち戻って空を飛ぶ意味を思い出したようだし、柏木君も父の背中を追いかけると決意表明していました。他の3人の操縦する様子も見れて揃って審査に合格して良かった。倫子さんに化粧してもらって、柏木君と舞ちゃんの初デートは甘酸っぱい感じ。風景がとにかく美しかった。他の人たちとも仲は良いし、お互いに協力したりもしていたけれど、同じチームと言う意味では心の距離は近かったのだろうと思う。