やっぱりおしい刑事

今まで押井が逮捕してきた犯人たちが自作自演で、自宅から証拠も発見されて逮捕状が出てる状況で捜査を始めれて、羽堂を捕まえるためにミスを演じるって押井がぜんぜんおしくない！どころか羽堂が計画してたことをすべて知ってたとか押井のキャラ死んじゃってるじゃん…。
最後はカッコよく締めたつもりなんだろうけど、押井はおしいからいいのであって、添え物の恋愛要素でおしさを出しても納得いかない。羽堂を排除っていうのもいただけない。最終回で押井の正義感がおかしな方向を向いちゃってることを知ってドン引きでした。

警察内部で影武者とか裏で操っているとかよく言えるなと(笑)取材されたいのはわかるけど、押井が怪しんでいると読んで"これは事件だ！"とカッコつけてた伊多田はダサかった。そんな役が似合いすぎる板尾さんにさすがだなと感心しました。でもこのポンコツぶりを見てると伊多田はどうやって出世したんだろうという疑問が…。
羽堂の押井への嫌がらせは何なんだろう？全部関係があるのか、ちょっとしたおふざけなのか、惜しい押井へ挑戦をしかける羽堂の目的も気になるし、惜しいゆえの勝利を見せつけてほしいです。

偶々、偶然出会えたドラマ。
5話から見て、それぞれのキャラとか立ち位置とか空気感に入り込めるか不安だったけど押井のキャラが最高でした。
正直、押井役の風間俊介さんが前期まで2期分放送されていたドラマで演じられていた、みんなから頼りにされ意見を求められ真面目で堅いキャラにずっと違和感を抱いていたので、ぴったりの役を既にされていたんだとこの作品を知らず、今まで視聴できていなかったことが残念で堪らないです。
事件では自白した子の利き手に目をつけれたのに、そこまでという惜しさについ笑ってしまいました。本人は至って真面目なのにまったく実にならないことを自然に楽しめたので、次も見たいと思いました。

シリーズ前作よりもさらに風間俊介さん演じる押井さんがかわいく、うざく、コミカルで本当に好きです。武田真治さんの不気味さがストーリーをなんとなく引き締めていて、変人の役が本当によく似合うなと感心しました。ただ、全体的に芸達者なキャストさんが多い中、風間俊介さんの事務所の後輩らしい元木湧さんの演技がひどすぎて画面の魅力をぶち壊しているように感じました。本人はキメ顔のつもりなのかもしれませんが、いちいちしゃくれるのはやめたほうがいいと思います。