ケイジとケンジ～所轄と地検の24時～

表情だけでモノを語れるくらい顔の表現が素晴らしいと思います。顔の皺や頬の緩急、口の僅かな動きが変わるだけで、雰囲気を変えてしまう表現力はすごいと思います。また目線の配り方やセリフの間の取り方も独特で表現のスキルが多様だなと思います。

シャンティショコラのくだりが面白かったですね。将棋で女の子に負けた時も思いましたが、子どもっぽい性格なんですね。そういう役が柳葉さんがうまくハマって演じていると思いました。顔がやけに黒っぽいのは少し気になるところです。

毎回同じ演技に見える。踊る捜査線と一緒。
声のトーンや表情、しぐさもまったく一緒で新鮮味がないように思う。「やってみろー」の言い方とか、時々言い負かされて悔しそうにする表情とか誰でも出来そう。
もっと新しい演技が見たい。

さすがギバちゃん、こういう空気をピリつかせる人って重要だよね。東出さんがちょっと重さにかけてベラベラ喋るから余計検事が軽く見えちゃうけどギバちゃんがしっかり抑えているからいいバランス取れてるんじゃないかな。

思わず、柳葉敏郎さんの役は「警察側だったっけ」と思うような、過去の「踊る大捜査線の室井さん」を思わせるようなしゃべり方に思わず笑ってしまいました。コメディドラマなので、他の作品のオマージュも楽しいなあと思いました。

登場するだけで場面にピリっとした緊張感が漂い、口数が少なくても場を持たせる存在感と貫録がさすがでした。ギュッと結ばれた口元と目力が強面っぷりをより際立たせ、鬼検事と呼ばれていた過去に説得力があったのも良かったです。仲井戸と真島のシーンが熱血でガチャガチャ騒がしいので、それとは対照的な柳葉さんの渋くて重みのある演技がドラマにメリハリをつける良いスパイスになっていると思います。