『テセウスの船』での鈴木亮平 (佐野文吾役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
鈴木亮平 (佐野文吾役) は 「2020年1月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
特殊メイクがあっていたし演技がすごく上手かった
鈴木亮平さんの演技力が輝く、素晴らしいドラマでした。さすがです。
鈴木亮平さんのバイタリティー溢れる父役、ピか一でした❗
一つの作品を屋台骨として支える存在感。でっかく温かい大黒柱、文吾父ちゃんでした。脱帽。
文吾の食事会で心に向けるなんとも言えない微笑んでいるんだけど、自分だけが過去を知っているためか、切ない表情が特に良かったです!
鈴木亮平さんの人柄のよさや男前気質が存分に発揮された良い配役でした。 物語のラストシーンに向け、仲の良かった家族が犯人の策によって引き裂かれていく状況で、必死に耐える父親としての姿が見事でした。
器が大きくて包容力があって真っすぐで熱くて、「この人が殺人なんて犯すわけない」と信じられる文吾さんでした。歩き方や背筋の曲げ方、声の枯れなどで老いも丁寧に表現していて、特殊メイクなんて不要なくらい見事な演技だったと思います。最終回、現代シーンで佐野心となった心を見つめる眼差しが温かくて、優しくて、でもちょっと寂しそうでもあって、何とも言えない切ない表情を浮かべていたのもとても良かったです。
ほぼ初めてまともに鈴木亮平の演技を見ました。なんて柔らかに喜怒哀楽を表現する人なのかとすぐに大ファンになりました。全て考えて動いているのかどうなのかわかりませんが、その場の空気感までを作り出してしまうその器の大きさに引き込まれてしまいました。目線一つで想いを伝えられる稀有な俳優だと思います。
30代の優しい父で家族思いの警官の顔と、刑務所に入って死刑でひっそりと暮らしている暗い父の顔と、明るく家族にぎやかで楽しそうでもうすぐおじいちゃんになる幸せな3つの顔を演じていて、どれも全然違う顔できちんと年をとったのが言動や行動でもわかるので、すごいと思った。家族と町を守るために、一生懸命に犯人に立ち向かう姿がかっこよかった!
よかった!役柄はピッタリだったのでは
こんなお父さん欲しいです
元々演技も凄いな、と思っていましたが、今回おもったのは「声」です。 ナレーションの様な「古代~」の声と、佐野文吾の普段の声。 そして「俺がやったんだ」「地獄へ落ちろ!」のドスのきいた声。 全てが全く違う声色で、本当に同一人物がしているのかと思うほどでした。圧巻です!
演じる年齢の幅が激しく、特に年老いて特殊メイクをしている場面などは、わざとらしくなりそうな感じもしますが、そういうのを一切感じません。本当にその年齢の人が演じているように見えて、どういう部分からそう見えているんだろう?と毎回不思議に思ってしまうほど。さすがだな~と思いました。
やること全部裏目に出てしまって焦って空回りする姿がもどかしいですが、その必死さから家族への愛情の深さが伝わってきます。感情的になる激しい芝居も迫力があって見ごたえがありますが、誘拐されて無事に戻ってきた子供たちの寝顔を愛しそうに見つめたり、そっと頭を撫でている姿など、表情や醸し出す空気感で文吾の思いを丁寧に表現する台詞のない演技も好きです。
まさに警察官の鑑、さらに良き夫、良き父親と身内にも他人にも思いやりがある善人。それなのに、というか、だからこそ真犯人に執拗に固執されるのかもしれません。心が過去にタイムスリップしたお陰で佐野さんは、これから自分や家族に降りかかる不幸を知り、犯行を防ごうとするけれど、逆に村人たちの信頼を失ってあからさまな嫌味まで言われる始末。家族を連れて村を出てしまえば済むのに、善人過ぎてそれも選べないところが歯がゆいです。
娘が行方不明になったときの焦りと悲しみ、それとともに心さんを信じたいという人の良さ、両方をうまく表現していて、名演技だなと感じました。心が現在に戻ってきたときの刑務所にいるときの姿も、疑いを晴らせない諦めのような悲壮感もよく伝わってきてストーリーにのめり込める演技をしてくれています。
特殊メイクを使い、若い頃から老いた頃までを一人で演じている中、違和感なく演じ切っているのは流石です。様々な表情、話し方を一つの役柄の中でしているので、元々評価が高い役者ですが、このドラマを通じてさらに良い味を引き出したと感じました。
心に向ける笑顔がいつも印象的なのですが、冤罪を晴らせるかもしれないという希望だけでなく、自分のため、家族のために必死で頑張る息子の頼もしい姿を嬉しく感じているように見えるところに胸を打たれます。誇らしげに目を細める姿は父親らしい温かさと愛情に溢れていて、実年齢では10歳ほどしか違わない竹内さんとも本当の親子のように見えます。ここまでしっかり演技で老いや父性が表現できるなら、違和感のある特殊メイクは必要ないのでは?とさえ思ってしまいます。
白髪姿ですっかり年老いた様子ですが、体は若さを隠し切れないというのか、作った老け顔と体とのアンバランスが目に付く感じ。でも抜群の演技力でしっかりカバーですね。特に目が良い。面会にやってくる心さんと会話を交わしながらも、それ以上に目で訴えかけてるものが大きい感じがします。息子に対する信頼感や愛情も感じられて、あの二人のシーンはとても心温まる感じ。
メイクの技術も素晴らしいのだと思うのですが、現代のパートと過去のパートの表情や佇まいが違いすぎて、「あれ?同じ人が演じてるの?」と思わずにはいられないくらい役に溶け込んでいてすごい! 現代パートの、優しい表情の中にも寂しくて悲しい雰囲気に思わず魅せられてしまいます。
謝罪に来た紀子とのシーンが泣けました。「紀子さんも苦しかったですよね」と優しく労う姿が文吾の人間の大きさを感じさせて、偽善者ぶってるのではなく本当に心から紀子を心配し、気遣い、許していることが伝わってきて思わずもらい泣きしてしまいました。紀子が帰ったあと震えて泣く時の背中がすごく頼りなげで心細そうで、文吾の落胆の大きさを感じさせたのも良かったと思います。
とにかく目の演技に圧倒されます。 何を考えているのかわからない、でも強い意志を感じる目力にドキドキです! 怖さを感じるほどの眼差しのあとの急な笑顔には何度も驚かされました。 みんなを包み込むような優しさを見せたり、誰も寄せ付けないような雰囲気をかもしだしたり、1人2役!?と思ってしまうほどです。 とにかく鈴木亮平さんから目が離せないドラマです。
曲がった背中や引きずるような重たい足取り、低くしゃがれた声、ゆったりとした口調で丁寧に31年の年月を表現していて、老けメイクをしなくても十分老いが感じられたのでは?と思うくらい素晴らしい演技でした。諦めて全てを受け入れているような、悟ったような穏やかな表情も観ていて切なかったです。
老けた顔もそんなに不自然じゃなかったです。この人の演技の幅はすごいなと思います。泣かせる演技です。やってない罪で捕まって30年どんな思いで過ごしてたんだろうな、孤独だったんだろうな。それでも子どもの前では明るく振る舞っている姿が悲しいです。無実が晴れるといいです。
30年ぶりに心さんに会った時の顔がすごく良かった。きっと30年心から笑えることもなく過ごしてきたんだろうなって感じの筋肉が強張ったような顔してたけど、心さんって懐かしそうに話しかけた顔がなんとも優しくて好きでした。
佐野の、家族思いで温かい情の厚いところと、怒りの時の凍りつくような鋭い眼差しのところの演じ分けをされる鈴木さんは素晴らしいです。竹内涼真さんと並んでも、年はそんなに離れていないし似てないはずなのに、親子に見える時があり驚いています。
心に真実を告げられるシーンが本当に良かった。驚いて狼狽しているはずなのに口元は笑っているように見える表情が、逆に文吾のショックの大きさを表しているようで、器の大きな文吾ですら受け止めきれない重たい真実なんだということを改めて実感させられました。感情を爆発させるシーンも熱くて上手いですが、その後に後悔して葛藤する姿がまた良くて、背中を丸めた後ろ姿や頭を抱える姿など、台詞がなく表情が見えなくても、深く深く考えて結論を出そうとしているのが伝わってきます。葛藤して悩んで…という過程が演技でちゃんと伝わるから、文吾がただのお人好しに見えないし、人間の大きさや懐の深さを感じられるのだと思います。
得体の知れない何がおかしいと感じながら父として警察官として気持ちを保つのは大変だろう。自分の娘がターゲットにされているかもしれない不安と戦い、ちゃんと笑えていたか?と問うシーンは涙が出た。鈴木さんもお父さんだからこその深みのある演技だったと思う。
どっしりとした佇まいや人の良さそうな笑顔、訛りのある穏やかだけど力強い口調が佐野の懐の深さや器の大きさを感じさせ、どこからどう見ても不審者の心を信じて行動を共にするという展開に説得力があるところが良かったです。未来から来たなんて子供だましのような話を本気で信じる姿に違和感がないのがすごい。子供たちと本気で戦いごっこをする姿やカニラーメンを食べるシーンのおちゃらけた様子など、家族で過ごす時の楽しそうで幸せそうな笑顔が印象的で、「絶対にこの人を殺人犯にしてはいけない」と心と同じ気持ちになれたのも良かったと思います。
一つ一つの表情が見応えがあります。真顔、笑顔、悲しい顔どれを見ても、その表情は他愛もない場面なのか、それともこの後のストーリーの伏線なのか、とても複雑な感情が奥にあるようです。過去の事件を紐解いていく内容に一層深みを与えていると思います。
役柄によって太ったり痩せたりで役に入り込む役者さんだと以前から思っていましたが、序盤、鋭い目つきや丸まった姿勢で怖いの一言でした。後半子供を助けようとする行動が力強さと優しい目の父さんに一変したのに驚きました。
警察官をしていた、殺人事件の犯人役として、家族のまえでの父親らしい真面目な表情と、どこか裏がある表情が絶妙で素晴らしかったです。犯人なのか本当は犯人でないのか、どちらにも見える演技が上手いなと思いました。
もしかしたら本当に悪い人、犯人かもしれないと感じさせる、不気味な表情に引き込まれます。でも、心に崖から助け出され、二人で露天風呂に入ってるシーンでは、鈴木亮平さんらしいというのか、人柄の良さがそのまま表れたかのような優しくて明るい笑顔に、ほっとしました。
ドラマによって全然違う人間になるなぁ?と改めて感じることの出来たテセウスの船の鈴木亮平。正義感溢れる田舎のお巡りさんの純朴さを100%出しながら、優しい笑顔の裏側にある、暗くて重い秘密を感じさせる。この物語がこれからどう展開するかは知らないけど、予想もできない何かが起きそうな予感を感じさせる鈴木亮平の演技が、さすがだと思います。やっぱり、この人すごい!
最初のうちは心の感情のせいなのかは分かりませんが、すごくミステリアスというかゾッとするような怖さを添えたように撮影されてて余計に表情の演技がとても生きていたと思います。特に体も大きいので、これから現代での留置所での演技はどうなっていくのだろうと思いました。
心を見つめる鋭い目つきや意味ありげな表情、あかねちゃんを助けるシーンの必死さや「子供を助けるのは大人の使命」と熱く叫ぶ姿、殺人犯なのか冤罪なのか、どちらとも取れそうな絶妙なバランスの演技が素晴らしかったです。台詞がなくても表情の演技と存在感で十分場面が持つのもさすが。心と温泉に入って打ち解けるシーンで見せた幸せそうな笑顔は、現代の佐野の状況が分かった状態で見るととても切なくて胸が痛くて、何とか過去を変えてこの笑顔を守って欲しいと心に頼みたくなりました。
やっぱり鈴木さんはすごいです! 役によって声も話し方も変わるし、目の表情1つでも「語る」事が出来るんですね。 今回は若い頃のシーンですが、優しそうな父親や警察官の顔かと思えば、目だけで怪しい表情にもなったり、と見ている方も「やっぱり犯人?違うの?」と引き込まれました。
この人すごいね。見方によって瞬間によって善人にも悪人にも見える。こんなに深い演技ができたんだって感じ。あったかく抱きしめてくれるようで近づいたら殺されそうな冷たーい目が印象的。謎が謎をよんで引き込まれた。
特殊メイクがあっていたし演技がすごく上手かった
鈴木亮平さんの演技力が輝く、素晴らしいドラマでした。さすがです。
鈴木亮平さんのバイタリティー溢れる父役、ピか一でした❗
一つの作品を屋台骨として支える存在感。でっかく温かい大黒柱、文吾父ちゃんでした。脱帽。
文吾の食事会で心に向けるなんとも言えない微笑んでいるんだけど、自分だけが過去を知っているためか、切ない表情が特に良かったです!
鈴木亮平さんの人柄のよさや男前気質が存分に発揮された良い配役でした。
物語のラストシーンに向け、仲の良かった家族が犯人の策によって引き裂かれていく状況で、必死に耐える父親としての姿が見事でした。
器が大きくて包容力があって真っすぐで熱くて、「この人が殺人なんて犯すわけない」と信じられる文吾さんでした。歩き方や背筋の曲げ方、声の枯れなどで老いも丁寧に表現していて、特殊メイクなんて不要なくらい見事な演技だったと思います。最終回、現代シーンで佐野心となった心を見つめる眼差しが温かくて、優しくて、でもちょっと寂しそうでもあって、何とも言えない切ない表情を浮かべていたのもとても良かったです。
ほぼ初めてまともに鈴木亮平の演技を見ました。なんて柔らかに喜怒哀楽を表現する人なのかとすぐに大ファンになりました。全て考えて動いているのかどうなのかわかりませんが、その場の空気感までを作り出してしまうその器の大きさに引き込まれてしまいました。目線一つで想いを伝えられる稀有な俳優だと思います。
30代の優しい父で家族思いの警官の顔と、刑務所に入って死刑でひっそりと暮らしている暗い父の顔と、明るく家族にぎやかで楽しそうでもうすぐおじいちゃんになる幸せな3つの顔を演じていて、どれも全然違う顔できちんと年をとったのが言動や行動でもわかるので、すごいと思った。家族と町を守るために、一生懸命に犯人に立ち向かう姿がかっこよかった!
よかった!役柄はピッタリだったのでは
こんなお父さん欲しいです
元々演技も凄いな、と思っていましたが、今回おもったのは「声」です。
ナレーションの様な「古代~」の声と、佐野文吾の普段の声。
そして「俺がやったんだ」「地獄へ落ちろ!」のドスのきいた声。
全てが全く違う声色で、本当に同一人物がしているのかと思うほどでした。圧巻です!
演じる年齢の幅が激しく、特に年老いて特殊メイクをしている場面などは、わざとらしくなりそうな感じもしますが、そういうのを一切感じません。本当にその年齢の人が演じているように見えて、どういう部分からそう見えているんだろう?と毎回不思議に思ってしまうほど。さすがだな~と思いました。
やること全部裏目に出てしまって焦って空回りする姿がもどかしいですが、その必死さから家族への愛情の深さが伝わってきます。感情的になる激しい芝居も迫力があって見ごたえがありますが、誘拐されて無事に戻ってきた子供たちの寝顔を愛しそうに見つめたり、そっと頭を撫でている姿など、表情や醸し出す空気感で文吾の思いを丁寧に表現する台詞のない演技も好きです。
まさに警察官の鑑、さらに良き夫、良き父親と身内にも他人にも思いやりがある善人。それなのに、というか、だからこそ真犯人に執拗に固執されるのかもしれません。心が過去にタイムスリップしたお陰で佐野さんは、これから自分や家族に降りかかる不幸を知り、犯行を防ごうとするけれど、逆に村人たちの信頼を失ってあからさまな嫌味まで言われる始末。家族を連れて村を出てしまえば済むのに、善人過ぎてそれも選べないところが歯がゆいです。
娘が行方不明になったときの焦りと悲しみ、それとともに心さんを信じたいという人の良さ、両方をうまく表現していて、名演技だなと感じました。心が現在に戻ってきたときの刑務所にいるときの姿も、疑いを晴らせない諦めのような悲壮感もよく伝わってきてストーリーにのめり込める演技をしてくれています。
特殊メイクを使い、若い頃から老いた頃までを一人で演じている中、違和感なく演じ切っているのは流石です。様々な表情、話し方を一つの役柄の中でしているので、元々評価が高い役者ですが、このドラマを通じてさらに良い味を引き出したと感じました。
心に向ける笑顔がいつも印象的なのですが、冤罪を晴らせるかもしれないという希望だけでなく、自分のため、家族のために必死で頑張る息子の頼もしい姿を嬉しく感じているように見えるところに胸を打たれます。誇らしげに目を細める姿は父親らしい温かさと愛情に溢れていて、実年齢では10歳ほどしか違わない竹内さんとも本当の親子のように見えます。ここまでしっかり演技で老いや父性が表現できるなら、違和感のある特殊メイクは必要ないのでは?とさえ思ってしまいます。
白髪姿ですっかり年老いた様子ですが、体は若さを隠し切れないというのか、作った老け顔と体とのアンバランスが目に付く感じ。でも抜群の演技力でしっかりカバーですね。特に目が良い。面会にやってくる心さんと会話を交わしながらも、それ以上に目で訴えかけてるものが大きい感じがします。息子に対する信頼感や愛情も感じられて、あの二人のシーンはとても心温まる感じ。
メイクの技術も素晴らしいのだと思うのですが、現代のパートと過去のパートの表情や佇まいが違いすぎて、「あれ?同じ人が演じてるの?」と思わずにはいられないくらい役に溶け込んでいてすごい!
現代パートの、優しい表情の中にも寂しくて悲しい雰囲気に思わず魅せられてしまいます。
謝罪に来た紀子とのシーンが泣けました。「紀子さんも苦しかったですよね」と優しく労う姿が文吾の人間の大きさを感じさせて、偽善者ぶってるのではなく本当に心から紀子を心配し、気遣い、許していることが伝わってきて思わずもらい泣きしてしまいました。紀子が帰ったあと震えて泣く時の背中がすごく頼りなげで心細そうで、文吾の落胆の大きさを感じさせたのも良かったと思います。
とにかく目の演技に圧倒されます。
何を考えているのかわからない、でも強い意志を感じる目力にドキドキです!
怖さを感じるほどの眼差しのあとの急な笑顔には何度も驚かされました。
みんなを包み込むような優しさを見せたり、誰も寄せ付けないような雰囲気をかもしだしたり、1人2役!?と思ってしまうほどです。
とにかく鈴木亮平さんから目が離せないドラマです。
曲がった背中や引きずるような重たい足取り、低くしゃがれた声、ゆったりとした口調で丁寧に31年の年月を表現していて、老けメイクをしなくても十分老いが感じられたのでは?と思うくらい素晴らしい演技でした。諦めて全てを受け入れているような、悟ったような穏やかな表情も観ていて切なかったです。
老けた顔もそんなに不自然じゃなかったです。この人の演技の幅はすごいなと思います。泣かせる演技です。やってない罪で捕まって30年どんな思いで過ごしてたんだろうな、孤独だったんだろうな。それでも子どもの前では明るく振る舞っている姿が悲しいです。無実が晴れるといいです。
30年ぶりに心さんに会った時の顔がすごく良かった。きっと30年心から笑えることもなく過ごしてきたんだろうなって感じの筋肉が強張ったような顔してたけど、心さんって懐かしそうに話しかけた顔がなんとも優しくて好きでした。
佐野の、家族思いで温かい情の厚いところと、怒りの時の凍りつくような鋭い眼差しのところの演じ分けをされる鈴木さんは素晴らしいです。竹内涼真さんと並んでも、年はそんなに離れていないし似てないはずなのに、親子に見える時があり驚いています。
心に真実を告げられるシーンが本当に良かった。驚いて狼狽しているはずなのに口元は笑っているように見える表情が、逆に文吾のショックの大きさを表しているようで、器の大きな文吾ですら受け止めきれない重たい真実なんだということを改めて実感させられました。感情を爆発させるシーンも熱くて上手いですが、その後に後悔して葛藤する姿がまた良くて、背中を丸めた後ろ姿や頭を抱える姿など、台詞がなく表情が見えなくても、深く深く考えて結論を出そうとしているのが伝わってきます。葛藤して悩んで…という過程が演技でちゃんと伝わるから、文吾がただのお人好しに見えないし、人間の大きさや懐の深さを感じられるのだと思います。
得体の知れない何がおかしいと感じながら父として警察官として気持ちを保つのは大変だろう。自分の娘がターゲットにされているかもしれない不安と戦い、ちゃんと笑えていたか?と問うシーンは涙が出た。鈴木さんもお父さんだからこその深みのある演技だったと思う。
どっしりとした佇まいや人の良さそうな笑顔、訛りのある穏やかだけど力強い口調が佐野の懐の深さや器の大きさを感じさせ、どこからどう見ても不審者の心を信じて行動を共にするという展開に説得力があるところが良かったです。未来から来たなんて子供だましのような話を本気で信じる姿に違和感がないのがすごい。子供たちと本気で戦いごっこをする姿やカニラーメンを食べるシーンのおちゃらけた様子など、家族で過ごす時の楽しそうで幸せそうな笑顔が印象的で、「絶対にこの人を殺人犯にしてはいけない」と心と同じ気持ちになれたのも良かったと思います。
一つ一つの表情が見応えがあります。真顔、笑顔、悲しい顔どれを見ても、その表情は他愛もない場面なのか、それともこの後のストーリーの伏線なのか、とても複雑な感情が奥にあるようです。過去の事件を紐解いていく内容に一層深みを与えていると思います。
役柄によって太ったり痩せたりで役に入り込む役者さんだと以前から思っていましたが、序盤、鋭い目つきや丸まった姿勢で怖いの一言でした。後半子供を助けようとする行動が力強さと優しい目の父さんに一変したのに驚きました。
警察官をしていた、殺人事件の犯人役として、家族のまえでの父親らしい真面目な表情と、どこか裏がある表情が絶妙で素晴らしかったです。犯人なのか本当は犯人でないのか、どちらにも見える演技が上手いなと思いました。
もしかしたら本当に悪い人、犯人かもしれないと感じさせる、不気味な表情に引き込まれます。でも、心に崖から助け出され、二人で露天風呂に入ってるシーンでは、鈴木亮平さんらしいというのか、人柄の良さがそのまま表れたかのような優しくて明るい笑顔に、ほっとしました。
ドラマによって全然違う人間になるなぁ?と改めて感じることの出来たテセウスの船の鈴木亮平。正義感溢れる田舎のお巡りさんの純朴さを100%出しながら、優しい笑顔の裏側にある、暗くて重い秘密を感じさせる。この物語がこれからどう展開するかは知らないけど、予想もできない何かが起きそうな予感を感じさせる鈴木亮平の演技が、さすがだと思います。やっぱり、この人すごい!
最初のうちは心の感情のせいなのかは分かりませんが、すごくミステリアスというかゾッとするような怖さを添えたように撮影されてて余計に表情の演技がとても生きていたと思います。特に体も大きいので、これから現代での留置所での演技はどうなっていくのだろうと思いました。
心を見つめる鋭い目つきや意味ありげな表情、あかねちゃんを助けるシーンの必死さや「子供を助けるのは大人の使命」と熱く叫ぶ姿、殺人犯なのか冤罪なのか、どちらとも取れそうな絶妙なバランスの演技が素晴らしかったです。台詞がなくても表情の演技と存在感で十分場面が持つのもさすが。心と温泉に入って打ち解けるシーンで見せた幸せそうな笑顔は、現代の佐野の状況が分かった状態で見るととても切なくて胸が痛くて、何とか過去を変えてこの笑顔を守って欲しいと心に頼みたくなりました。
やっぱり鈴木さんはすごいです!
役によって声も話し方も変わるし、目の表情1つでも「語る」事が出来るんですね。
今回は若い頃のシーンですが、優しそうな父親や警察官の顔かと思えば、目だけで怪しい表情にもなったり、と見ている方も「やっぱり犯人?違うの?」と引き込まれました。
この人すごいね。見方によって瞬間によって善人にも悪人にも見える。こんなに深い演技ができたんだって感じ。あったかく抱きしめてくれるようで近づいたら殺されそうな冷たーい目が印象的。謎が謎をよんで引き込まれた。