半分、青い。

この甘い雰囲気の俳優さんは誰？と出てきた瞬間ビックリしました。すごい二枚目というわけでもないのに、色気があるせいか役のせいかとても素敵でした。役では思わせ振りな態度をする演技をされていましたが、本当に中村倫也さん自身がそういう人じゃないかと思わせられるほど引き寄せられました。

モテ男というジャンルで登場してきた「まあくん」ですが、すずめの羽織時代はそれがハマっていたと思います。
しかし現代になって突然「まあくん」と出会ったことがなんだかこじつけのような感じがして、中村倫也の演技もかつての「まあくん」のような緩やかさがなくなった気がします。それは歳をとったことにより仕方のないことかもしれませんが、「まあくん」は、今後もすずめを惑わせていく存在であってほしかったという個人的願望もあり、今後物語に絡んでいく重要な要素としては薄い印象があります。また、律との関係も、物語に絡んでいくには薄すぎると思い、なんで今更出てきたの？「中村倫也」の人気にあやかっただけじゃないの？という裏のにおいも感じずにはいられません。

久しぶりに再登場して懐かしさを覚えたと同時に社会人の設定になった事もあってか以前よりも喋り方がしっかりした印象です。しかしのらりくらりとした掴みどころのない感じは相変わらずあり印象に残りましたので存在感はあるなと感じました。

このドラマで初めて知ったのですが、とにかく色気のある俳優です。少し力の抜けたような佇まいと涼やかな目元、声も色気があります。役とはいえこれはモテるでしょうと納得しました。立ち居振る舞いも美しいのでちょっとしたシーンでも画面が華やかになります。

自然な演技をされるので個人的に好きです。ドラマ内での猫とじゃれ合うシーンはとても可愛く、癒やされました。天然キャラのように愛される演技がとても魅力的でした。脇役でしたが、スピンオフも観てみたいと思いました。

ふわっとしたイマイチ掴み所のない不思議なキャラクターが、とてもよく表現できていたと思います。
顔自体はそこまで整っているわけではないのに、不思議とイケメンに見えてしまうのは、
やはり演技力が高いからだと思います。

このドラマで初めて知った役者さんでしたが、しょっぱなから、とても印象的でした。
間延びする話し方、動きで、なぜかモテる正人くんという設定も、話が進むうちに、モテるはずだわと不思議と思わせてくれる演技力です。

優柔不断なプレーボーイがハマっている感じがします。ソフトな風貌、声がピッタリですね。あまり感情を表に出したらいけない難しい役柄ですが、見ていてその言動にイライラを視聴者にちゃんと感じさせられているので良いかと思います。

一見どこにでもいるような大学生の雰囲気を上手に醸し出しながら、しっかり自分のペースで生活をしている独特な柔らかい雰囲気に引き込まれます。特に優しい眼差しと声にとても癒されます。包み込んでくれるような温かい性格に見ていて安心します。

鈴愛を突き飛ばして拒絶するシーンはどうかと思いましたが、それは演出や脚本の問題で、中村さんの演技自体はとても良かったです。女の子の扱いには慣れているはずの正人が戸惑ったような余裕がなさそうな表情をしていて、鈴愛の思いを受け入れたいけど鈴愛と律のことを思って突き放してしまう、正人の葛藤が短いシーンでもちゃんと伝わってきました。

ゆっくり話す感じがこうゆう人まれにいて尚且つモテると思わせてくれる演技は抜群だと思います。すっと心の中に入って来る様な演技は見ている側まで和ませてくれます。「しようよ、花火」と言うセリフも頭の中に自然に入って来て何気ない一言も丁寧に演じていると思います。

鈴愛のことが本当に好きなのか、今までの女の子と同じ感覚で会っているのか、本心が全く謎です。

正人は鈴愛と律の人生を変えたキャラクターな気がします。中村倫也さんの演技がとても上手なので身近なところで起こっている恋愛模様を見ているようです。

ふわっとした掴み所のない雰囲気が、ドラマ内での良いアクセントになっています。さらっと女の子をキュンとさせるような仕草や言動をとるので、彼が出ているときは朝ドラというよりも少女漫画を見ているような気分になります。

ほんわかしたキャラクターをゆっくりしたしゃべり方などで上手く表現していていいと思います。主人公に対してパフェを作った場面での表情が優しくて一番ドキドキしました。今までの朝ドラにはあまりいなかったようなキャラクターだと思います。

鈴愛と花火をするシーンが良かったです。女の子をドキっとさせたり期待をさせてしまう台詞を計算高さを感じさせずにサラっと自然に言ってしまうところが上手いです。台詞も行動も女の子慣れしてるけど、イケメン過ぎないルックスと独特のゆるくてフワッとした雰囲気のおかげでただの女たらしに見えないところが彼の魅力だなと思います。

鈴愛に「私の王子様」と言われた時のハッとしたような表情が良かったです。ストレートな鈴愛の言葉に心が動いたような、何かが芽生えたような予感をさせる良い表情でした。鈴愛を喜ばせたくて急いで花火を買いに走る姿もなんだか微笑ましくて可愛かったです。

鈴愛が思わず悩み事を相談したくなるような、穏やかでホッと安心出来る雰囲気が魅力的ですね。優しさも押しつけがましくなくて自然で、下心を感じさせない爽やかさがあるところも良いと思います。

電話が切れそうな鈴愛にサッと100円玉を入れてあげたり、ワンピース着たところ見せてと言ったり、ドキっとするような行動や台詞をサラッとスマートにこなすところが素敵です。あざとさや思わせぶりな感じが全然なく、だから正人はモテるんだなと納得出来るイケメンぶりを自然に表現していたのが良かったです。

律と一緒にクロッキーモデルをするシーンが良かったです。秋風に支持されたポーズをその気になってすぐ再現したり、支持されてないのに律と手をつないだり、正人のノリが良くてすぐその場の雰囲気に馴染んでしまう性格が伝わり、こういうところが女の子にモテる所以なのかなと説得力が感じられたのが良かったです。

鈴愛に「そういうところ好きだよ」とサラっと口にしてましたが全然狙ってる感じがしなくて、思ったこと、感じたことを素直に口に出しているだけなんだなという自然でさりげない感じが良かったです。言葉にも態度にもあざとさがないからストレートに心に響くし、だから女の子にモテるんだろうなという説得力が感じられました。

普通に見たらタイプではないけれど、ドラマの中で演じているゆるふわ男子まーくんは、とても癒されます。北海道出身なので単語で話すというのには納得させられました。キャラクターにとてもあっていると思いました。律との絡みが見れるのはほんと幸せです。

北海道から出てきた田舎者っぽい、ポワッとした感じもありつつ、女性が放っておかないような、癒やし系のかわいい男性で、中村倫也さんの顔が、まさに癒やし系で、役にぴったりだと思います。喋り方も独特で、かっこいいです。

初めて中村倫也さんを見たのは、「ホリデイラブ」というドラマでした。
その時の威圧的な旦那さんの演技と、「半分、青い」の素朴な青年の演技とのギャップがすごくて、初めは同じ人だと思えませんでした。
たくさんの女の子と遊んでいる役なのに素朴さを残している感じがとてもいいと思います。

自分のモテ話をしたり女の子を犬に例えたりしても全然嫌味な感じがしないところが良いですね。のんびり淡々とした話し方とおだやかな雰囲気のせいでしょうか。助けた犬が気になって受験に失敗してしまうというちょっとメンタルが繊細なところも中村さんが醸し出すぽわんとした空気感と合っていると思います。

正人のふくろう会のメンバーとは全然違うゆるくてふわっとした存在感が、岐阜と東京のギャップや律の環境の変化をより印象強くしていて良いと思います。身長の大きさや癒し系なルックスも、律役の佐藤さんと並んだ時のバランスが良くてぴったりの配役だと思います。

1フレーズずつ区切るゆったりした話し方や淡々とした表情がゆるくてふわふわとつかみどころがない独特な雰囲気を醸し出していて良いですね。ふくろう町にはいなかった癒しキャラなので新鮮です。容姿は普通なのにやたらモテるという設定も納得の不思議な魅力があると思います。

ホリデイラブでは強烈なドSバイオレンス夫、ダイワハウスのCMではふにゃふにゃ夫とまるで別人のように演じられる中村倫也さんが、朝ドラではゆるふわなイケメン大学生とのことで期待値がかなり高いです。元々カッコいいですが、同じくイケメンの佐藤健さんとも共演ということで演技派なお二人のコンビが見られるのがすごく楽しみです。