私たちはどうかしている

実は椿のお父さんはこの人なんじゃないかと思っていました。椿を見る目は優しくてきっと父親的な視線かと…。でもそうじゃないとわかり、それは心からの心配だったんだなと思いました。とても優しい人ですね。いろいろあった光月庵で続けてきてくれて良かったですね。

何度も意味ありげで怪しい様子を見せていたけど、最後まで良い人で本当に良かったです。余計なことは喋らないけど言うべきことは言ってくれて椿を支える姿が頼もしくて格好良かったです。若いキャストが多い中、大人の男性ならではの落ち着きと渋さが素敵で、厨房シーンも山口さんがいたおかげで場面がビシっと締まって老舗和菓子店の格が感じられたと思います。

ひそかにかっこいいと思ってる（笑）なんか寡黙で職人肌な人って2倍かっこよく見えるんだよね。それでいて端正なお顔立ち！そりゃ見ちゃいますよ。寡黙な上にぽろっと人を褒めたりする。あーその言葉が自分に向けられたら家宝にします（笑）

回をおうごとに、存在感が増してきました。凄い圧巻というわけでもないのに、何か、樹の死の真相に関わっているのではないかと感じられたりします。静かな演技が、個性的なキャストの中で、安心感さえ生まれます。もしかして、椿の父親ではないかとも思う、椿や、七桜に対する接し方、自然で、素敵ですね。

五月雨亭での和服姿が格好良かったです。作業着も良いけど着物もお似合いですね。落ち着いた佇まいと上品さが老舗和菓子屋の職人らしくて素敵でした。椿の右腕として頼もしく、傍にいるだけで安心出来ます。チラチラ意味ありげな表情が抜かれることが多いのが気になりますが、事件とは無関係であって欲しい、最後まで椿の味方であってほしいと思わせる、魅力的なキャラクターだと思います。

寡黙なタイプで熱心に和菓子作りに没頭している職人さんのイメージだったから、椿の幸せを本当に心から願っているシーンは何か関係があるのかな、と疑ってしまった。どうか悪い人ではありませんように。とただ願うだけだ。

何かしら問題を抱えている人が多い中、一番まともというか普通の感覚を持っていて信頼出来そう人という印象です。城島の異変に気付いて気にかけてあげたり、七桜のおかげで椿が変わったとお礼を言ったり、山口のさりげない気遣いや優しさが伝わってくる落ち着きと品のある演技が素敵です。意味深な表情を見せることが多くてこれからキーマンになる存在なのかなと気になっています。