西郷どん

「西郷どん」は、それまで家事をしながら何となく見ていたドラマですが、二階堂ふみさんが出てくる奄美大島編は思わずドラマにのめり込んでしまいました。独特の方言のため、セリフには字幕がついていましたが、字幕がなくても島娘（とぅま）の心情が伝わってきました。吉之助を愛していながらも、「いつか日本に帰っていく人だから」と自分に言い聞かせる場面に、毎回切ない気持ちになりました。

沖縄出身というのもプラスに働いているように感じますが、同じ日本でありながら薩摩から離れた島にある特有の言葉や仕草などから、人として扱われなかった事を醸し出す演技が光っていて、厳しい環境を生き抜こうとする凛とした心を持った女性を魅せる姿に感心しています。

彼女の演技力最高です。このドラマ自体は決して秀作ではないけれど、泣けたのは彼女の演技のみ。
ここから後半にでるらしく、あいかな　がらみだとおもうけれど、結婚している西郷とどう向き合いどうするのか。
今から彼女の立ち居振る舞いが楽しみでしょうがない。

もともと沖縄の方だからなのかどこから見てもシマンチュでしたね。黒髪も顔立ちもぴったりでとても綺麗でした。お国ことばも島唄もスラスラと上手でした。短い恋と知りながらも情熱的に旦那様を愛する愛加那さんをとても応援したくなったしこの幸せがもっと続けばいいのにと思ってしまうほど魅了されました。

確かに演技力はあるのだが、ときおり見せる、すごく意地の悪そうな目つきが気になって好きになれない。

沖縄出身ということもあって愛加那の役がぴったりとはまっています。演じているというよりも全身全霊愛加那になりきっていると言った方がいいかもしれません。顔をくしゃくしゃにして自分の気持ちを一生懸命伝えるシーンや、幸せを実感し満面の笑みを浮かべるシーンなどは、心をわしづかみにされました。

引き込まれた！
魂をもっていかれた！
今まで二階堂ふみさんは好きじゃなかったけど、ファンになったほど。

難しい奄美言葉を駆使してセリフを力強く発しているところはさすがだと思いましたし、西郷どんが初めて異性を愛することを学ぶ相手としてぴったりでした。奄美の雰囲気もバッチリ出ていましたし、島の女の人の生活を支える姿なども良かったです。

やっぱりこの人の演技力はすごい。
かわいい顔だからと侮れません。怒ったり、泣いたり、苦しんだり、まるで別人ではと思わせるほど、表情が変わっていました。
目の動きだけで、恐れや喜びが伝わり、ユタという特別な力を持つ女性だと思わせてくれました。

まず見た目からしていかにも南の島で生まれ育った女性というイメージがよく体現されていました。また、まっすぐで芯が強く、自分の信念をしっかり持って逞しく生きていく愛加那という女性の内面的な魅力が強く伝わってきて、とても惹きつけられました。

顔がもともと濃ゆいのか、南国の美人の役がよくあっていてなかなか良いと思う。また、方言も完璧に使いこなしているし、なにより鈴木亮平と同じで全力で役を演じている感じで見ていて清々しく、喜怒哀楽の表現がとても上手に感じる。

中盤から登場するが、その存在感が強烈で印象深かった。難しいセリフ、長いセリフを淀みなく、感情を込めて言えるのは、もはや職人技のようだ。男の低い声も、女性の高い声も使い分けていた。個性派よりも演技派の言葉がそのまま合う女優だ。

方言がとても難しいと思いますがすごくいいです。島でのスピリチュアルな感じがあるし人間としての強さがひきたっていて、叫んだ声がちょっと次元が違うような感じがしました。これまでのドラマの流れとはまったく別の世界観を出してくれてただただひきこまれます。

さまざまな映画やドラマで拝見していて、いつでも、どんな役でも、観るといいなと感じている女優さんの1人でした。
今回は二階堂ふみさんご自身の出身地、沖縄に近い、奄美大島に住む女性の役を演じると知り、必ず観ると決めていました。二階堂さんが画面に映ってまず最初に思ったのが、もしかしてすっぴん？メイクはどうしているのだろう、ということでした。奄美の土地で暮らしている、という自然な雰囲気がにじみ出ていて、二階堂さんの個性そのものにぴったりだと思いました。まさかすっぴんではないと思いますが、派手な化粧をしなくても、ぱっきりとした顔立ちが可愛らしくて、画面にも映え、ずっと観ていたくなります。
身につけた着物、ヘアスタイル、刺青など、昔の奄美大島の生活感そのものの姿で画面に映っても、美しさが際立っています。そして独特な奄美大島の言葉も、二階堂さんが話すと、なめらかで優しい響きに感じます。二階堂さんは、演技だと感じさせないたたずまいのようなものがあって、しかもそれを必死に会得した感じがなく、あくまでもご本人自身がもともと持っていた人間性だと感じてしまいます。まだ若いのに、どんな経験をされて、演技に臨んでいらっしゃるのだろう？普段、何をして、何に気をつけて生活すれば、こんなふうに自然体な感じを演技に出せるのだろう？見た目の可愛さ、美しさ以上に、そうした二階堂さんご本人のことにすごく興味がわきます。見ていて飽きません。

存在感が、凄いですね。何事も、みんなを守ろうとするとぅまと言う女性の強さを感じます。一方で、吉之助に出会い、吉之助に好意を持ちますが、薩摩の武士であることで、その気持ちに蓋をするような、揺れ動く女性の気持ちがとてもよく伝わってきます。強くて、可愛いところが、魅力的です。

吉之助に「愛加那」と名前をつけてもらった時の演技がとても可愛かったです。本当に幸せそうな嬉しそうな表情をしていて、代官所破りに行ったときの怒りに燃えた勇ましい姿とは全然違う柔らかな女性らしさが感じられ、吉之助への愛情が伝わってきたのが良かったです。

クリっと大きな瞳に日に焼けた肌が島で育った娘というリアリティを感じさせます。独特の方言も素人には違和感がなくとてもナチュラルに聞こえます。薩摩から来た吉之助に最初は敵対心を持っていましたが、彼の温かさを知って心を開いていく様が、徐々に柔らかくなっていく表情や初めて名前を呼ばれてドキっとときめく様子から伝わってきたのが良かったです。