焼いてるふたり ～交際０日 結婚から恋をはじめよう～

引っ越しの時、家具がない部屋ってホントに広く感じるよね。確かに出る時は少しセンチメンタルな気持ちになる。千尋の振り返りで無口な千尋がどんなことを考えていたのかがわかる演出でした。戸田と伏見もすっかり良い感じだし、ラストにふさわしい二組とひとりのハッピーエンドだったかな。千尋の独立オフィス名は「ひかり」。個人的に自分も遠距離恋愛をして、結婚したので、気持ちはわかります。こっちは「ひかり」じゃなかったけどww。全体的に健太と千尋はかわいらしく、戸田と伏見は大人な感じで、恋愛っていいなと思わせるドラマだったと思います。

今恋愛や結婚に興味がない人が増えているのを踏まえての教科書みたいなドラマだなと思いました。そこまでゴリ押ししたいとは思わないけど、千尋が考えたように恋愛や結婚をしてもしなくてもいいなって考えているなら一歩を踏み出してみるっていうのもありなんじゃないかなと思いました。千尋のように1人でふりかけご飯を食べるよりも2人で会話しながら夕食を作ったり食べたりする方がよっぽど人生は豊かになる。これを見て誰かが勇気をもらって幸せになったら嬉しいな。

うわ、健太、うざっ。これって心配という名の嫉妬、あるいは束縛。携帯もスマホもない昭和では、心配を耐えるのも恋愛の一部だったから、今っぽい感じもする。千尋みたいな性格だからというのではなく、仲の良い夫婦ゆえに、互いの距離感って大事。近くにいても互いに干渉しないお互いの時間があると、いろいろ楽になる。ただ健太の良いところはちゃんと反省するところ。口だけで反省できない奴はダメ。戸田も良い意味で反省し、素直に伏見への思いを口にした。だからこそ千尋も伏見も自分に素直になり、妥協すべ着地点を考えた。一方的ではなく、この「互いに」というところが大事なんだと思う。

あつあつの新婚旅行で頭の中がお花畑になっちゃった健太がちょっと気持ち悪かったですが、今が1番幸せな時だと思えばみんなあんなもんなんじゃないかな。ここで千尋が仕事を辞めてついていくのが今までの時代だったけど、千尋が独立して同居って新しいなと思いました。2人が幸せで思い合っていればどんな形でもいいって健太と千尋を見ていて思います。それに感化され戸田さんと伏見さんもなにか始まる予感。幸せの連鎖が見たいなー。

新婚さんの旅行でオートキャンプかよ。まあ楽しいのなら別にいいんだけどね。山の河原とはいえ、クソ熱い夏にBBQとバーニャカウダか・・・。個人的には遠慮したいww。まあ温泉旅館なら嬉しいけど。そして夫婦だからね、この展開はまあそうなるだろう。今時こんな初々しいカップルがいるとは思えないけど。ああ、でもそういう感情は伏見が抱く「今更」という思いに似てるのかもしれない。ある種の偏見というか、諦めというか。なので伏見たちの方も応援したいですね。

まぁ50近くなってだいぶ年下の男性と恋愛するってかなりのパワーが必要で今更って気持ちも分かる。恋愛っていいことばかりないし、今更傷ついたりとかしたくない。それでも戸田くんの言葉に動かされないわけじゃないでしょ。気になるなー。一方新婚な2人は奥手同士でかわいらしい。一歩一歩慎重に歩んでいく2人そんなにゆっくり見せられたら、見ているこちらが恥ずかしいわ。長い人生ゆったりと歩んでいく2人が羨ましくもある。

結婚しているんだから同棲生活と呼ぶのも変だけど、家に帰れば誰かいるっていうのは良いよね。家に帰る時、ドキドキするし、同居だからこそ、徐々に深まっていく二人の関係にときめいたり、焦ったりする。それにしてもあのノリ弁は・・・ちょっと、と思ったら、中にうなぎかよww。スイカを食べて、花火して、そして旅行か。穏やかでいい夏だ。戸田と伏見のエピソードもまあそんなところだろうね。二組それぞれの愛情の形がどう育っていくのでしょうか。

健太と千尋さんの短い同居生活が始まり、いってらっしゃいのキスや愛妻弁当などつかの間の夫婦生活のどれもこれもが初々しく2人ともとてもかわいらしいですね。ただ今回の焼き物については異議を唱えたい。家に腸なんてあるはずがなくウインナーを自宅で作っている人なんているのだろうか。現実離れしすぎていてかなりドン引き。そこまで頑張ることなのか？趣味って奥深すぎるなと思いました。そして戸田と伏見さんの関係も動きそう。大人の恋も悪くないよね。

小さい頃から父子家庭で父子2人暮らしだったのに結婚してから相手に会うとかあるのかね。しかも呼ばれてなくて父親から会いにいくまで会ったことないとかよく分からない。これじゃママごとだし現実味がないな。誰かと暮らすって楽しいとか、結婚はいいもんだ！っていうのを植えつけたいのかもしれないけどいいとこ取りみたいなところに違和感がある。健太のキスのトラウマもちょっとよく分からない。別に騙されたわけじゃないのに繊細すぎる。

本当に何気ない軽口のつもりが、相手の気分を損なうって夫婦にはつきもの。千尋には「めんどうくさい」が禁句だったようです。でもね、面倒でいいんだよ。それでもいいから夫婦なんだってのが重要。いい面だけ、プラスな関係だけなんていうのは、むしろビジネスライクな関係だから。伏見と戸田もそうだけど、愚痴を言ったり、ネガティブな面を見せたり、そういうのが出来るのも恋人や夫婦の良いところ。まあとにかくすれ違った時は、怒ったり批判したりせず、ただただとにかく腰を据えて二人で話をする。そして謝ることだよね。結果として関係が深まった二人。初めての夫婦喧嘩もまた麗しい。

真夏の暑い中ケンカしてふいっと出ていった妻の帰りを火の番をして待つ夫‥犬も食わないとはこのことだよなーと思いました。軽はずみで行ってしまった言葉を引っ込めることはできないけれど、数十年一緒にいようと思ったらいちいち立ち止まっていられない。ま、そんなのはこの2人なら試行錯誤しながらでも乗り越えていくでしょう。それより戸田さんと伏見さんの関係が気になってきました。確か一回り違うような？？でも今の時代はそれもありかも。楽しみです。

最近のドラマでは料理男子増えてますよねー。ドラマは夢を見る場所だから男性にもてなされたり癒されたりしたいという女性が増えているのかなと思いました。まぁ男女ともに働け！と言われているこの時代、そうはいっても体力の差がありますから、家事は余力のある方がやるって方が合理的なような気がしますよね。千尋のHPを回復させるために静岡から来てくれる旦那様、ありがたい。邪魔にならないようにおにぎりだけをそっと置いて帰るなんて、できた人だなー。

徐々に接近している二人だけど、ほんとに可愛い二人だねえ。遠距離恋愛が長かったから週末婚の気持ちはちょっとわかる。そのワクワク感がしっかり伝わってきます。まだ健太がいるかもと思って走って帰る千尋は、まさにきらきらした時間ですね。そして暗い中で食べるおにぎり。電気をつけるのも後回しになるほど、その時間の愛おしさを感じます。二人の距離は着実に縮まっていますね。それにしても千尋はいい部屋に住みすぎかな。健太は左利きで千尋は右利き、包丁とかお玉とか、どうしているんだろう？小さいことだけど気になります。

会いたいから会いにきてくれる人はたくさんいるけど、食料持参で会いに来る男の人ってなかなかいないと思う。しかも東京にくるならおいしくておしゃれなお店も多いだろうし。そこにクーラーボックス持参で現れちゃう旦那さんって斬新で面白い。昨日から仕込んでくれた肉でもてなしてくれるなんて幸せだ。表情が少なめな千尋も美味しいものを食べると幸せそうでなんだか心がほっこりとする。だんだんいいカップルになっていく過程が見えるのがいい。

結婚って良く知っている相手だから上手くいくとは限らないし、昔はお見合いでも仲の良い夫婦もいた。経験者の戯言かもしれないけど、私の場合は出会った瞬間に何となく、この人と結婚するんだろうな、という気がした。何にしてもこういう結婚があってもいい。なんだか初々しいしね。それに健太はちゃんと千尋の素敵な笑顔を引き出している。最初の千尋の仏頂面からはすごい進歩だ。食べるという欲求は生きるという欲求でもあるし、どんどん焼いて、二人の関係も激しくなくていいから、じっくり燃え上って欲しい。

0日婚の良さは置いといて、健太と千尋が初々しくて微笑ましい。少しずつ相手を知って少しずつ近づいていくところが丁寧に描かれていていいですね。そのペースも週末にしか会うことができないのですごくゆっくり。すごく慎重派な2人にはちょうどいいペースかなと思って見ています。自分の妻ですと言った紹介や夫がお世話になっていますなど、そういう時結婚したんだなと実感しますよね。ところで親の存在が全く出てきませんが、結婚したこと言ったよね？

今流行りの交際0日婚。どうして相手がどんな人かもよく分からないのにお付き合いをすっ飛ばして結婚なのだろうか。だいぶリスクが高い気がするけどメリットはなんなのだろう。このドラマを見たら少しは分かるかなと思いながら見ていたが、ここに出てくる2人は不器用そうだから結婚して夫婦という形になってからの方が自分を出せるのかなと思った。あとご飯を一緒に食べることって大事だなと思う。2人がどんな風に夫婦になっていくのか見届けたいと思った。