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脚本・ストーリー 3.8 /5.0(75.6%) | 448位 /1088件中 |
キャスト 4.1 /5.0(82%) | 443位 /1088件中 |
演出 3.9 /5.0(77.6%) | 365位 /1087件中 |
音楽 4.2 /5.0(84.2%) | 118位 /1088件中 |
感動 3.6 /5.0(72%) | 234位 /1083件中 |
笑い 2.7 /5.0(54.4%) | 594位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.6 /5.0(71.2%) | 332位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 3.8 /5.0(75.6%) | 448位 /1088件中 |
キャスト 4.1 /5.0(82%) | 443位 /1088件中 |
演出 3.9 /5.0(77.6%) | 365位 /1087件中 |
音楽 4.2 /5.0(84.2%) | 118位 /1088件中 |
感動 3.6 /5.0(72%) | 234位 /1083件中 |
笑い 2.7 /5.0(54.4%) | 594位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.6 /5.0(71.2%) | 332位 /1080件中 |
語りを務めていた市川海老蔵さんのナレーションが最高でしたね。「麒麟がくる」の世界観に最高にマッチしていて、良かったと思いますね。
このドラマはほんとオリキャラだけが余計だった。
よく言われる信長以外にも稲葉一鉄とか松永久秀あたりの解釈というか役作りほんまよかったし。
最初見た時はもうちょっと違っても良かったんじゃないかなと思いましたが、思い起こせば今回は、結構歴史ものとしてはメインをはる秀吉・家康・信長あたりが、今までとは結構違うイメージの人がキャスティングされていることからも、最終回や歴史的解釈が新しいものになってくるんだろうなという雰囲気を当初から匂わせていたわけで。
それを考えるとあのラストもありだったのかもなと思ったり。
天皇から直々にお言葉を貰ってるシーンがしっかり出てきたりするわけだし。
総集編ということで、例年のごとく1年分を駆け足でつなぎ合わせただけかと思ってたいして期待していませんでした。帰蝶さまが声を入れているとのことで見ました。結果、時代や話が飛ぶところ、あらゆる短縮の部分で帰蝶さまの心の声のようなアナウンスが生きていて、とてもわかりやすく本編よりも見やすい感じがしました。そして、映像そのものの切り貼りもとても工夫されていて、1年分の最初の部分と思われる十兵衛の馬での疾走シーンが一番最後になっていたり、本能寺の変直前の様子がちょこちょこ入ることで、心が不穏・不安になっていったりして、本編を全部見た人でも充分に楽しめるようになっていました。
架空の人物が主要キャストに含まれていたので、あまり期待していなかったけれど、大河の脚本としてはアリだと思う。
逆に実際のところはどうだったのだろうと思わず調べてしまう程で、より知識が深まった。
織田信長の誰もが知る死にざまは、これまで演じたどの役者よりもリアルで、真に迫っているものだった。
一方、明智光秀の最期を敢えて演出しなかったのは賛否があるだろうが、生き残って、その後の徳川時代を支えたという伝説への微かな望みに繋がっていて、非常に後味の良い終わり方だった。
「十兵衛か。であれば、是非もなし」
信長の最期と言っても良い言葉。
天下をとった者にとっては、その地位を狙われるのは宿命と考えていたはずです。
信長自身、それはそばにいた光秀であることを、ある意味望んでいたのかもしれませんね。
だから、光秀に「ゆっくり眠りたい」と暗示したのかも。お互いが持つ思い。
回想シーンが胸を打ちます。
また、光秀に攻めこまれたとき、果てた自分を光秀に見られたくなかったから、自ら命を絶ち、火をつけさせ、その存在を消し去ったのかもしれませんね。でも、まだ生存していたかもという思いも残っています。
そして、光秀も、民に寄り添っていた信長が変わっていく様を見ていたくなかったのではないでしょうか。
だからこそ、光秀自らの手でと考えたのではないかと。
追い込まれながら、笑みを浮かべる信長と、身動ぎもせず本能寺を見つめる光秀の様子に、胸がつまる思いでした。
一方、本能寺の変から間なしに、山崎の戦いで、光秀は死んだといいます。
しかし、ラスト。駒の目に写った後ろ姿は光秀だったのでしょうか。
もしかしたら、駒のずっと思い続けた心が見せた姿だったのかなと。
または、馬に乗り颯爽と走り去る姿は、あの世に行く姿だったのかなと。
麒麟はどこに来たのでしょうか。
信長と光秀だったのでしょうか。
または、それは光秀が見ることのなかった未来だったのだろうかと。
想像が膨らみます。
戦国武将である明智光秀を主役とした「麒麟がくる」は、謎の多い光秀像にこれまでにない角度の光を当てたドラマではなかったかと思います。
光秀像の善は「領民思いの領主」、悪は「私利私欲の主君殺し」として知られていますが、大河ドラマの光秀は安らかな平和な世を希求する純真な武将で、ある意味、信長と同じ終着点を求めていたのかもしれないと感じました。
光秀は室町幕府等の権威を尊重し、権威に従わせることで平和な世を築くことを求め、一方で信長は、絶対的な力である権力に従わせることで平和な世を築くことを求める、この一点の違いだけが本能寺の変へと繋がっていったのではないかと思います。
信長の最後の言葉「是非もなし」は、武将としての光秀の実力を十分評価していた言葉として受け止めることが出来ました。
このドラマは明智十兵衛が主役だが、ほぼ織田信長のドラマと言ってもいいかも…。
それくらい、織田信長演じる染谷将太の存在感がすごかった!
毎回のように染谷将太の演技に引き込まれるものがあり、信長は悪者っぽく描かれているものの、カリスマ性の様なものが滲み出ていた。
今まで見た、織田信長の中で一番好きかもしれない。
逆に脇役感が否めない感じで出番も少ない明智十兵衛は、なんかちょっと笑えた。
前半生がまるでわからない明智光秀という人物を、斎藤道三と帰蝶との関係性を詳しく書くことで造形していて、それが全体として明智の晩年の苦悩をより際立たせることになり物語として楽しめた。
また、両親から認めてもらえず褒めてもらいたいという一種の承認欲求が暴走したというある意味人間臭い新しい信長像も発見だった。染谷将太も地位を得てからも時々顔をのぞかせる幼児性みたいなものを上手く演じていたと思う。本能寺での走馬灯のような演出や信長の表情からは信長と明智との関係性がとても伝わってきてよかった。
大河きっかけかはわからないが、いつの年も大河がらみで新しい歴史的資料が発見されたりし、今回も石山寺から本能寺の変後の唐橋近辺の資料が発見されたりしてドラマにどう生かされるか少し楽しみにしていたが、変後はナレーションのみで少しがっかりした。
が、信長を作った道三とその理解者の明智光秀の物語だと思えば、それも納得です。
明智光秀役の長谷川博己さんが、見事でした。本能寺の変は誰でも知ってますが、あんなに悲哀に満ちた表現は、なかなか予想にしなかったです。明智光秀と織田信長の信頼関係がありながら、、、の様子に涙しました。また、帰蝶の美しさに終始惚れ惚れしました。芯の強さ、凛とした感じがあるけれど、少し儚いところもある、素敵な帰蝶でした。川口春奈さん、代役でしたが見事にに演じ切られたと思います。
さすがの最終回で本能寺の変のシーンは長谷川さんも染谷さんも演技が素晴らしくて見いってしまいました。尊敬していたはずの織田信長がどんどん違う人になっていき、討つことを決めた時は本当につらかっただろうなと思います。そういう光秀の細かい気持ちもうまく表現していたのはさすがです。光秀が麒麟がくる世の中を作りたいという気持ちがとても伝わってきました。今は果たしてどうなのか、と考えてしまいました。信長が死んだときいた秀吉の反応も見てみたかったです。光秀はナレ死かと思いきやまさかの生存説で驚きました。素晴らしい大河ドラマでした。
本能寺の中と外の二人
出会った頃からのことを回想する二人
哀しい本能寺の変でした
二人の熱演も素晴らしかった!
なのに本能寺から3年後
東庵と駒の時代劇バラエティには一気に気持ちが醒めました
最初からこの二人が登場すると麒麟がくるが壊れてしまう
制作の方々は気付きませんでしたか?
『麒麟がくる』はずっと見てきたけど、信長と本格的に関わり出してから見てなかった。だって殺したいほど主君を恨む出来事がたくさん出てくるし、最後の本能寺の変はみんなが知ってる事実。そしてその後殺されてしまうのも知っているから。苦しむ光秀を見たくなかったんだよね。だけど、最後は見届けようと見てみたら。随分とあっさりした本能寺の変だったし、光秀の無残な死も無かったから拍子抜け。最後まで麒麟は来なかったし、それこそファンタジーで終わってしまった。それで良かったのか??謎だ。
今まで兄弟の様に信頼し合いながら戦国の時代を勝ち抜いてきた光秀と信長の二人の心がすれ違っていく様子を、どきどきしながら見ています。武力に秀で主君の命に従って戦い続けながらも家族と領民の幸せをひたすら願い、敗退し滅亡の道へ進む敵軍にも愛情を注ぎ、いつか麒麟が来るのを待ち望む光秀。一方、家族の愛に恵まれず、自らも家族の愛に背きながら戦い続け、願いかなって天下統一を目前にする信長。最終回へ向けて、光秀と信長の思いがどのように描かれてゆくのかとても楽しみです。
豪華なキャストのわりに、良さがいかされていないと思った。
全ての役がキャスティングミスだと思う。
架空話の説明に尺をとられてテンポが悪い。
そんな事思って無かっただろうと思う解釈が多かった。
オリキャラが都合よすぎて、目立ちすぎて回を重ねるごとに面白くなくなった。
コント調でいくのかシリアスでいくのかバラバラちぐはぐでちょっと期待はずれだった。
音楽も聞いたことのあるような感じ。
コロナで色々制約があり大変だったのだろうけど、少し残念だった。
ストーリーとしては面白いかもしれないが、いろいろと史実がある中で創作はほどほどにして欲しい。作者や監督の自己満足のための作品にしか見えない。特に酷いのは町娘コマを多用しているところ。製作者の自己満足のためにご都合主義のストーリーを展開するには必要な存在なのかもしれないが、あまりにもディテールを無視しすぎかと。B級作品を見せられているよう。どうせなら実名を使わなかった方が面白いのかと思う。実名がある分史実に照らし合わせてしまうからね。
本能寺の変に向けて導火線に火がつきました。
ジワジワと明智光秀と織田信長の間に亀裂が入っていくのを見事に演出しています。
それぞれの感情の描写、役者の演技に感情移入し、毎回胸が締め付けられるほどです。
信長の狂気っぷりに拍車がかかっていく様は、みていてゾッとします。光秀の表情に思わず共感してしまいます。
迫力のあるシーンのほかに、かなり美術に凝った美しく儚いシーンがあるのも魅力的です。
歴史に全く興味がない私が、これほどのめり込むとは思いませんでした。
戦国の世を勝ち上がり、天下統一を果たしていく織田信長とそれに続く豊臣秀吉。
そして、本能寺の変で、信長に刃を向けた明智光秀。
三者三様の生き様が織りなす史実が、本当はどういうものであったのか、松永の平蜘蛛を境に、いよいよ信長と決別への道を歩き始める光秀の姿にどきどきする気持ちが抑えられない。
狂気に見える独裁者の道を歩む信長、ずる賢く老獪に信長の取り巻きとしてのし上がる秀吉。
一方で、最後まで、麒麟が降り立つ泰平の道を誠実に生きようとする光秀の姿に感動を覚える。
松永久秀さん役の吉田鋼太郎さんの最期の演技が素晴らしかったです。最期の切腹シーンは本当に見ごたえがありました。本当にミュージカルを演じているようでした。織田信長もどんどん変わっていくところがなんともいえなかったです。まさか最愛の帰蝶も離れていってしまうとは思いませんでした。夫の意向も無視してそんなことをしていいのかと驚きました。案外一番最強なのは帰蝶なのかもしれません。光秀の心の内もどんどん変わってくのを感じます。クライマックスに近づいている感じがありますね。
これまでの大河ドラマで、松永久秀の死をここまで壮絶に描いた作品があったでしょうか。麒麟がくるでは、松永久秀を単なる戦国の裏切り者としてだけでなく、室町幕府の終焉に関わり、明智光秀の出世に関わり、さらに、平蜘蛛の茶釜を光秀に渡す事で、今後起こる本能寺の変の布石を打っているという斬新な脚本にあっぱれです。光秀と同様に、謀反人というイメージでなく、戦国時代を生きた優れた武将の一人というイメージに変わる事を期待してます。
オープニングの映像と音楽はクオリティ高い。でも本編がかなり苦痛な45分。これまで掘り下げてこなかった煕子の話を急に盛ったためバランスが悪い。本願寺との戦は戦国史のハイライト。信長の甲冑無しの単騎行は有名なのでそっちを描けば良いのに、描き方が半端で「俺ちゃま」にしか見えない。最前線の足軽たちの士気が爆上げしたことには触れないんだ…煕子が素足に夜着で駆け出す演出はありえない。当時あれは裸同然の意味になる。治安面からもありえない。家臣とか家人とかもっと足の速いのいるだろ!あと半病人が雨の中のお百度。濡れた衣服のまま着替えもしないって?最期も肌小袖の女主人が濡れ縁にいるのに、侍女たちが打掛の一枚も持ってきていないなんてあるか?十兵衛が羽織を掛けてあげる画が欲しかったんだろうけど、話の粗さがどうも目につく。
十兵衛の信長に対する不信感の高まりと信長から十兵衛に対する変わらない高い信頼のコントラストがハッキリとしてきて、いよいよ物語がクライマックスへ向けて動き出したと思いました。また、信長への不信感の高まりを感じつつも世の平定の為に和睦交渉や戦を続ける姿に、十兵衛の信長に対する恩義と信長でなければ世を治められないとの確信を感じることができました。でも、信長へ意見することができる数少ない家臣のひとりとなったことが周囲の思惑をよび、十兵衛のその後に大きな影響を与えることとなることを私は強く感じました。
始まりは良かった。斎藤道三(本木雅弘)が素晴らしかった。静と動、理性と狂気、気品と野卑がその佇まいの中に共存し画面を緊張感で支配していた。帰蝶も清新で、闊達な戦国の姫で魅力的。信長(染谷将太)は予想外の連続、いい意味で!ピュアで孤独で愛情に飢えた天才。承認欲求、と片付けるにはあまりにも素朴な「喜んでもらいたい」という希い。父や母に、「母」である帰蝶にそして帝に褒められたくて、喜ばれたくて戦う信長。それを見つめる超越者である帝が、信長以上に恐ろしい。このドラマの最大の不幸は「ストーリー展開に十兵衛くんがほぼ不要」だからでは?
「半沢直樹」の人気にあやかろうと思ったのか、ここのところは俳優たちの顔芸が面白い。アップのカメラワークは正しくパクリ。当初はこんなんでなかった。鶴太郎亡き今は少しは落ち着くのかな?
正親町天皇の存在感が凄まじく、まさに御上、という感じだった。しかし決して、ただ理想を語るだけの存在ではなく、何となく底知れなさもあった。三条西実澄が十兵衛を言い表す際の「珍しき鳥」は、上手い言い表し方だと感じた。
この「鳥」という言い表し方は、後に義昭も行っていたため、もしかして一貫性を持たせたのかな、だとしたらすごいなと思った。
その義昭と十兵衛の離別のシーンは、とても切なかった。義昭は「戻ってくるかも」と言いつつそれを期待はしていなさそうで、泣き笑いみたいな表情も含め、それが尚更悲しかった。
何かと怒涛の展開だったので、十兵衛と煕子さんの仲睦まじいシーンがあったのは、気持ちが和んで良かった。
大河ドラマが段々とつまらなくなってきた。ネタも尽きてきたのだろうが、架空キャラが更にドラマをダメにしている。今回の4人の事。コマは影のフィクサーかよ。茶会名簿の最後にコマ。公方の陰にコマ。天皇と町医者の碁。彼らのシーンは全て早送り。さっさと本能寺やって終わってくれ。
まっとうな原作を元にしていない(原作がない)というのが最大の難点。脚本家のストーリーテラーとしての才能が感じられない。時代劇が激減している中で、目の肥えた時代劇ファンの興味を集めた上に、おそらくは多額の資金を投入したのに、このくらいの作品しかつくれないのは実に残念。
素晴らしいのはキャスティングだけ
脚本がとにかく下手。駒はじめオリキャラ出過ぎ問題は言うまでもなく、大事なことを言う時に過去の話か例え話しかできないんか?なにかといえば信長の父が。麒麟が。いい話なはずなのにもう聞き飽きたって思っちゃう。
演出も下手。秀吉を演じている俳優さんは普段はうまくて好きなのに、今回はなぜか変な喋り方で聞き取りにくい。光秀を演じている人しかり。演技指導が下手なんだと思う
音楽も下手。せっかく良いセリフ喋ってるのにでかい音楽がバンバンなってるから興醒めする。あと、たいして盛り上がってないタイミングで「さあ感動する場面ですよ!」とでも言わんばかりに壮大な音楽流されても…
もちろんほとんど感動する場面はないし、笑いなんて論外。笑って欲しいと脚本家が思っているであろう場面は寒すぎて共感性羞恥を覚える。
ただただ良い役者の無駄遣い。光秀という人物も非常に魅力的な人物なだけに、本当に残念。特に将軍と駒の三流ロマンスから本当に萎えました。もう作り終わってるかもしれないけど今後ちょっとでも良くなる可能性に賭けて、これからは録画はして駒の部分は飛ばしつつ後で見ます。門脇麦ちゃんは大きなトバッチリでかわいそう。
何冊も本を読み予習して臨んだ大河でしたが光秀自身については深く織り込まれることなく架空人物たちが物語を作っていく中身のない大河ドラマになっている
光秀や戦国武将が好きだからこれからも見るが、見ると裏切られた気分で腹立たしくなる
私たちが期待していた物語はこんなじゃなかったはず
熱演する役者さんたちも気の毒
戦国人気に煽られ視聴率は前回より高いでしょう
NHKはそれで成功だと喜んでいるんだろうな…それが悔しい!
良い役者さん揃いだけに、庶民3人組がでしゃばるパートで一気に緊張感が抜けていくのが残念きわまりない。門脇さんに罪はないのに脚本が… そこ以外は重みのある良い大河だけに残念すぎる。
明智とはごく初めの時期から付き合いの長い松永だが、乱世の中でもうまいこと世渡りしてきて今に至っているという印象だ。腹に一物抱えていそうなのに、明智の前では善良な態度を貫くのを見ていると胸がざわざわする。そんな狸じじいを吉田鋼太郎さんが見事に演じられていて、その演技力の高さには感心してしまった。将軍暗殺に加担しているのではないかと疑われるシーンでは、率直に明智にずばり聞いたのでびっくりした。しかしそこは武士同士、腹の内を顔に出さないので面白い。
滝藤さんの将軍がクセになりつつある。最初はなんで向井理の弟が滝藤さんなのよ?って無い無いって思ってたけど、すごく表情豊かで可愛らしくさえある。あのお湯を運ぶ姿はもう8歳児くらいのかわいさ。初めて身の危険を感じた時のあの震えようも小学生みたいで守りたくなる。だけど‥あの人が将軍だとしたら‥情けないよね。百戦錬磨の武将たちにいいように転がされてしまうんじゃないかと心配でもある。今、光秀よりハマってるかもしれない。
明智光秀ってもっと公家寄りの高貴なイメージ、ちょっと品が良すぎて信長にいじめられたって風に思っていたからこんなにいい大人になるまで何者でもなかったとは意外だった。どっかの大きな合戦で手柄を上げるわけでもなく、今のところ帰蝶さんの親戚くらいの取り立てたものもないのにみんな光秀を頼りすぎじゃない??頼る割には重臣にしようと言う武将もいない。なんか宙ぶらりんな感じが中だるみに見えてしまう。回数が少なくなってるはずなのに中身が薄くて大丈夫だろうかと心配になる。
いよいよ歴史が動き出した展開になり興味深くなってきました。誰もが知っている結末に向けてどのように人が動くのか目が離せません。今まで特に重要性を感じていなかった架空の人物のパートも見事な伏線となりしっかりと回収された脚本も素晴らしいです。
純粋無垢すぎる織田信長に凄みが出てきたことがこれまでとこれからの大きな分岐点となっていると思います。また豊臣秀吉もこれまでのドラマと違い少し悪の部分が多く見えるのも新鮮に感じます。正直、最初は疑問があるキャスティングでしたが、この脚本だと染谷さんと佐々木さんで間違いなかったと納得してしまいました。
カッコいいのは主役だけ。明智だけなんて変だ。色白で泣き虫な信長。
背が低く得体の知れない家康。デッカイわざとらしいサルの鳴き真似の秀吉。華がなく策略家の信長の正室帰蝶。明智の妻は美人だ。このドラマは明智にだけ華を持たせている。主役なのに華が無い目立たない人ばかり。つまらん‼️
今回は駒さんの京の安定を願う気持ちがよく伝わってきました。女性は平和を求めているのに、男性陣は何かと戦をしたがるとは恐ろしい世の中です。信長が2度目の家臣にならないかの誘いを光秀がまたしても断ってしまい、いつになったら仕えるんだろう・・という気になっています。それほど信長は光秀のことを買っているのに。。光秀は将軍様に仕える気持ちは決まっていると言ってましたが、そんなに自由に決めることができるのか、とも感じました。将軍が上洛したことでまたいろいろと動いていきそうですね。
あーあ、信長と繋がってしまった‥。ってことはここからがパワハラの始まりなのか??いじめられていじめられて上司を斬り殺す。早く言っちゃえばそうだよね。なんかそう思うとこれから見るのが辛いんですけど。ここまで見ていてドラマだから持ち上げられてるけど、案外光秀って何者でもなかったのね。このまま越前でのほほんと暮らすって道もあったのね。人の人生ってわからないもんだとつくづく思う。秀吉みたいな野心があったとは思えない。麒麟だけを追いかけて信長までたどり着いたとしたら御伽話だろう。
台本が古くさい分、奇抜なキャスティングで新旧のバランスを取ろうとしたのでしょうか?当たり役の人もいるけど、うまい俳優さんほど無茶な役にコンバートされて、器用さでなんとかカバーしている印象です。
衣装さん、カラフルな色が好きなのは分かるけど貧しい村人まで汚れてるとはいえカラフルな色の着物でびっくりしたよ。その頃生きていたわけじゃないから知らないけどちょっとやりすぎじゃないか?あと向井理の弟が滝藤さんってどうなのよ?兄は将軍として気品ある生活を送り、弟は質素倹約の寺生活とはいえ老けすぎだろうよ(笑)もうおじいちゃんじゃん。ユースケサンタマリアさん、渋谷さんの不気味な殿様たち。こんな人たちに囲まれてたら病むなー(笑)
光秀が正式に仕官をせず浪人生活を送っているのは将軍・義輝の事が常に頭にあったからだといえます。義輝が暗殺され途方にくれた事でしょう。将軍家を中心にした平和の世を築く事が彼の人生の目標です。朝倉義景は彼の理想に程遠い。信長にの実力は認めていますが何かが違うという事は感じているようです。消去法で義昭を選ばなければいけないのは何とか耐え忍んできた光秀にとっては苦渋の選択といえます。結局のところ光秀は悩み続けるしかないのでしょう。誰かにすがるのではなく誠意を持って人と接する光秀の姿勢は好感が持てますが、決定的に力が欠けています。抜け出すには本当の実力を見せないといけません。
向井将軍の最期に胸を打たれました。誰もいなくなってしまった将軍ほど惨めで情けないことはないよね。誰も自分のために戦ってくれず、誰もお付きの人がいない中一人で戦わなきゃいけなかったなんて。ほんとに切なかった。その中でもいつまでも品を持ち続け最後まで綺麗だった向井さんは凄かった。それに引き換え山寺に預けられてた弟の老けてることよ‥。将軍が30で死んだって言ってるから20代のはず、滝藤さんじゃもうおじいちゃんじゃん。なんかいろんな意味でがっかりよ‥。
将軍の権威は失墜していましたが、いなければどうにもならないこともあります。義輝の暗殺により次期将軍を誰にするかの駆け引きが激化します。義輝の事を尊敬していた光秀としてはこんな状況になったことは許せません。松永久秀につめよりますが明らかに器の違いを見せつけられました。光秀はしたいことがあっても今の処遇では何も出来ないのをはっきりと自覚したのではないでしょうか。義輝の弟・覚慶と出会ったことも光秀に大きな心境の変化を促したように思えます。ここから光秀は真価を発揮していくはずです。
足利将軍家の宿命とも言うべきでしょうか。支援してくれる勢力がなければただのお飾りとなってしまいます。将軍の地位にありながら何も出来ないむなしさが続き絶望的な感情が表れていました。光秀はそんな将軍のために信長や松永久秀に会うなど精力的に動きますが、現在の彼は無役といっても良いので全く何も出来ません。義輝のことを尊敬しながらも光秀自身も同様に力のないむなしさを感じていた事でしょう。自分には何も出来ないのではないかという疑念に捕らわれてしまった光秀。周囲の励ましで何とか踏みとどまる事ができました。辛い時期は続きますがこれまでとは違うものが見えたような気がします。
時代は少しだけ進みます。光秀があまり絡まない状況での京での権力闘争。将軍がお飾り状態だからこその戦乱なのですが、打開する方法がありません。とりあえずは平穏に見えますが裏では松永久秀が暗躍しているのはどう見ても明らかでした。光秀が本格的に世に出ることになるのはもうすぐなのですが、それまではまだもどかしい処遇のままとなります。信長もこの時点ではまだ京に出るだけの戦力は持っていないのですがどういった形で上洛しようとするのかは興味があります。足利義輝の最期をどう描くのかは注目されることでしょう。
魅力ない主人公
登場人物全員軽い演技
あまりにも有名な桶狭間の戦いのシーン。意外に淡白な展開で描かれていたのが拍子抜けでした。もっと窮地に追い込まれた信長の作戦を具体的に演じたシーンがなくて、えっ?という感じです。今川氏陣の余裕綽々で油断しきった様子も描かれていなくて、少し残念です。でも、よく考えたらこのドラマは光秀が主役だから、こうなったのかな、とも思いました。いよいよ信長と光秀が急接近して主従関係になっていくところに、光秀に思いを寄せていたいとこ帰蝶(信長の正室)の絡みがとても気になる所です。
あの歴史的裏切り者を大河ドラマの題材にするのはいかがなものか?と最初は危惧しました。しかも、初回の派手な色遣いも当時の時代にマッチしてないのでは?と不満に感じていました。が、始まってみると、明智光秀を取り巻く今まで深く知る術が無かった登場人物たちの魅力にドップリとはまりました。特に石川さゆりさん。しっとりと明智光秀の母親役を嫌みなく演じています。また、イメージと余りにかけ離れた織田信長役だと思っていた染谷将太さんも信長らしくなってきました。光秀役の長谷川博己さんも最初は脇役に喰われていましたが、だんだんと貫禄を付け、存在感が増して来ました。結末ありきのドラマですが、どう描くのか楽しみにしています。
長谷川が主役ですが、私は光秀の役にははまり役だと思います。戦国時代に謀反を実行した謎の雰囲気にぴったりだと勝手に思っています。妻になった木村の美しさ爽やかさはNHKの大河ドラマにそぐわないくらい飛びぬけています。そして川口は最高の策士です。信長を手の上に乗せて操っているという強さを、見事に演じていますので大好きです。再開されれば、これからますます光秀の人生を垣間見ることができると思うと、楽しさ100倍です。
麒麟がくるが待ち遠しい。でも休演中に見られる過去の大河も興味深い。国盗り物語は見たことないけど今の麒麟にもかぶるところがたくさんあってまた別の角度から見られて面白かった。国盗りのように麒麟もやっぱ子供期と青年期は長谷川さんじゃなくそれぞれその年頃の子がやった方が分かりやすかったんじゃないかなとか、南果歩さんの演じた吉野は国盗りと比べると遊女みたいでなんだか軽かったなとか。その中でもやっぱりダントツで勝っていたのは本木さんの道三!そんな風に見比べられて面白かった。
桶狭間の戦闘シーンが、あまりドロドロしていないので安心してみることができました。
毛利が今川を討ち取る場面も、今川の目線で上から被さってくる感じの演出がリアル感があり、感情移入しやすくて素晴らしかったと思います。
衣装のカラーが鮮やかで、役ごとに分かりやすいです。この時代の設定としてはどうかなと思う部分もあるのですが、ファッショナブルな華やかな感じはいいです。
オープニングのジョン・グラムさんの音楽が、心地よくて好きです。
緊張感が高まった「決戦!桶狭間」。
信長を演じる染谷将太さんの、力強く物語る目が印象的。そして桶狭間の戦いで勝利をあげたときに喜ぶ信長が、少年のような嬉しさにみえ、彼の生い立ちが走馬灯のように駆け巡り、こちらまで嬉しくなる瞬間だった。
風間さん演じる家康も、幼少の頃から積み重なっている家康の思いも汲むような演技がされていて、さすが演技派の風間さんだなと感じた。
信長が帰蝶のことを大変思っている様子が伝わってきて、嬉しい。