紅さすライフ

週刊誌に載った3人との密会記事からのモデル起用はすごく斬新なアイデアで面白かった。でも匂わせってそういうことではないような‥と思いましたが、世の中が乗ってくれたなら勝ちでしょう。元々男の子が化粧品を使い始めた時点でジェンダーレスの扉は開いたようなもんなのでそこに乗ったパサパは新しいものとして波に乗れるでしょう。頼子と雅人もいい展開で嬉しかったけれど、お兄ちゃんの独立も嬉しかった。闇堕ちせず我慢の道を行くのではなく明るい未来へ。いいラストでした。

頼みの綱のひかるくんの不祥事？記事が出て人気が爆下がり。パサパもその煽りを食うって展開。ひかるくんにとって恋愛対象じゃない女友達は警戒の対象にならなかったんだろうなと思うと哀れに思います。だけど、あれは友達で僕は男の子が好きなんですって言うのもリスキーだし難しいよね。それもこれもペガサスの社長が仕組んだことなんだけど、その社長のコウメ太夫の演技が棒すぎて見てられないのよ。なんで採用されたのかわからないレベル。出てくるとしゃべるなよーと念を送ってしまうほどだ。

なるほど、光くんがいきなりパサパのイメージモデルになるって言ったのは雅人くんのことが好きだったからか。今どきはどこにでも同性愛を持ってくるよね。ほんとにそんなにいるのかな？それともドラマに1人は入れることになってるの？正直に言うとめんどくさい。これで雅人が断ればこの話も無くなるとか？せっかく軌道に乗り始めたところなのに、それで計画が白紙とかになっちゃうともうなんか違う話になっちゃうからね。早く頼子とくっついちゃえば話は早いのにね。

普通は広告料とかもらっているはずだから土壇場になってメイク道具を変更するなんてありえないと思うし、ヒカルくんをメインにするなら他のメーカーのコスメを使った場合は名前を載せないとかの処置になると思うんだけどご都合主義だなと思いました。でもなんにせよ新規で参入するって簡単じゃないんだなと思いました。いっそ雅人がヘアメイクアーティストで有名になる方が近道のような気がしますね。でもこれでヒカルくんという力強い助っ人をゲット、ももたろうみたいで面白いです。

まあ雅人と一馬が仲良くなるっていうのがそもそも無理あるんだよ。自分の家族を壊した女性とその子供を普通なら好きにはなれない。だけど雅人がいい子だったからってこともあったけど、一馬はそれほどにも誰かを欲していたって言うのもあったんじゃないかな。傷つけあう前に離れたのは正解。頼子を取り合うようにもなると思うからこれから先はライバルになるのか？それとも兄弟愛が復活か？最後にはお父さんとも仲良くなって‥とまではいかないだろうなー。

どこの業界もそうだけど、化粧品業界も大手が幅を利かせているからそこに参入するのは大変なんだね。でも男性コスメはまだまだ新しい分野だからアキラさんみたいな人が味方につけばどんどん浸透していくかも。男性だって綺麗になりたいって思うのは別におかしいことじゃない。筋トレでスタイルを整えたり浅黒い肌に憧れて日焼けサロンに行くのと変わらない願望だもんね。頻繁に登場するお兄さんがスパイって線は無しでお願いしたいな。

頼子と雅人が企業するというのは勢いだけじゃなかったんだね。雅人が考えるいつかが早まっただけで十分下地はあるし、頼子も行き当たりばったりにしてはいいアイデア出してくるし結構いいコンビだよね。だけどお互いのことを知らなすぎるからすれ違いもある。そこを思いやりでカバーしたら最高だよね。男子のメイクは特に就活とかだと派手すぎてもダメだから難易度が高そう。そこに丁寧なレクチャーがあれば需要は伸びるもんね。SNSじゃなくて地道な活動がなんかいいなと思いました。

うわーいい感じに来てたのにここで頼子は雅人の初恋の人ってやつになったの？？そこは別に要らない設定だったなー。頼子が受けて落ちたペガサス化粧品の御曹司に偶然会えたってだけですごい偶然なのに、そこに初恋の要素までつけるとなんか冷めるよね。コスメを知り尽くした雅人とコスメを何にも知らない頼子がタッグを組むってだけでワクワクしたし面白そうって思ってたのに無駄な設定つけて足を引っ張らないでほしい。純粋にコスメだけでワクワクさせてくれ。

メイクは武装。そうね、強くなれる。いつもより自信が持てる。お化粧した頼子はとても綺麗で背筋がぴんとして自信ありげで美しかった。まだ1人だけど言いたいことも言えて良かったよね。雅人の武装は誰のため？お父さんと対峙するため？いくら大企業の親子といえども学校内の説明会であんなふうにやり取りしたら今の時代SNSで拡散されて大変だろう。まずあんな内輪揉めを見せるような会社に行きたくないしね。今頃あの会社も大したことないなって言われてると思う。

いくら研究職を希望って言ったって化粧品会社の面接にノーメイクで行く人はいないでしょ。そりゃ落ちるよね。ただ大学の研究室で四六時中教授になれるかもなんて期待を餌に働かされていたなら世間知らずのところも致し方ないのかもしれないと思った。高学歴プアっているもんね。そんなところにも光が当たるのはいいことだ。そしてメイクは身だしなみの一環でもあるけれど、誰かのためにするものではないってところも描いていくならいいな。