わたしのお嫁くん

主役の2人が革新的な価値観だとしたら君子はオーソドックスな価値観の持ち主、ほのかのことをちゃんと見ていて自由に泳がせつつもアドバイスも的確で頼もしい親友です。落ち着いた声と動作で見ていて安心できます。

穂香から山本と別れたと報告された時に、鈍感だった穂香の変化を喜び「良い恋だったって分かる」と口にするところが素敵でした。変に慰めたり気遣ったような感じではなく、いつも通りの落ち着いた淡々とした様子で気負いがないところが君子らしくて良かったし、親友なんだけどベタベタしていない二人の絶妙な距離感が見ていて心地よかったです。

彼女の登場シーンが一番安心て見れたし、もっとも落ち着いた雰囲気がありました。ドタバタなラブコメをクールダウンさせて、穂香の感情を整理させる役割になっていて、演じるヒコロヒーさんがもっとも常識人に見えましたね。きっとこのキャラクターがいなかったら、本当にごちゃごちゃして、もっとうるさいドラマになっていたと思います。波瑠さんも彼女とのシーンでは、リラックスした良い表情を見せていました。まさかヒコロヒーさんに花屋が似合うなんて思いもしなかったけど、とても似合っていたし、良かったと思います。

強烈キャラの赤嶺を前にしてもさほど動じず、自分のペースを崩さないところが君子らしくて、ハイテンションな赤嶺との対比が面白かったです。穂香に結婚を決めたことを報告する時も、改まることもなくサラリと気負いがないところがベタベタしない二人らしくて良かったし、結婚を決めた理由を話す時の落ち着いた口調と控えめだけど幸せそうな笑顔も、彼氏さんとの良い関係を物語っているようで、とても良かったと思います。

とても落ち着いた声がいいですね。きみちゃんがほんとに素でしゃべってくれるからほのかも思ってた以上に素で喋れるのでしょう。2人の本音トークが好きです。自分の意見を推したりしないで人に気づきを与えるような間があるのがいいなと思います。

この物語の中でいちばんまともな人を演じてるのがヒロコヒーだと思う。ほんと鈍感な速見さんにはイライラするけど、そういう所をきちんとしめてくれてる君ちゃんはとてもありがたい存在です。
ティーンの恋愛相談か？にはめちゃめちゃ笑ってしまった

宮下と自分を比較して落ち込む穂香を「元カノと自分比べるのは時間の無駄だからやめな」とバッサリ斬るシーンが現実主義でさっぱりした君子らしくて良かった。落ち込んでても仕方ない、旦那として何が出来るか考えたら？といつも先を見ているところも、フワフワしてどこかお花畑っぽい穂香にイラついたりせずドンと受け止める器の大きさも、ヒコロヒーさんの持つドライさや貫禄ある雰囲気に合っていて良いと思います。

毎回、ぽわぽわでちょっとズレてる穂香に淡々とド正論をかます姿が好き。100回好きって言えば良いかな？と真剣に尋ねる穂香に「ティーンの恋愛相談かよ」と呆れてツッコむシーンも面白かったです。口調も表情もドライだけど、何だかんだいつも穂香の話をちゃんと聞いてあげるしアドバイスも的確だし、心根の優しい良い人なんだろうなあって感じられるところも良いと思います。

強烈キャラでテンション高い登場人物が多いので、君子のローテンションっぷりは逆に良いアクセントになっていると思います。低く落ち着いた声や淡々とした表情が君子の冷静で現実的な性格を感じさせて合っているし、正反対な性格でどこかホワっとして天然な穂香と仲良しっていう説得力があるのも良いと思います。風邪を引いた穂香に「ヤバくなったらいつでも看病行くから」って伝えるシーンも、社交辞令じゃなく本当に来てくれるだろうし、めっちゃテキパキ看病してくれるんだろうなって想像がつく頼もしさが感じられて良かったです。

テンション抑えめでするまったりトークがほんとにオフの時の友達を会っている時間って感じがしていいですよねー。あのテンションでしゃべられたら普段しゃべらないことまでしゃべってしまいそうです。穂香のリラックスタイムのお供にぴったりです。

作品のコメディ色の強調を狙っての
抜擢なのかな。でも面白いキャラではなく
普通のお花屋さんでしたね。
速見さんの仲の良いお友達な感じは
伝わってたと思う

主人公の親友役なのだから本業の役者さんを使って欲しかったです。目も当てられないほど下手なわけじゃないけど、波瑠さんとのやりとりでは不慣れさが目立って違和感があるし、表情も乏しくて常に不機嫌そうで、何故この方が？って疑問に感じてしまいました。