スカーレット

このドラマの登場人物の中で一番キライだった人。計算高そうな振る舞いや視線の送り方とか、キンキン声で甘えた調子の話し方、相手によって変える態度だとか、すべてが不快でした。若いのかオバさんなのか判断つかないようなビジュアルと相まって、なんでこの人に圭介が一目ぼれなんてしたのか理解不能。

この人実際はどんな人かは知らないけれど、女のいやーな部分をさらっと演じるのが上手いよねー。久しぶりの昔話の中で、あの子とあの後すぐ別れたらしいなっていう台詞だけでこの人のことが浮かんで、まーそうだろうねーと思わせてしまう逸材！好きです。

小生意気で少し高飛車な雰囲気と演技がぴったり合っていました。
主人公である喜美子との会話で「私は田舎の小娘と違って良い女なのよ」と今にも言い出しそうな迫力と余裕さがあってとても良かったし、出演時間は短いけれど印象に残りました。

この人の女の嫌なとこぜーんぶ集めましたって感じの演技がムカつくけど上手いんだよね。ウザいけど分かるよーあるんだよね。どの女性にもちょっとは持ってるとこを出すのが上手。だから女性から嫌われるかもだけど私は応援している！

時代劇の赤ひげ２にも出てらっしゃいましたね
やさぐれた感じが同じ人とは思えないくらい上手かったです

お嬢様らしい屈託のなさや、ちょっと粘り気を持ってコロコロ喋る感じが良かったです。無神経な発言をしても、ギリギリのところで嫌みにならない感じは上手いなと思いました。喫茶店で圭介さんにごねるときも、男の人には可愛くみえるけど女の人には見抜かれちゃう感じが絶妙のあざとさでした。主人公と上手く対比になっていたと思います。

あの作り声としか思えないキンキンした甲高い声がまずＮＧ。本当に不作法でわがままで、いかにも計算高そうなところが、このドラマの登場人物としては異色の存在ですね。気取った物言いをしてますけど、人を差別してみるとか、超自己チューな言動とか、とても育ちが悪そう。早く消えてほしいです。

ヒロインの恋敵役というと、憎たらしいくらい性格が悪かったり、逆に非の打ちどころがないような良い人だったりすることが多いですが、「スカーレット」のあき子役はそのどちらでもなく、「どこにでもいるお嬢さん」という感じで、それが返って好感が持てます。圭介に我がままを言う場面や、喜美子にやきもちを焼く場面など、表情の作り方も上手ですし、安心して演技を見ていられる女優さんだと思いました。

あき子は圭介の事を本当に考えてなく、自分の思い通りにさせたい勝手でワガママな人だということがよく分かる。きっと今まで甘やかされて育ったのでしょう。佐津川さんが、見事に憎まれ役を演じきってくれてるおかげて、喜美子の優しくて健気なところが引き立っています。