ザ・トラベルナース

育ちの悪さなのか、それとも歳のせいなのか？立ち姿が汚くてがめついおばあさんにしか見えなかった。VIPも来る大病院の事務長には品が足りなかったし、その立ち姿のせいで余計に老けて見えるので元とはいえ愛人って設定にも違和感があった。もっと綺麗な人だと思っていたからがっかりした。

最終回終盤、那須田と院長が初めて和やかに話す貴重なシーンなのに、2人の間からめちゃくちゃ足を開いて突っ立ってる事務長がずっと映り込んでいて興冷めしてしまいました。足がしっかり見える衣装で肩幅くらい足を開いてるのはさすがにどうかと思うし、もしピンヒールで立っているのが辛いなら前場面のようなロングスカートにするとか、どうしても足を出したいならせめて本番はしっかり閉じて立つよう気を遣って欲しかったです。役がご本人の持ち味に合っていない上に最後まで所作への気配りが荒くて残念でした。

演技も役に合っていなくて微妙だけど、立ち居振る舞いや衣装の着こなしもちゃんと役柄に合うように工夫して欲しい。ピンヒールが履きこなせないならもう少し低めのヒールにしてパンツスーツで足元を隠すとか、見栄えだけでも仕事出来る雰囲気を出してほしい。ヒールが高くて安定しないからかいつも足を開いて立っているし、歩き方もカクカクしていて違和感がある。見た目の役作りも徹底して欲しいです。

ヒステリックに怒鳴って看護部長に責任を押し付けるばかりで、院長に留守を任されている人間にはとても見えない。三雲の妻に訴状を突き付けられた時も動揺するばかりで頼りないし、話し方も所作も知性や品が感じられなくて有能な人には見えないし、彼女があの立場に立てている説得力がゼロなのが残念です。

他の方も言っていたように立ち振る舞いに雑さが目立ちます。とても病院の裏方として接待したりする立場の人間とは思えないです。座っているだけのシーンならともかく動きが伴ってしまうとダメ。足を開いたまま立つなんてありえないです。

神野を病院玄関で出迎える時に足を開いたまま立っていたり、「こちらです」と院長室に案内する時の手の指し示し方も雑だし、大きな病院を支える院長の右腕にしては立ち居振る舞いが残念。こういう隙がチラチラ見えると、役柄の設定に説得力が感じられません。役がハマっている時の浅田さんはとても素敵な俳優さんだと思うけど、今回は持ち味とマッチしてなくて違和感があるし、それを補うほどの演技力もなく「何で浅田さんなんだろう」って疑問を感じてしまいます。

誰かの母親役とか気さくなおばちゃんって感じの役は似合うけど、こういう仕事出来る系の役はちょっと違和感があります。ほのぼのとした庶民的な印象があるのでやり手の事務長って感じがしないし、看護部長役の寺島さんの方が貫録があるので2人のパワーバランスが役柄とマッチしてなくてチグハグに見えるのもイマイチでした。院長とやたら距離が近くて、訳ありっぽさを匂わせているところは良かったです。