半分、青い。

主人公の子ども時代を２週演じたが、普通にどこにでもいる子のように演じていて感動しました。特に天然さと明るさ、子どもらしい考え方の表現がとても良かったと思っています。友達や大人とのやり取りも不自然さが無く、ごく普通にそうだなと心に落ちる演技だったと思います。お陰で毎日感動の涙でした。

「左耳に小人がおる」と耳鳴りの音を楽しんだり、雨の音が右側しかしないと面白がったり、ハンディキャップに鈴愛らしいユニークな感性で向き合う姿が自然で、決して無理をしているのではなく心からそう感じているように見えるのが良いですね。元気いっぱいで生き生きとしたチャーミングな笑顔に毎朝沢山のパワーをもらっていました。来週から矢崎さんの鈴愛ちゃんに会えないのが寂しいです。

自分が泣くと家族みんなが泣いてしまうからと泣くのを我慢したり、普段通りの笑顔で元気にふるまう姿がいじらしくて思わず抱きしめたくなってしまいます。矢崎さんの豊かな表情とナチュラルな演技で鈴愛があざとく見えないところも良いですね。

ぱっと見た印象としては、普通の女の子なのに、役柄を演じ切る姿にどんどん魅かれてしまった。
笑い方や話し方が、役柄にぴったりで、役を演じている感が全くない。嫌味のない演技で、可愛くて虜になってしまった。
特に、糸電話で名前を呼ぶシーンの表情や、笛で呼ぶ時の表情が良い。

矢崎さんの子供らしい自然な表情が鈴愛をより魅力的な女の子に見せてくれていると思います。律を呼ぶ時の嬉しそうな笑顔も可愛いし、ブッチャーと喧嘩する時の勇ましい表情もお転婆ぶりが感じられて上手です。10話で晴たちが鈴愛の耳はもう治らないと告げるシーンでも、きょとんとした何も分かっていないような無邪気な顔をしていて、そのあどけなさが現実の残酷さをより際立たせていたのが良かったです。

8話でブッチャーにごみ箱を投げつけた理由を問い詰められるシーンが良かったです。晴を傷つけたくないと口をつぐんで涙を流しながら憎まれ口を叩く鈴愛の姿がいじらしく、理由を言えないもどかしさや気持ちを分かってもらえない悔しさがひしひしと伝わってきました。

6話で泣いている晴に「鈴愛、生きとる」と後ろから抱きつくシーンがとても良かったです。満面の笑みでギュッと力強く抱きつく姿が無邪気で可愛らしく、泣いている晴を元気づけたいという鈴愛の優しい一面が伝わってきたのが良かったです。矢崎さんのわざとらしさがない自然な笑顔は大きな魅力だと思います。

子供らしい無邪気な笑顔はもちろん、河原にブッチャーが来たときのうんざりした表情やブッチャーのお母さんに会った時のちょっと引き気味でテンション低めな感じなど、感情表現が巧みで上手いですね。糸電話で律の声が聞こえた時の一瞬にしてパアっと明るくなる笑顔が本当に嬉しそうで、見ていて微笑ましかったです。

明るくてお転婆で思い立ったらすぐに行動してしまう鈴愛を生き生きとナチュラルな演技で表現していてとっても可愛いです。クラスの男子と喧嘩をする時の勇ましさや律のピアノをうっとりと聞く姿、律の発明品を見て目をキラキラ輝かせる様子など、コロコロ変わる表情が魅力的で、見ているだけで元気が貰えるところが良いですね。