ブギウギ

2024年1月期 2023年10月期
総合評価: 3.92 / 5.0 (回答者数62人) 296 位 / 1088件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(79%) 344/1088件中
キャスト 4.3 /5.0(85.4%) 321/1088件中
演出 3.9 /5.0(78.6%) 335/1087件中
音楽 4.1 /5.0(82.6%) 146/1088件中
感動 3.9 /5.0(78.6%) 116/1083件中
笑い 3.2 /5.0(63%) 379/1083件中
スリル・興奮 3.6 /5.0(71.2%) 332/1080件中
245コメント
45 | 2023-11-06 17:25:37

スズ子の新しい旅立ち、いよいよ東京です。今も昔も、東京はエンタメの中心。ということは幾多の才能が集まるところでもあります。スズ子はもちろん美月も良き才能と出会い、良い刺激を受けるといいですね。下宿先に住んでるという男子学生が気になりますが、とりあえずは服部良一をモデルとした羽鳥との出会いで、スズ子の歌がどう変わっていくのか気になります。大阪には今も妙にブルースを感じさせる土壌があるし、羽鳥のジャズな感覚とどう化学反応を起こすか、そこがスズ子の見せ場になるでしょう。初対面の不愛想な江戸っ子っぽい(でも江戸っ子じゃないかも)屋台のおじさんともすぐうちとけられるスズ子だし、東京でもうまく馴染んでいくだろうと思います。

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44 | 2023-11-06 12:50:53

この朝ドラってちょっと面白いなと思います。いつものように月曜の問題提起があって週末に解決する流れではないし、ツヤと鈴子の親子の問題もお互いどう思っているかとかお互いにぶつける場面がないんですよね。それもなんでもスッキリさせる朝ドラには珍しいかなと思っています。今日の鈴子を送り出す万歳もそう。みんなが同じ考え方や行動をしないのが新しい。ちょっと?と思うこともあるけど、元々人間なんてその人の数だけの考え方がある。こうあるべきと頭が硬くなってきたからこうやって緩めてくれるドラマは面白い。

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43 | | 2023-11-05 11:17:28

大和さん亡くなったのかー。一度も舞台を見にきてくれなかった両親が葬儀の席で大和さんと一緒に踊っていた鈴子たちと会うのはなんとも皮肉だね。そこまで許せない理由ってあるのかと思ってしまう。親としてもいつかは許そうと思っていたのかもしれないけどそのいつかはもう来ない。鈴子としても今のチャンスを逃せばもうないだろう。つやにとって鈴子は特別に大切な人。つやは血のつながりを気にしているようだけど、十分愛情を注いだんだから親子の絆は切れないと思うけどね。

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42 | | 2023-11-04 11:54:03

大和という憧れでもあり、目標でもあった人を失ったことは、家族のことやらごちゃごちゃした何かを越えて、自分自身のやりたいことや目指すべき方向を教えてくれたようです。誰かの死が思っていたより、自分に影響をもたらすということは、往々にしてあります。そしてスズ子もプロである以上、大和を越える意気込みを持ち、それに見合う実力をつけないとね。それにしても大和の父親は見苦しい。せめて娘を大事に思ってくれて集まって来た者たちに対して、礼のひとつくらいしろよと思う。誰がそんな親の言うことを聞くものかと言いたくなりますね。

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41 | 2023-11-03 19:48:15

当時の医療とか出産のことを思うと悲しい。出産後のことを明るく語っていた大和さんがあっけなく逝ってしまった。いなくなってしまったことでスズ子の心の中にあったものが鮮明になったし、東京へ行く覚悟も定まった気がする。ツヤ夫婦の会話がとても良い。ズルいというツヤを否定も肯定もせず、自分もズルいという。そして自分で考えて行動できるように育てたのはツヤ自身で、そう育っているとツヤの子育てを全肯定している。頼りなさそうだけれど、こういう人が側にいるってとても心丈夫だなと感じる。しっかり家族の絆が強まって安心して東京編が見れる。

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40 | 2023-11-03 07:34:49

ツヤさんは香川でスズ子が本当のことを知ってしまって、そのせいで自分から離れようとしていると受け取ってしまったのかな?今までのスズ子の最大の理解者だった母とは違っていて、余計にスズ子の心の中が乱されている。知った上で母として今まで通り接してほしいと言いたいところなのだろうけれど、それもなかなか難しい所。六郎が家族だからこそ寂しいと思ったのだとフォローするのが優しい。あの大和さんが史実通り亡くなってしまった。スズ子たちの受けた衝撃は想像するだけでもつらい。

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39 | 2023-11-02 13:46:51

ツヤの中には母親としての心配だけではないものがあるのを、スズ子は感じているからこそ、普通の母親のような反応を見たかったのでしょうね。たとえ反対されるにしても、いつもの大阪のおばちゃんらしい軽口みたいな感じが含まれていれば少し違った気がします。六郎は偉い。人の機微がちゃんと見えている優し子です。それにしても大和が亡くなったという展開には驚きました。産褥はいつの時代も母になる女性にとって大きな敵。これで余計にスズ子は東京に出て、勝負しないとね。彼女の歌を最初に評価してくれた大和の想いに答えるためにも。

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38 | 2023-11-01 14:17:59

「別れのブルース」か。ブルースコードは使ってないのに、哀調のブルースっぽさがある。作曲者が服部良一だから後の「東京ブギウギ」と繋がってくるわけですね。茨田りつ子のモデルはもちろん淡谷のり子さん。晩年の頃までよくテレビに出ていたし、先生と呼ばれていて、迫力もあったけど、面白い人でもあった。菊地凛子さんが演じるらしいけど、どんな感じになるのか楽しみです。漠然とだけど現状を越えたいと思い始めた鈴子ですが、ツヤの勘通り、そろそろ旅立ちの時なのかもしれません。とはいえ「別れのブルース」は昭和12年。太平洋戦争まであと4年。厳しい時代もまたやってくる。

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37 | 2023-10-31 15:36:26

あれだけおしゃべりなスズ子が、大阪へ戻るまでの数日で心の中に秘める覚悟を決めて偉いなと思う。一瞬ツヤさんにバレたかと思ったけれど、いつもの調子でスズ子がしゃべりだして、ツヤさんも物凄いホッとしたと思う。最初は預かるだけのつもりが、一緒に過ごして育てて、長男が亡くなったり苦しいこともたくさんあっただろう中で、切り離せない大切な我が子になってしまったのは想像に難くない。だからこそ、スズ子がいない間不安で不安でたまらなかっただろう。スズ子の覚悟のおかげでいつもの毎日が戻って来た。六郎も本当に優しくて良い子だなと感心する。

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36 | 2023-10-31 13:40:09

鈴子が川に横たわるシーンは、切なくどこか儚くも、なまめかしさもあって妙に美しかったです。ガンジス川の例を上げるまでもなく、川は死と生が回帰する場所でもあるし、産道の象徴でもあります。ある意味で鈴子はこの日、再び生まれたのだと言えるシーンです。このシーンだけでも趣里さんの起用が成功しているなと思います。さて六郎はちょっとアホに見えるけど良い子ですね。おばあちゃんも突き放しているようでいて愛情深かった。そしてツヤはきっと鈴子が真実を知ったと勘づいたけど、彼女の健気な笑顔に救われた、そんな状況なのかな。そうだとすれば良い旅だったですね。

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35 | 2023-10-30 14:02:08

あそこまでべらべら話しておいて、聞かなかったフリしろなんて随分と勝手な言い分です。私は多分(?)両親の実子だし、こういう経験をしたことはないので、鈴子がどれだけショックだったかは正直わかりません。でも今でも田舎に帰省すると酔っぱらったどこの誰だかよく知らない人に、親戚や何やらのドロドロとしたスキャンダルを聞かされたりしますww。まあそれだけ世の中にはいろいろなことがあるわけで、鈴子ももう仕事を持ち、大人といえる年齢でもあるのだから、自分を育ててくれた人たちのことをしっかりと思い出し、できるだけ賢明な行動を期待したいですね。そして帰ったら、感情は信頼できる人にぶつければいい。

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34 | | 2023-10-30 12:34:25

自分事とは思ってなかった「貰われてきた子」が思わぬ形で暴露されて、そりゃ衝撃だっただろうなと思う。貰い子がかなり普通にあった時代とはいえ、自分の根幹が崩れるだろうと思う。実の母が新しい家庭を築いて子どももいて。でもユタカと呼ばれていた子が「お母ちゃんを…」と言っていたから、やはり村八分のような感じではあったのだろう。実母の生活が詳しく描かれたわけではないけれど、大変な苦労をしたのだろう。他所へ行ったツヤだからこそ、しがらみなく優しくできた。スズ子は今、混乱と悲しみの中にあるのだろうけれど、あの懐中時計に手を付けなかった母の思いが伝わりますように。

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33 | | 2023-10-27 13:45:32

予想通りというか、当然の流れというか、鈴子の方が花田家の実子ではないとわかりました。それにしても普通、養子って貧乏な家からお金持ちというのはよくあるけど、鈴子の場合、治郎丸家の方がはるかに裕福だし、お金持ちから貧乏な方へというあまり聞かないパターンです。何やら複雑な事情がありそうですね。でもそれでギクシャクしてしまうほど、鈴子は花田家で愛されていないわけではないし、すべてを呑み込んで笑い合えるだろうと期待したいです。

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32 | 2023-10-26 13:44:19

どう考えても鈴子の方が実子ではないフラグが立っていますね。まあ昔は普通の養子はもちろん、出生届を出す時点で養子だけど実子として届け出るなんてこともあった。違法だけど昭和40年代までは病院の斡旋なんかもあったしね。まあそれで子どもが幸せになるなら、無理して実の親が育てて、虐待なんか起こすよりずっと良いと思うんだけど。何にせよ姉弟の珍道中になりそうです。そして鈴子にどんな出生の秘密があるのか気になるところではあります。

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31 | 2023-10-25 19:50:10

スズ子は今何歳の設定なのかな?お友達が女学校を出て舞子修業していたはずだから、16~17歳くらいなのかな?大和さんと橘さんが責任をとって辞めるということがわかった時の悲しみ方が子どものようで。自分を守っていらないから大和さんをというのはわかるけれど、元々解雇された人や賃金削減されて辞めざるを得なかった人たちに戻ってもらえるようにするための争議だっただったわけで。悔しいのも分かるし泣きたいのもわかるけれど、言っていることがさすがに幼過ぎるような気がした。

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30 | 2023-10-25 13:57:10

大和と共にアオイも梅丸を去りましたか。アオイが桃色争議でひとり会社側に残ったのは、大和共に踊る舞台を守りたかったからなのでしょうし、その大和が辞めるならば梅丸に残る意味はなかったのでしょう。まあやむを得ない結果ですね。それでも大和が梅丸に残したラインダンスは見事でした。役者の皆さんもしっかりと一糸乱れず、高く強く足を上げ、かなり迫力のある踊りになっていました。素晴らしかったです。これだけでも見る価値がある回だったと思います。

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29 | 2023-10-25 07:22:57

大和さんにとって大熊社長は親代わりだったんだ。だったら尚更のことストライキが半端な覚悟じゃできない。ストライキを主導した大和さんはどう解決しても舞台には残れない。橘さんのこれまでの言動を見ても最初から分かっていたのだろう。演出への一歩を踏み出したタイミングでのこの騒動。狭い世界だから、演出家としての道も閉ざされたということなのだろうか。スッキリとした顔でうなづき合う橘さんと大和さん。2人の踊る姿がもう見られないかもと思うと悲しい。

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28 | 2023-10-24 14:09:50

どんな理由であれ、自分を押し通すならば、失うものもあるというのは世の常。そもそも世界大戦の遠因となったほど空前の大恐慌だし、梅丸側が悪というわけではない。不況でまず傾くのは娯楽産業だし、閉鎖でなく、人員削減で抑えるあたり企業努力はしている。そんな中で会社側が譲歩するなら、騒動の主導者もなんらかの責任を負うことになるのが道理。つまり梅丸との話し合いがうまくいってもいかなくとも、大和は辞めることになるし、本人もその覚悟はしていただろう。でも大和ならどこでも踊り続けると信じたい。続けるのが大事って言ってたし。

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27 | 2023-10-23 13:55:40

アオイ自身はもちろん、大和も違う道を選んだとはいえ、共に自分の信念に従いました。でも股野の言動には信念がないと感じてしまう気持ちもわからなくはありません。でもたとえば信念をもたない信念とか、信念を振り回さない信念とか、そういうものもある筈で、それは大和が好きだからどうということではないと思います。むしろ好きなのに同調しなかったというところはアオイと同じです。だからアオイは股野を責めた形になりましたが、実は自分自身を責めたいというメタファーでもあるのでしょう。ちょっと切ないですね。

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26 | | 2023-10-23 11:57:17

あれだけみんなに憧れられ慕われている大和さんなのに両親に歌も踊りも見てもらったこと無いとは驚いた。てっきり見た上で反対されているのだと思っていた。西洋の歌や踊りに対して、もしくは格好に偏見みたいなものもあったのだろうか?それから思うとスズ子は両親の理解も応援もあって羨ましいとなるのは当たり前だろう。連れ帰ろうとしていた人たちも、スズ子の両親が出てきたことで応援側に回ったのは良かった。橘さんの自分の気持ちを押し殺してお節介。あれは辛いと思うけど、橘さんの人の素晴らしさが見えるようで素敵だと思った。

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25 | | 2023-10-23 10:28:04

主人公の幼少期が短く本編に入ったのは正解と思います。
何と言ってもキャストが素晴らしい、ここまで本物の人達をよく集めたなと感心しています。
特に注目は秋山美月役の伊原六花さんと橘アオイ役の翼和希さんです。
今後も楽しみですね。

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24 | 2023-10-21 15:48:58

せっかく全員の気持ちがまとまりつつある中でリストラと減俸。ギリギリでやってた人たちは続けられないんだろうな。舞台とか芸術の世界の人たちって、保険というか保証というかそういうのがないんだろうなというのは想像できてしまう。興行主がもういらないと言ったら次の日から仕事がない。だからこそ売りが何か悩むし、ほどほどにぼちぼちというのができない。そんな劇団員たちを守るために立ち上がった礼子さんはすごいと思うし、その覚悟がどういうものかわかっているからこそ橘さんは必死で止めた。橘さんは礼子さんがいるからこそ頑張れて、彼女のことが本当に好きで大切で同志だったんだろうと思う。この抗議が上手くいっても行かなくても礼子さんは責任を問われるだろうし、もうあの二人の舞台が見れないと思うと辛い。

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23 | | 2023-10-20 14:44:51

まあ経営側なら間違いなく言いますよ、「代わりはいくらでもいる」って。しかもそれって真理なんだよね。どんなに特別な人もいなくなれば、いずれその穴は埋まる。ただそれは経営側にも言える。なのに経営側はアンタッチャブルなんて無責任なやり方になるのは、経営者イコールオーナーだからなんだよね。中小が多い日本企業の問題点のひとつかな。まあそれはいいとして、確かにお客さんが大事というのはわかるけど、お客様は神様なんかじゃなく、本来商売って売る側と買う側はフィフティフィフティの筈。サービス業だから客が上ってことはない。そして大和の決意は彼女の言う通り、自分自身を大切にするためなのだろうけど、それが結果的に多くの人を利することになるなら、私事を越えている。滅私奉公ではなく活私開公だね。頑張れ、大和。

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22 | 2023-10-19 13:33:12

労働争議イコール赤(共産主義者)イコール違法という間違った考えがこの頃からあって、それが今も労働争議がやりづらく、人手不足なのに賃金が上がらないこの国の現状に結びついている面もあります。アメリカなんて共産党は違法だけど労働者の権利についての争議は激しいからね。ただ大和の要求は心情としてわかるけど、会社自体が立ち行かなくなれば、それどころの話じゃないし、落としどころが難しい。経営側も演者側も本当に梅丸を大事に思うのなら、下手な小細工はせず、顔をつき合わせ、腹を割って話し合うべきでしょう。それが本当の労働争議である気がします。

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21 | | 2023-10-19 00:17:41

みんないっぱいいっぱいになっている時に鈴子がしんどいなーって言ってくれてよかった。その一言で弱音を吐いちゃいけないって無意識にみんなを縛り付けていた鎖が解けたような気がした。どんなことでも走り出すときより継続する時の方が大変。何度もセリフでも出てきますが、ほんとにそう思います。負けず嫌いじゃなきゃ生きていけない世界でしょう。その中で負けを認めるのはしんどいでしょう。大和さんもちゃんと自分の気持ちが言えてよかった。鈴子のおかげで団結。素敵な回でした。

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20 | 2023-10-18 14:05:54

才能という言葉にはある種の魔力がある。たとえば将棋の藤井くんのようにはっきりと勝ち負けでわかる才能ならいい。でも芸能の世界の才能は極めて曖昧。とにかく売れればそれが才能という面もある。何にしても梅吉みたいに呑み込まれたらダメ。好きだから続けるというのも真理のひとつだけど、続けられるから続けるというのもまた真理のひとつ。評価されるされないは他人に依存するしかないことだけど、やるやらないは自分の領域。奥さんのせいのように言うのは卑怯だと思う。歌劇団の方はあの世界恐慌でリストラするようだし、どんなに好きでも環境次第で続けられないこともある。だから、やり続けられることに感謝しないとね。

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19 | 2023-10-17 13:45:04

才能って、それを見つける側の問題もある。よく引き合いにだされるのは画家のゴッホだけど、彼は生きている間にはまったく評価されなかった。すでに描かれていた彼の絵が変わるわけはなく、ただ単に見る側の評価が変わっただけ。弟のテオのような理解者がおらず、絵が処分されていたら、ゴッホの偉業はなかった。だから大和が言うように続けることが大事なのは、本人の才能をより磨くのと同時に、誰かが才能を「発見」してくれるかもしれないからというのが正解なんだと思う。才能という言葉に振り回される人は、そのことを理解するといい。

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18 | | 2023-10-16 21:35:10

華やかな世界の話だからついつい忘れていたけれど、時代は大恐慌でここから下り坂なんじゃなかったっけ。風呂屋もいつも通りに見えるけれど、会話から不景気が透けて見える。華やかな世界に飛び込むこと、合格することも大変だけれど、そこで人気者になるのはもっと大変。そしてその人気を維持していくのはもっともっと大変で。不景気だと劇場の収入も減るんじゃないのかな。劇団員の中もギクシャクしているのが見えて、大和さんと橘さんの会話も気になるし和希さんの暗い感じもなんだか心配。

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17 | 2023-10-16 14:57:19

エンターテイメントにおいて「飽きられる」という怖さは、常について回る心配と課題でしょう。だからこそ、新たな取り組みを目指す大和は和を乱すかもしれない発言でも、レベルの高い要求をする秋山をあえて批判しなかったのだと思います。一方、自分の売りは何か悩む鈴子ですが、それも大和の言う通り、やり続けるうちに定着し、理解されることだろうと思います。「私、こういう人だから」みたいな願望とか押し付けに近いものとは違う本物の個性とは、研鑚の先にある。そういうものだろうと思います。

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16 | | 2023-10-14 11:23:51

デビューは1人だけと言っていたけれど、もしかしたら最初から新人3人ともデビューさせる目論みだったのかもしれませんね。本当の意味で切磋琢磨するというのは、ちゃんと競い合う相手に対してリスペクトなり友情なり、少なくとも同じ方を向いていないと、一緒にひとつのものは作れません。それに押し付けの上下関係ではなく、あくまでも礼儀としての上下を知ったことも大事だと思います。少女時代はこれで終わり、いよいよ趣里さんの登場です。同期と共にどう成長し、どう独り立ちしていくのか楽しみです。

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15 | 2023-10-12 13:58:05

ツヤの口ぶりからすると、鈴子は実子ではなくて、以前ちらりと出て来た病に伏している女性の子どもなのかもしれませんね。まあその辺りはいずれ語られるとして、とりあえず大事にされているのは間違いない。それなりに余裕のある家でないと、昭和40年代くらいでも病気したからって白桃なんて食べられなかった。黄桃の桃缶がせいぜい。ともあれ同期の3人がようやく本当のライバルとして、時に手を取り合える仲間として、向き合うことができるようになったのは良かったと思います。

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14 | 2023-10-11 23:54:26

今宝塚もいろいろ揺れていますが、イジメではなくてもしごきはこういう世界には付きものでしょう。今の時代だしドラマだから怒鳴るくらいで済んでいますが体罰もあったでしょうから同期で揉めている場合じゃなかったかもしれません。同期で仲良くやりたい鈴子、でもデビューできるのは1人という厳しい世界では友情よりも競争の方が勝ってしまうよね。いつも仲をとりなしてくれる鈴子が倒れて2人は何を思うのか、正反対の性格の2人が仲良くなる日が来るのか、とても気になります。

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13 | 2023-10-11 16:28:42

好きだというだけで務まる世界ではないだろうし、間をとりもって同期の絆を大切にしたいスズ子の気持ちもわかるけれどライバルでもあって。僻みややっかみ、あの年でもうそういうぐちゃぐちゃした感情を持ちつつというのは厳しい世界だなと思う。おまけで入ったからこそ梅丸への感謝の気持ちがあって、恩を返したいというスズ子。最初から出てきていた義理と人情がここでも出てきました。おしゃべりでお節介焼きでもあるスズ子が倒れて、静かになった時残りの二人が何を思うのか。1人欠けてチャンスと思うのか絆が深まるのか。後者だといいな。

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12 | 2023-10-11 14:34:31

舞台っていうのはひとり芝居すらひとりではできません。演出などを兼任しても照明やら音響やらのスタッフは必要だし、何よりもお客さんがいなければ成立しません。その意味でも、大和の言ったことはシンプルだけど核心をついていると思います。白川や桜庭はいくら大人びたことを言っても、そこが見えていない以上、まだまだプロの心にはなれていない。一方、鈴子の梅丸愛もここまでの展開からいえばちょっと薄っぺらい。でもこうやって少女たちは大人になっていくということなのでしょうね。なのでそこは温かい目で見守るとしましょう。

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11 | 2023-10-10 19:17:50

残った3人のケンカですが、それぞれの言い分はよくわかります。今以上に格差があった時代だから経済的な差は伝わらないし、今以上に保守的な時代だから家庭の反対圧力も伝わらない。それを補うために想像力というものがあるのかもしれないけど、結局体験していないことを想像するには限界がある。でもだからこそ人間って理解出来ないものでも受け入れる度量とか寛容さが必要だし、それがいつか自分を助けることもある。今は不寛容な時代だし、もう少し寛容さを知るためのメッセージと言えそうです。

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10 | 2023-10-09 15:56:44

学校というよりは養成所だから、職業的プロを目指すものなら厳しいのは仕方ないかな。また初期の松竹歌劇団のエピソード話を聞くと、ラインダンスのような類は、下品な出し物のように言われてもいたし、良家の出ならば家族から反対されることも多かったという話だから、むしろ鈴子は理解があって良かったといえるかもしれませんね。それにしても蒼井優さんの存在感はさすがです。バレーのシーンは「花とアリス」を思い出すし、ステージのシーンは「フラガール」を思い出します。まだセリフはほとんどありませんが、どんなキャラなのか、ここから楽しみです。

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9 | | 2023-10-09 00:29:37

鈴子が歌をやりたいと言った時、やっぱりこのお母ちゃんなら賛成するだろうなと思った。夢追い人のお父ちゃんを好きになっただけあって、人生には夢を持つことがとても大事だと知っているから。ちょいちょい出てくる親子の秘密が隠されていそうな出生シーンも気にはなるけど、他の人が言っていたようによく喋る似たもの親子になっている。人は生まれより育ちなのだろうか。小学校を出て決める人生。今よりも大人になるのが早いなと感じる。

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8 | | 2023-10-08 15:42:50

冒頭の人形劇なんだか懐かしい。なんとなく「ひょっこりひょうたん島」とかに想いを馳せてしまう。物語は大正スタート。祖父母たち直接知っている人々と時代も重なって、街中の様子などより身近に感じる。当時は関西に少女歌劇団が2つもあって、それは今のようにミュージカルではなかったことも知ってはいたけれど、おっとりと華やかな雰囲気がきっと新鮮だったのだろうな。子役さんたちがとても達者で歌声も伸び良く、お話も大阪らしいテンポの良さで明るい気持ちになる。

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7 | 2023-10-06 16:48:07

人生なんて「if」の繰り返しで、もしもの選択肢が少しだけ違うだけで、まったく異なる人生になったかもしれないし、案外大して変わらなかったかもしれない。いずれにせよ、その違いは自分自身の決断や選択だけでなく、周囲の人の様々な決断と選択の結果であり、人は人に生かされていることがよくわかります。それは逆にちょっとした選択で他人を不幸に追い込むこともできるということなんですけどね。少なくとも鈴子は人に恵まれている。良い人と縁をつなげられるのも才能のうち。あとは本人の努力次第というところですかね。

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6 | 2023-10-05 17:38:43

鈴子が受けたのは宝塚をモデルとした学校でしょう。前の朝ドラ「らんまん」に宝塚歌劇団の創設者である小林一三が出ていたし、そういうつながりも意識した演出だったのかもしれません。不合格だった鈴子ですが、まあ宝塚は特殊だし、同時にただ好きだという程度の覚悟とか、その辺の町では上手いというレベルの技量で、プロに直結する世界でやれるほど甘くはないということでしょう。こういう挫折と向き合って、それでもやりたければ自然に覚悟は出来るし、技量を磨く努力もする筈。ここからの鈴子に期待しましょう。

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5 | 2023-10-04 18:23:06

昔も今も自分の頭で考えた事のない、想像力に欠けたドアホな悪ガキっていますからね。まあ貧しい時代には繊細な感性なんて育ちにくい。「貧すれば鈍する」ということわざは結構当たっています。また今は30歳くらいになっても自分探しをしている人もいるけど、この時代は小学校卒業の時点で将来のことを考えなければいけない。それは考えるだけでなかなか厳しいものがあります。もちろん考えるまでもなく、半ば強制的に働きに出されるケースもあったし、選べるだけ幸せな方かもしれません。鈴子だけでなく、果たして皆、どんな道を歩むことになるのでしょうね。

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4 | 2023-10-03 23:39:09

鈴子が自分なりにいいことをしたくてタイ子ちゃんに告白を迫るけど断られてなんで?なんで?と聞くシーン、子供の頃にあったなーと思いました。みんな自分と同じように思うはずと思っているんですよね。それがうまくいかないからなんで?と聞く。そうやって他の人の思いを聞き視野を広げていく。大事なことだなーと感じました。それを同じ目線に立って分かりやすく諭すお母ちゃんも素敵。アホのおっちゃんのように生きづらさを抱えている人も許容する優しい世界。古き良きというのはこのことかね。

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3 | 2023-10-03 18:04:42

この時代、妾に対する偏見は根深いものがあったでしょうね。実体験として1980年代でも、妾へのいろいろな偏見があり、その頃つきあっていた女のコについて、わざわざあのコは妾の子だぞとささやいてくる阿呆がいました。アホといえばアホのおっちゃんですが、何か過去がありそうですね。まあ昔は何している人なのかよくわからないおっさんって街にひとりはいましたけど。鈴子の母親も彼女の出産の頃に何か秘密がありそうなシーンがありました。そして歌劇団の存在を知った鈴子。まずは銭湯で練習でしょうか。

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2 | | 2023-10-02 23:09:13

らんまんロスを引きずるかもと思っていましたが、全然テイストが違うしパワフルな歌唱シーンから始まったので気持ちが切り替わりました。子供の時からお勉強は音楽や体育が大好きでお裁縫より日舞が好き。やっぱり一流になる人は子供の頃からしっかり素質があるんだなと感心。そこに義理と人情という情操教育があれば向かうところ敵なしでしょう。40代の私でも聞いたことのある歌なのでお年寄りにはより懐かしいでしょう。劇中に出てくる歌も楽しみです。

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1 | | 2023-10-02 13:42:13

笠置シズ子さんがモデルだそうですね。晩年に「家族そろって歌合戦」の審査員としてとか、水戸黄門のゲストとか、歌番組などで拝見した記憶があります。今でいうシングルマザーで、一途に亡くなった旦那を慕っていた人でもあります。となると草彅さん演じる羽鳥は服部良一さんがモデルということになりますかね。幼少期のスタートですが、義理と人情という話がでていました。今の時代は義務と無情の時代だし、まずは日本人が忘れてしまった庶民文化が描かれるのを楽しみにしています。まだ評価は難しいですが、期待を込めて、ちょっとだけ高めに評価しておきます。

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