『光る君へ』での塩野瑛久 (一条天皇役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
塩野瑛久 (一条天皇役) は 「2024年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
敦康を次期天皇にという思いが叶えられることはなく半ば言わされる形で次男にすると言う。体調が悪い中最後の望みも叶えられない苦渋の顔が忘れられない。生きてきた中でどれだけのことを我慢してきたのだろう。貴賓あふれる綺麗なお顔と誰にも言えない苦労が滲み出る演技に魅了されました。
敦成を次の東宮にと決断したあとの、苦渋に満ちた表情や涙が一条天皇の無念さを感じさせて胸が苦しかったです。若い頃から最期の時まで何をしていても高貴で美しく、何処か儚さを滲ませるところも良かった。見た目も、気高く上品さ漂う演技も、全てが「この人でなければ」と思わせる納得の配役ではまり役だったと思います。
史実と異なる点で気になったのは、一条天皇は譲位の意向を示して道長に伝えていたのに、道長が慰留し、死の直前に譲位となったこと。 勘繰れば東宮に敦康親王を推す一条天皇に難色を示す道長が、この間に敦成親王が東宮になるように地固めをしていたとも考えられますね。土葬を望む一条天皇を道長が火葬にしたのも、含むところがありそうだし。まあドラマの道長はそういうキャラじゃないけどね。 さて演じる塩野さんですが、定子から彰子へと心情が変わりゆくところを、繊細に演じたと思います。そこをうまく演じないと定子から彰子へという移り変わりが、もっとドロドロしたり、曖昧になったりすると思うので、なかなかの好演でした。 芝居とは関係ないど、一条天皇といえば猫だし、もっと猫を効果的に使って欲しかったかな。
これまでより低めに作られた声音やゆったりとした話すスピード、抑えめのボリューム、髭だけではなくその口調からも年月の経過が感じ取れたのが良かったと思います。髭姿になっても清潔感と上品さを失わず、何処か儚げで浮世離れした雰囲気を保っているところも良かったです。
製本された源氏物語の美しさに喜び、表情や声を弾ませる姿がとても人間味があって親近感が沸きました。彰子の発案と知った時の彼女の意外な行動力と自分への想いに驚いたような表情も、お礼を言う時に「中宮」ではなく「彰子」と優しく名前で呼びかけるところも彰子の好意に応えて歩み寄ろうとする帝の心情の変化が感じ取れて良かったと思います。
彰子へ懐妊の祝いを贈るよう命じる時や、産まれた我が子を抱く時の感情の読めない何とも言えない表情が印象的でした。定子の時のような笑顔も興奮した様子もなく、淡々として何処か哀しげにも見えるところが、幸せそうな穏やかな笑顔を浮かべる彰子と対比になっていて切なかったです。
彰子の突然の告白に目を見張りとりあえず後でまた来ると言った帝。いつも何を言っても返事もろくにしてくれない彰子だからそりゃびっくりするよね。そこで近寄ったりしないで仕切り直すところが面白かった。頭の中真っ白って顔が面白かった。
彰子の突然の告白に面食らって少し動揺を滲ませる姿が人間らしくて良かったです。そんなふうに想われているなんて考えもしなかったんだろうな、控えめな彰子の大胆さに心底驚いてどんな言葉を返してどう反応すれば良いのか分からなくなってるんだろうなと、彰子の一世一代の勇気がちゃんと帝の心に響いたんだなと感じられたのも良かったです。
まひろの書いた物語に最初は腹を立てたけど、読んでいるうちに物語が心に沁みてきたと面白さをちゃんと認めて、自分だけでなく皆に読ませたいと思えるところが、帝の懐の深さと聡明さを感じさせました。いつも何処か物悲しげで儚い雰囲気を纏っている姿も、定子を失った悲しさや彼女への変わらぬ愛を感じさせて切なくなります。
火事の中、彰子をエスコートして一緒に逃げるシーンが格好良かったです。彰子が自身の身を案じていたと知った時の心に響いたような表情、炎から彰子を庇うように共に走る姿、転んだ彰子を「大事ないか」と抱き起こす優しさ、命がけで必死だったというのもあるだろうけど、彰子の自分への想いに触れて少し彼女への認識に変化が訪れたように感じ取れたのも良かったと思います。
枕草子を読んでいる時も、敦康親王と遊んでいる時も、愛しげに細める眼差しの先に定子がいるようで、楽しそうに微笑んでいるんだけど何処か儚さと寂しさが滲んでいるのが切なかったです。命がけで直訴する倫子に「そのようなことに命を懸けずとも良い」と怒ることもなく思いを受け取る姿も、帝の器の大きさが感じられて良かったです。
倒れた女院様に「母上」とすかさず駆け寄る姿や、穢れるから触るなと言われた時の「しかし」と食い下がる苦しそうな表情、激しくぶつかり合うこともあったけど、それでも変わらぬ母への愛情が感じられたのが良かった。女院様の背に触れるか迷いを見せつつ、眉間に皺を寄せて辛そうに断念する姿も、帝としての自覚を感じさせました。献上された枕草子をそっと大切そうに胸元に抱く姿も切なくて良かったです。
定子の死に涙し、嗚咽で揺れる背中が小さくて頼りなくて、帝の半身を失ったような深い悲しみが伝わって来たのが良かったです。何物にも代えがたい大切な存在だったんだなと再認識させられて切なかったです。笛を聴かせようと彰子のもとを訪れたり、彰子の態度や言動に腹を立てることなく昔の自分と重ねて慮る姿も、彰子に歩み寄ろうとする帝の優しさや器の大きさを感じさせて良かったです。
母上に本音をぶつけるシーン、ピンと張り詰めた緊迫感と切なさで胸が苦しくなりました。目を赤くして声を荒げ、長年抱えてきたもの全てが溢れ出てしまったような感情的な姿が印象的で、これまでの天皇のイメージとは違う、地に足のついた人間臭さが感じられたのも良かった。絵屏風を目にした後、道長に鋭く冷たい視線を向ける姿も、あの屏風で自身の勢力図を見せつけてきたであろう道長の思惑をしっかり汲み取った一条天皇の聡明さを感じさせて良かったと思います。
お輿から降りて定子の元へ向かう時いそいそと最大限急いで向かう天皇がかわいかったです。定子やまだ見ぬ我が子に会いたい、はやる気持ちが抑えきれていなくて天皇も人間だなと思いました。その結果定子オンリーになってしまうのも若さゆえで人間らしかったです。
駆け足で定子のもとへ向かう姿や、再会した時の胸がいっぱいになっている表情、愛しそうに定子と娘を見つめる眼差し、全身から定子への愛が溢れ出ていて、どれだけこの日を待ちわびていたのかが痛いほど伝わってきました。道長と政について話す時に口調や態度が以前より疎かに感じられ、明らかに集中していないように見受けられる姿も、道長の危惧が現実になりそうな危うさを感じさせてハラハラさせられました。
定子の出産を聞いて、まず一番に「中宮は無事か?!」と確認したり、思わず立ち上がってしまったり、今すぐ定子の傍に行きたい、会いたいという気持ちが溢れ出ている姿が切なかったです。中宮が無事だと聞いた時の心底ホッとした表情や、会いたい気持ちを必死に抑え込んで寒くなるから絹を沢山送ってやるよう指示を出す姿も、定子への変わらぬ深い愛が感じられて良かったと思います。
定子が身籠っていると知った時の感情剥き出しで取り乱した様子が、普段の理性的で冷静な帝とは別人のようで印象に残りました。今すぐ定子のもとに駆け付けたいというはやる気持ちや、もどかしさ、それが叶わないと悟った時の絶望した姿、一挙手一投足から定子への深い愛情が滲み出ていて、見ているこちらも胸が痛く切ない気もちになりました。
中宮が自ら髪を下したと聞いた時の狼狽っぷりや、伊周の愚行に激怒する険しい眼差し、もう定子に会えないと一人嘆ぎ崩れ落ちる姿、定子への愛と政の狭間で葛藤し苦しむ姿が切なかったです。こんな状況でも自暴自棄にならず、自ら考え判断して己の責務を全うする姿も、一条天皇の冷静さと聡明さを感じさせて良かったです。
伊周たちの罪と定子への愛の板挟みになって苦悩する姿が痛々しく切なかったです。「お情けを」と処分を軽くするよう頼む定子を前に必死で感情を抑えて平静を保とうとする表情や、堪らず定子を呼び止めて抱き締めてしまう姿も、帝としての立場、責任がしっかり頭にあるうえでそれでもなお…という想いの深さが感じられてとても良かったと思います。
上品な顔立ちと落ち着きのある穏やかな話し方が素敵で、聡明で美しい若き天皇役が見事にハマっていると思います。他人の意見にきちんと耳を傾ける柔軟さや素直さ、まひろの正直過ぎる発言にも怒らず笑い飛ばす器の大きさなど、内面の素晴らしさが佇まいや相手に向ける眼差しから滲み出ているところも良いですね。定子に向ける優しい笑みや宝物のように大切そうに抱き寄せる姿も、彼女への深い愛を感じさせて良かったです。
定子の手を引いて昼間からどこに消えるのかと思っていたけど、その後に爽やかな顔して現れるから笑ってしまう。大事なお役目だものね笑。かわいい子役さんから綺麗にスイッチングされて美しく優しい天皇になられた。カゴの中の鳥なれどちゃんと天皇として働きたいという意思が感じられる。
敦康を次期天皇にという思いが叶えられることはなく半ば言わされる形で次男にすると言う。体調が悪い中最後の望みも叶えられない苦渋の顔が忘れられない。生きてきた中でどれだけのことを我慢してきたのだろう。貴賓あふれる綺麗なお顔と誰にも言えない苦労が滲み出る演技に魅了されました。
敦成を次の東宮にと決断したあとの、苦渋に満ちた表情や涙が一条天皇の無念さを感じさせて胸が苦しかったです。若い頃から最期の時まで何をしていても高貴で美しく、何処か儚さを滲ませるところも良かった。見た目も、気高く上品さ漂う演技も、全てが「この人でなければ」と思わせる納得の配役ではまり役だったと思います。
史実と異なる点で気になったのは、一条天皇は譲位の意向を示して道長に伝えていたのに、道長が慰留し、死の直前に譲位となったこと。
勘繰れば東宮に敦康親王を推す一条天皇に難色を示す道長が、この間に敦成親王が東宮になるように地固めをしていたとも考えられますね。土葬を望む一条天皇を道長が火葬にしたのも、含むところがありそうだし。まあドラマの道長はそういうキャラじゃないけどね。
さて演じる塩野さんですが、定子から彰子へと心情が変わりゆくところを、繊細に演じたと思います。そこをうまく演じないと定子から彰子へという移り変わりが、もっとドロドロしたり、曖昧になったりすると思うので、なかなかの好演でした。
芝居とは関係ないど、一条天皇といえば猫だし、もっと猫を効果的に使って欲しかったかな。
これまでより低めに作られた声音やゆったりとした話すスピード、抑えめのボリューム、髭だけではなくその口調からも年月の経過が感じ取れたのが良かったと思います。髭姿になっても清潔感と上品さを失わず、何処か儚げで浮世離れした雰囲気を保っているところも良かったです。
製本された源氏物語の美しさに喜び、表情や声を弾ませる姿がとても人間味があって親近感が沸きました。彰子の発案と知った時の彼女の意外な行動力と自分への想いに驚いたような表情も、お礼を言う時に「中宮」ではなく「彰子」と優しく名前で呼びかけるところも彰子の好意に応えて歩み寄ろうとする帝の心情の変化が感じ取れて良かったと思います。
彰子へ懐妊の祝いを贈るよう命じる時や、産まれた我が子を抱く時の感情の読めない何とも言えない表情が印象的でした。定子の時のような笑顔も興奮した様子もなく、淡々として何処か哀しげにも見えるところが、幸せそうな穏やかな笑顔を浮かべる彰子と対比になっていて切なかったです。
彰子の突然の告白に目を見張りとりあえず後でまた来ると言った帝。いつも何を言っても返事もろくにしてくれない彰子だからそりゃびっくりするよね。そこで近寄ったりしないで仕切り直すところが面白かった。頭の中真っ白って顔が面白かった。
彰子の突然の告白に面食らって少し動揺を滲ませる姿が人間らしくて良かったです。そんなふうに想われているなんて考えもしなかったんだろうな、控えめな彰子の大胆さに心底驚いてどんな言葉を返してどう反応すれば良いのか分からなくなってるんだろうなと、彰子の一世一代の勇気がちゃんと帝の心に響いたんだなと感じられたのも良かったです。
まひろの書いた物語に最初は腹を立てたけど、読んでいるうちに物語が心に沁みてきたと面白さをちゃんと認めて、自分だけでなく皆に読ませたいと思えるところが、帝の懐の深さと聡明さを感じさせました。いつも何処か物悲しげで儚い雰囲気を纏っている姿も、定子を失った悲しさや彼女への変わらぬ愛を感じさせて切なくなります。
火事の中、彰子をエスコートして一緒に逃げるシーンが格好良かったです。彰子が自身の身を案じていたと知った時の心に響いたような表情、炎から彰子を庇うように共に走る姿、転んだ彰子を「大事ないか」と抱き起こす優しさ、命がけで必死だったというのもあるだろうけど、彰子の自分への想いに触れて少し彼女への認識に変化が訪れたように感じ取れたのも良かったと思います。
枕草子を読んでいる時も、敦康親王と遊んでいる時も、愛しげに細める眼差しの先に定子がいるようで、楽しそうに微笑んでいるんだけど何処か儚さと寂しさが滲んでいるのが切なかったです。命がけで直訴する倫子に「そのようなことに命を懸けずとも良い」と怒ることもなく思いを受け取る姿も、帝の器の大きさが感じられて良かったです。
倒れた女院様に「母上」とすかさず駆け寄る姿や、穢れるから触るなと言われた時の「しかし」と食い下がる苦しそうな表情、激しくぶつかり合うこともあったけど、それでも変わらぬ母への愛情が感じられたのが良かった。女院様の背に触れるか迷いを見せつつ、眉間に皺を寄せて辛そうに断念する姿も、帝としての自覚を感じさせました。献上された枕草子をそっと大切そうに胸元に抱く姿も切なくて良かったです。
定子の死に涙し、嗚咽で揺れる背中が小さくて頼りなくて、帝の半身を失ったような深い悲しみが伝わって来たのが良かったです。何物にも代えがたい大切な存在だったんだなと再認識させられて切なかったです。笛を聴かせようと彰子のもとを訪れたり、彰子の態度や言動に腹を立てることなく昔の自分と重ねて慮る姿も、彰子に歩み寄ろうとする帝の優しさや器の大きさを感じさせて良かったです。
母上に本音をぶつけるシーン、ピンと張り詰めた緊迫感と切なさで胸が苦しくなりました。目を赤くして声を荒げ、長年抱えてきたもの全てが溢れ出てしまったような感情的な姿が印象的で、これまでの天皇のイメージとは違う、地に足のついた人間臭さが感じられたのも良かった。絵屏風を目にした後、道長に鋭く冷たい視線を向ける姿も、あの屏風で自身の勢力図を見せつけてきたであろう道長の思惑をしっかり汲み取った一条天皇の聡明さを感じさせて良かったと思います。
お輿から降りて定子の元へ向かう時いそいそと最大限急いで向かう天皇がかわいかったです。定子やまだ見ぬ我が子に会いたい、はやる気持ちが抑えきれていなくて天皇も人間だなと思いました。その結果定子オンリーになってしまうのも若さゆえで人間らしかったです。
駆け足で定子のもとへ向かう姿や、再会した時の胸がいっぱいになっている表情、愛しそうに定子と娘を見つめる眼差し、全身から定子への愛が溢れ出ていて、どれだけこの日を待ちわびていたのかが痛いほど伝わってきました。道長と政について話す時に口調や態度が以前より疎かに感じられ、明らかに集中していないように見受けられる姿も、道長の危惧が現実になりそうな危うさを感じさせてハラハラさせられました。
定子の出産を聞いて、まず一番に「中宮は無事か?!」と確認したり、思わず立ち上がってしまったり、今すぐ定子の傍に行きたい、会いたいという気持ちが溢れ出ている姿が切なかったです。中宮が無事だと聞いた時の心底ホッとした表情や、会いたい気持ちを必死に抑え込んで寒くなるから絹を沢山送ってやるよう指示を出す姿も、定子への変わらぬ深い愛が感じられて良かったと思います。
定子が身籠っていると知った時の感情剥き出しで取り乱した様子が、普段の理性的で冷静な帝とは別人のようで印象に残りました。今すぐ定子のもとに駆け付けたいというはやる気持ちや、もどかしさ、それが叶わないと悟った時の絶望した姿、一挙手一投足から定子への深い愛情が滲み出ていて、見ているこちらも胸が痛く切ない気もちになりました。
中宮が自ら髪を下したと聞いた時の狼狽っぷりや、伊周の愚行に激怒する険しい眼差し、もう定子に会えないと一人嘆ぎ崩れ落ちる姿、定子への愛と政の狭間で葛藤し苦しむ姿が切なかったです。こんな状況でも自暴自棄にならず、自ら考え判断して己の責務を全うする姿も、一条天皇の冷静さと聡明さを感じさせて良かったです。
伊周たちの罪と定子への愛の板挟みになって苦悩する姿が痛々しく切なかったです。「お情けを」と処分を軽くするよう頼む定子を前に必死で感情を抑えて平静を保とうとする表情や、堪らず定子を呼び止めて抱き締めてしまう姿も、帝としての立場、責任がしっかり頭にあるうえでそれでもなお…という想いの深さが感じられてとても良かったと思います。
上品な顔立ちと落ち着きのある穏やかな話し方が素敵で、聡明で美しい若き天皇役が見事にハマっていると思います。他人の意見にきちんと耳を傾ける柔軟さや素直さ、まひろの正直過ぎる発言にも怒らず笑い飛ばす器の大きさなど、内面の素晴らしさが佇まいや相手に向ける眼差しから滲み出ているところも良いですね。定子に向ける優しい笑みや宝物のように大切そうに抱き寄せる姿も、彼女への深い愛を感じさせて良かったです。
定子の手を引いて昼間からどこに消えるのかと思っていたけど、その後に爽やかな顔して現れるから笑ってしまう。大事なお役目だものね笑。かわいい子役さんから綺麗にスイッチングされて美しく優しい天皇になられた。カゴの中の鳥なれどちゃんと天皇として働きたいという意思が感じられる。