グッド・ドクター

山崎さん演じる湊が今回も良かった！
脳死判定された娘を「まだ温かい。娘は生きてる」という両親。ただ、実際に生きているかのように接している湊を見てハッと目が覚めたような流れに「北風と太陽」を思い出します。湊のどこまでも純粋で温かい人柄に涙が。。。
ただ、ドラマの中で彼の障害についての詳しいレベルや個人的な特性がきちんと語られないので「型破りな行動が目立つし、ダメって言われてもやっちゃうシーンもあるけど、ドナーを明かしてはいけないっていう決まりは守れるんだ」っていう予定調和的な違和感は正直感じました。医療と障害っていう２つの大きなテーマ。どちらか１つを題材にしたドラマが沢山ある中、これらを両立させるのは大変なんだろうなと思ってしまいました。
話は戻って脳死判定の下り。私も7歳になったばかりの娘がいるので、両親の葛藤が痛いくらいわかります。脳死って本当にもう目が覚めないの？本当にこのまま死んでしまうの？奇跡って起きないの？と、知識では分かっていても自分の子がってなったら考えてしまうと思う。冷静な判断できないんじゃないかな。悩みながら見てたけど、最後に「他の方の力を借りて娘は大人になる」と決断した両親。私も「そういう捉え方があったんだね。」と心にすうっと入ってきました。とても気持ちの良かった結末です。

小児科の患者さんの病状がどうなるのか？小児科はこのまま無くなってしまうのか？湊先生と瀬戸先生との仲ははたして？と気になることがたくさんありましたが…開始当初で話の展開が見えたよえな気がしたのが少し残念でした。よい方向で展開されるのであろうとは思ってたのですが肝心な迫真の部分が省かれていたのが少し物足りなかったような???もう少し緊張感を味わっても良かったのではと思いました。臓器提供側の捉え方はそういう考え方もあるのだ?と今回、改めて教えられたような気がします。先生ふたりのその後はどうなるのか？はドラマなどを見て気になることはよくありますがこのドラマに関してはそこまでは無かったです。

最終回になりますが、ベタなハッピーエンドかなと言った感想です。
同時移植を最終の盛り上がりに持ってきていましたが、ドナーも同じ病院の患者であり、その時点でストーリーが読めてしまいました。やはり、途中でストーリーが読めてしまうと楽しみが半減するのですが、このドラマはそれを上回る見どころがあったと思います。それは、皆さんも絶賛するように、山崎賢人の今回の役柄です。自閉症をもった医師を目指す青年ですが見事に演じきっていました。ベタな始まり、ベタな終わりでしたが見どころ深いドラマでした。

伊代が小腸の移植を姉の汐里から受けるだけでなくドナーから肝臓を貰ってまで生きる事への疑問、脳死判定を受けた両親の葛藤、病院を存続させるために小児外科を閉鎖する事を悩む理事長の美智、とそれぞれの決断し前を向いて進み出す人を描かれているのがとても良かったと思います。
ただ、伊代の場合は奇跡的過ぎる脳死してしまう美咲が現れた上に、すぐに伊代に適合してドナーとなる部分は出来すぎていて強引に思われるので、もう少し前の回から物語を進めていたらもっと良かった気がしました。
院長の司賀がどうなるのかと思っていましたが、描かれていない所を見ると続編があるような感じがしました。

姉の何があってもいいから生きていてほしいという気持ちと、姉の負担になりたくないという妹の気持ちのという、お互いを思うがためにすれ違ってしまうという表現が実にうまく表現された脚本になっていると思いました。最終的には主人公の働きによりお互いの本音をぶつけ合いお互いを思う気持ちを確かめ合い和解しますが、またその反面、何が何でも自分の子供だけは助けたいという利己的な考えの相反する登場人物との対比がうまくなされていたと思います。

毎回色々な病気を持った子供たちが危ない状態になったりでドキドキさせられるドラマです。子供だけでなくその家族にも苦しみはあって、自分はまだ経験がないけど自分の子供が病気になったらこんな風になるのかなーとかこうなってほしくないなーとか色々考えさせられます。役がうまい人たちが揃っているから、感情移入して泣きそうになるのをいつも必死にとめています。ドラマだから現実でこうなったら助からないんじゃないのか？とたまにリアリティがないところもあるけど、面白くてみてしまいます。

山崎賢人演じる新堂湊が、だんだんとみんなに認められてきているのが嬉しいです。今回は間宮科長まで真摯な態度と嘘のない褒め言葉で味方につけてしまったし、高山も弟のように育てる気になっています。手術中の挙動不審になってしまう動きさえ、高山に怒鳴られなくてもセーブできれば、向かうところ敵なし、という感じです。このチームそのまま存続してくれれば湊は一流の小児科医になると思うのですが…。
何か奇跡が起こって、小児外科が残る話になるのを心から願っています。

子供が病気をすると学校へ行けなくなったり、外で友達と遊べなかったりとその当人が一番辛いと思っていましたがその兄弟たちも大変なんだなぁと感じました。母親が病気の子供にかかりきりだと、自分を見てくれないと寂しくなる気持ちもよくわかります。そんな、家族の葛藤や悲しみをよく描いていた回ですごく胸にしみました。それでもやっぱり家族だからみんなそれぞれに想いあって、最後は涙が止まりませんでした。兄弟2人と湊のピュアな気持ちが素晴らしく感動しました。

最初は暴力的な場面もあり嫌な感じもしたが、３回目あたりからは、話に素直に入れるようになった。
いいお話ではあるので、否定はしたくはないのだが、婦人病の患者を小児外科で手術という内容もあり
どうかなと思うこともあった。
ただ、自閉症の医者がこういう形でいると（サバンでなくても）いいと思えてしまう。
徐々にチームワークが出来上がる様子や子役の活躍やユーモア、そして、今後恋愛感情を自閉症の
湊がどう演じどう感情の変化があるのかも楽しみです。

病気や障がいを持つ親、だけじゃなくて、きょうだいの率直な気持ちがよく描かれていたと思います。
お兄ちゃん役の子の熱演が心に響きました。友だちとの楽しい時間のはずなのに、なぜか心から楽しめない表情も、緊急手術の知らせを受けて懸命に走る姿や、手術の成功を知り、よかったと泣き崩れるシーン、ぐっと心を掴まれました。
病気に向き合う。生半可なことじゃない。きれいごとだけじゃすまないこともたくさんある。長期間になればなるほど、色んなところに歪みが生じてくる…そんなとき、瀬戸先生や新堂先生みたいに寄り添ってくれる医者と出会えたらいいなと思った。
「トゲトゲしたサボテンも、愛情を注げば綺麗な花が咲く」いい言葉だな〜

自閉症でレジデントの湊には、まだ愛という曖昧なものがよく理解できないために、小児科外科に入院している女の子の恋によって心が苦しくなるのを、医療知識で治療方法をスラスラと答える場面は面白く感じました。
急激な頭痛の原因が卵巣の病気から出てくるとは知らなかったので、人の身体の不思議さを感じられた物語でした。
湊の理解者だった院長が死期を悟った姿が悲しく、院長が亡くなった時に湊は愛という意味を知るのか又は絶望に陥ってしまうのか心配になっています。

主役のきらきらした子供のような瞳に密かに胸キュン。小児病棟には子供のような心を持ったお医者様が必要なんだなあ～。と　ここまではいつもの感想。
生まれてくる命と母親の命、ん～選択は難しい。医療ドラマでは手術のシーンが付き物だけど　タイムリミットが迫るシーンにはドラマ的にはきっと助かるよね。いや　最近はわ分からないし・・・とちょっとドキドキ。まあ結果オーライで良かった。
しかし　あの記憶力はほんとにうらやましい限り・・・同僚でなくても嫉妬してしまいそう（笑）
でも病院はどうなってしまうのかな？

この作品は、韓国でのドラマをリメイクしたものなので、韓国版も見ました。
それと比べてしまうと、どうしても登場人物の心情の奥までの描き方に不満が出てしまうのですが。
韓国版を見ずに見れば、もっと感動できたかなと正直なところ思いました。
例えば天才ソプラノ歌手の少年の話は、韓国版では、ひとつ前の話で親戚から虐待を受けて動物的に育った少女と少年の触れ合いも描かれました。
また韓国版にある夏美と湊に対応する人物の恋愛は、障がい者の問題と向き合う時のタブーに切り込んでいる気がしたので、これがないのは少し物足りないです。

全体的に見たら湊も徐々に医師として、認められて母子ともに命を救うこともできて良い回でしたが、湊の父親のところをもう少しなんとかして欲しかったと思いました。というかながながと湊に付きまとうのかと思ったら司賀に金を渡されたらもう用無しだなんていくらなんでも退場が早すぎます。食事するのを楽しみにしていた湊と一晩食事くらいして欲しかったですし、それもなしに昔の嫌な記憶だけ蘇らせて去っていくなんともう最初から来なくてよかったんじゃないかと思ってしまいました。

入院中の男の子の病気が再発してしまい、その男の子が楽しみにしていた合唱を何とか成功させようと入院中の子供達みんなで歌ってるシーンが、もう涙が止まりませんでした。小さい子供が入院するのって、きっと大人よりも辛いと思います。お友達と離れなきゃいけなかったり、学校に通えず楽しみにしていた行事に参加できなかったりと...。それでも一生懸命病気と向き合い闘ってる様子を見ると本当に感動しますし、自分の子と重ねると更に胸が熱くなります。

ヒューマンドラマなのだと感じた。自閉症である新堂先生のことを、自分の弟という例を踏まえて接していくという高山先生、新堂先生の指導役を務める夏美先生という2人の先生から新堂先生にどのように接していくか、患者の響と父は本物の親子関係に戻ることができるか、響と倫太郎の友情は深まっていくか、といったように人間関係を構築するドラマなのだと感じた。特に感動したというのは、元々友達ではなかった響と倫太郎の間に友情が生まれたということである。倫太郎の病室に行って、響らが歌い始めたという場面に感動し、倫太郎の涙にもらい泣きしそうになった。

高山の異常な厳しさの真意が瀬戸に伝わって良かった。本当は誰よりも湊の夢を叶えさせてやりたいはずだろうと、切なくなる。だんだんと高山の湊を見る目が優しく感じられて、その能力も買っていることがわかって妙な緊張感が解けた。病気の子たちは明るくて、健康な子よりも人の痛みに敏感に反応するのかなと思った。学校に行ってないからこそ、誰かの悲しい気持ちや寂しい気持ちに寄り添って優しくなれるのかもしれない。倫太朗の為に子供たちが合唱するシーンは、実際の医療現場では現実的ではないかもしれないけど、一番の薬で勇気づけられたと思う。

障害を持ちながらも、医師としての知識は抜群にある主人公。このドラマを通して、サヴァン症候群という病気を始めて知ったし、周りが協力すれば
どんな仕事でも上手くやれるんだと感心しています。

自分の意見を不器用ながらもハッキリ言う主人公の純粋さに少し笑ってしまう。今回も、相手のことを思っての行動なのに、相手にうまく伝わらず相手を怒らせてしまう場面なんかは少し心が締め付けられるような気持ちがしました。

転科を命じられたときは、もう少し様子を見てあげて！と親心が芽生えてしまうくらい入り込んでしまいました。

自閉症の面ばかり強調されているので、志賀が何故リスクを背負ってまで湊を小児外科に配属したのかイマイチ説得力がないです。子供の心がつかめるというだけでなく、アメリカ版のショーンのようにサヴァン症候群の面をもっと丁寧に描いたほうがより湊の特別な力が分かりやすくなると思います。

口の聞いてくれない子供だったので
診察もコミュニケーションにも苦戦していて
どうするんだ！？と思い見ていました。
しかしそこはさすが新堂先生！
しっかりと子供と向き合って、
本当の気持ちを知ることができました。
今回はたまたま落ちたノートを新堂先生が見て
母親と上手くいってないからあまり喋らない
子になってしまったことに気がつきましたが、
その下がなくっても、新堂先生なら
子供の気持ちに気付いたでしょうね。
新堂の記憶力と観察力と純粋さは
本当に素晴らしいと思います。
今回のお話は過去最高に泣けました。
お父さんのためにこんなに我慢できるなんて
本当にお父さんが大好きだったんですね！
これからは2人で幸せになってほしいです！

子供を扱っているドラマなので虐待の描写は避けて通れないとは思うのですが、言葉だけの暴力でも見ていて辛いものがありました。健気なあかりちゃんの姿に涙が止まりませんでした。救えない命があったり、親子が引き離されたり、ご都合主義ではない厳しい現実を描くドラマですが、今回は湊が病気だけでなくあかりちゃんの心も救い、明るい未来が感じられる展開だったのが良かったです。

自閉症の難しい役柄を上手に演じている山崎賢人さんがとても良いです。たらいまわしにされてしまった幼い少女は、残念ながら亡くなってしまいましたが湊先生の心優しい気遣いに思わず涙が出てしまいました。音楽の演出も絶妙で感動を増すような切なさがグッときます。高山先生と湊先生との間に何か関係性があるとは思いますが、毎回謎な伏線を与えているので余計に気になってしまいます。瀬戸先生の保護者的な存在も絶妙な立ち位置ですが、今後同僚としてライバルとしてなってくれたら面白いです。

後半はずっと涙涙で見ていた。
新堂先生の自閉症だからこその誰に対しても嘘をつかない、そして誰相手にも変わらない優しさに色々なことを考えさせられる。
前話で高山先生の新堂先生に対する評価が上がったかなっと少し安堵したが、今回はまた酷い扱いになっていて「なぜ？」と少し戸惑ったが彼は患者や新堂先生自身のことを考えた上で厳しくも現実をハッキリ伝えているのかなとも思う。
ストーリーとして成り立たなくなるかもしれないが個人的には新堂先生×高山先生、新堂先生×子どもたちをもっと見たいので、病院のトップを奪おうとしている板尾創路のシーンはあまりいらない。
遺族が悲しみをぶつける場所が病院しかないこと、全力で救ってくれたと分かっていながらも訴える苦しみやもどかしさ、現実社会でも本当にありそうな話だと思ったし。

海外版ほど生々しくリアリティのある手術シーンはありませんが、スピーディーで緊迫感のある医療シーンは見ごたえがあります。韓国ドラマが元だからか、やたら大声で怒鳴り合ったり湊を突き飛ばすなど乱暴なシーンが多いのが気になりますが、1分1秒を争う現場で意思疎通がうまく出来ない湊に対する同僚たちの苛立ちは分かる気がします。あからさまな嫌味や暴力は見ていて嫌な気持ちになるので、もう少し表現をソフトにしても良いのかなと思います。

障害者が社会と関わっていくためにできる仕事をする中で、それを支えていかなければならない健常者の気持ちが分かってしまう自分がいた。仕事がやりづらかったり、余計な仕事が増えたりと自分だったら投げ出してしまうかもしれない。しかし、ドラマの中で描かれているのは障害者に助けられる健常者たちだった気がする。障害者だからわかる患者の気持ちがあって、周りに否定されながらも子供の命を救いたいという強い思いに涙してしまった。

女子高生が子供を育てていくのは並大抵なことじゃないんだとドラマを通して訴えかけられている気がしました。赤ちゃんと離れ離れになってしまうシーンは残酷でしたが命が助かっただけいいのかもしれません。状況が状況なので誰も責められないし、責めたところでどうしようもないことがなんともいえない終わり方でした。しかしただの美談として終わらなかったのは現実味があってよかったのかもしれません。だいたい女子高生が産んでも親の援助なり受けて育てていくパターンが多いので。

正直、タイトルからしてあまり期待はしていなかった。
出演者を見て、見始めたドラマだったけれど、これが良かった！

山﨑賢人が自閉症の役をうまくこなしていること。
私は自閉症の人を知っているので、「そうそう、こんな感じ」と忠実に再現されていると思われる。

また、実際に自閉症の人たちが職場に入るとこんな風に見られたりするのだなぁと思うと何度も切ない気持ちになる。

子どもの病状の急変にもまっすぐに向き合おうとする山﨑賢人が演じる湊に心打たれる。

自閉症とサヴァン症候群という特徴を併せ持った主人公に対する、
周りの偏見と差別があり、見ていて腹が立つ場面の印象が強かったです。
自閉症という噂だけが広まってるあたりが、妙に現実的に感じました。

子供の心配をするのはわかりますが、ちゃんと本人を見てから判断して欲しいものです。
その分、主人公が評価された時にはすごくうれしかったですね。

冒頭の、事故に対する主人公の対応が、
自閉症ぽくて、サヴァンぽくて、医者らしくて好きです。
ただ、説明する人が常にそばにいるといいのにとは思いました。

「発達障害」が騒がれている現代において、みんなが向き合わなければいけない問題を分かりやすく丁寧に描いていると思います。俳優の皆さんもそれぞれの役柄での主張や感じたことを視聴者に伝わりやすく丁寧に演じているので、感情移入しやすいドラマです。心を動かされる場面も多々あって、見終わった後に心が満たされます。
思い通りにいかないこと、理不尽なことが沢山ある世の中だけど明日からも頑張って生きていこう、と前向きにさせてくれる内容です。

山崎賢人君がネットでは大根役者だとか書かれていましたが私は期待以上に特殊な自閉症の役が前回評判のホスト役よりはまり役だと思いました。普段は優しい役ばっかりやってる藤木直人さんや個性的な役が多い上野樹里さんが真面目な先輩医師なのも意外に良いです。今回、感情移入し過ぎてテレビを見ながら何でそんな事言うん?早く手術せんと亡くなってしまうじゃん、と独り言を言いながら見ていました。信用してなかった患者の男の子のお母さんが最後湊先生に感謝してる所はスカッとしました。

WOWOWで放送されているアメリカ版にハマって毎週見ているのでリメイクを楽しみにしていました。外科と小児科という違いはありますが、主役の生い立ちや彼を取り巻く環境、おおまかなストーリー展開は同じで、医療ドラマとしてもヒューマンドラマとしても期待が持てる出来だったと思います。ただ間宮が治療より接待ゴルフを優先させるのは急変しやすい小児外科の医師としてあり得ない行動だと思いました。