ブランケット・キャッツ

ハードな刑事もので傷だらけでアクションをしていることが多いですが、スーツを着ていないのが珍しいし、猫に囲まれている西島さんが意外と似合っていて良いですね。役柄はいつも通り口数が少なくて笑顔もあまりないですが、「クールでカッコいい」ではなくちゃんと椎名の無骨で気難しそうな雰囲気を醸し出していてさすがだと思いました。時折見られる優しい表情もステキです。

西島秀俊さんが、猫の飼い主で家具屋の店主というめずらしい役ですからつい見ちゃいました。 近所にいる幼馴染の女性役の吉瀬美智子さんとのやり取りがリアルで面白かったです。実際お歳も近いからでしょうか。本当の幼馴染っぽかったです。

偏屈な家具修理屋さん兼猫の里親探しの役で結構西島さんの雰囲気にハマった役どころだと思います（無理して猫の世話をしているシーンが好きです）。
台詞は朴訥としたものが多いですが、やはり演技は上手なので、ドラマ内の空気は十分に作れています。流石ですね。

西島さんは猫好きらしいのですが、その猫を相手にして笑えない演技をしなければならないのが厳しいと言っていたのを聞いて、ドラマで猫を撫でたりするシーンを見ると、『今心の中では目が細くなる程メロメロなんだろうなあ』と思って見ています。
アクションをしたりクールなキャラクターの西島さんもカッコいいですけど、ほのぼのドラマの静かな西島さんもカッコいいです。

猫との相性もバッチリで、無骨な家具職人役がとてもハマっています。顔や佇まいから職人さんらしさが溢れているし、ぶっきらぼうなんだけれども根は優しく、猫を世話をしたり、大切にしている姿も毎回素敵だなと思ってみています。