完全不倫-隠す美学、暴く覚悟-

拓哉も千春を嫌いになりきれなかったということだよね。嫌悪感はもちろんあったし許せない気持ちもあったけど、千春に危険が及ぶと守らずにはいられない。本心を思い知ったからの再構築なのだろう。でもあそこまで好転すると、あの彼の行動は千春の仕込みだったんじゃなかとさえ思えてくる。で離婚は免れたからまた不倫再開と。拓哉のことを好きすぎるから気持ちを分散したいってよく分からない理由で不倫が不可欠な千春に明るい未来はあるのだろうか。

不倫は自分しか幸せにしないってなかなかの名言だと思う。不倫してる本人だけが良いとこどりできていて、その他の人はどこか欠けた幸せしか手にできない。それが分かっていてもやめられない桜井も病気だね。それを堂々と男友達に言うのはいいけれど、女の子には嫌悪感しか持たれないでしょ。杏に怒られて憤慨していたけど、誰彼構わず話す桜井が悪い。不倫がバレて謝らないのはどうかと思うけど、バレた時を想像できないで安易に足を突っ込むのはやめといた方がいいね。

千春の不倫はタチが悪い。もしかしたら拓哉が好きであればあるほど不倫しないと自分が保てないのかもしれない。なんか精神病にありそうだよね。不倫相手が言っていたように執着するのは拓哉だけでバレたら即終了にできるくらいの感情しかないってことがそれっぽい。それにしてもタイトルの割にすぐにバレたのが意外だった。拓哉にバレてからどう展開していくのか楽しみだけど、お互い不倫するとかそういうのは嫌だな。拓哉のメンタルで再構築できるのか気になっている。

あーあ拓哉も千春の嘘に気づいてしまった。あれだけ鈍感な拓哉が気付くくらいだから千春も案外脇が甘い。隠す美学というものを千春が目指しているのであれば、バレるかバレないかスレスレの議論ではなくて初めから一切匂わせない努力が必要なのでは？と思ってしまう。涼しい顔で切り抜けたと思っているのは本人だけ、拓哉は別の角度から真実を知ってしまう。托卵でもされたら大変だから早めに別れるのも手よ？多分千春はやめられないから。

千春の不倫は厄介だね。婚姻中だけどどうしても他に好きな人ができてしまったとかそういうのじゃないところが厄介。なんなら拓哉との生活を成り立たせるためみたいなところがあって、こうなると相手は誰でも良くてそうなるとやめるっている選択肢はない。やっぱり拓哉は知らないでのほほんと暮らしていた方が良かったんじゃない？千春が拓哉を好きな気持ちは本物だから托卵とかはしなそうだしね。でも一度怪しんでしまった心は元には戻らない。離婚したらもれなく友達のせいだね。

隠す美学って言ってるじゃん、知らなきゃいい話ってのもあるのよ。面白いのかなんなのか知らないけれど友達が煽りすぎだよ。知らない間に始まって終わってたらそれでいいじゃない。知ったら地獄、後には戻れないんだからさ。度重なる捜索で千春の嘘がバレてしまった。不倫を知った拓哉はいろんな選択を迫られることになるよね。はーめんどい。対応を間違えば即終了もありえるけれど、あの拓哉に賢い選択ができるとは思えない。せいぜい俺が悪かったから戻ってきてくれって頭を下げるくらいかね。

夫婦は他人、繋ぎ止めているものは愛情ともう一つは信頼ではないだろうか。それが崩れてしまったら安らぎはない。疑い始めたらもう何もかもが怪しく感じてしまうのが怖い。前半は夫が浮気をしているとしか思えなくて職場に乗り込んだ妻のことを健気だとしか思えなかったのに、最後のどんでん返し。やっぱりすぐにバレる男性は単純で女の方が怖いよねってところに落ち着かせるのがありきたりで面白くないけど、この先どうなっていくのかは楽しみだ。