恋愛禁止

恋愛禁止ってそういうこと！！1番怖い人は自分以外の誰にも怖さが伝わらない人のことなんだよね。ここでいうマドカがそれ。瑞帆の親友で慎也の幼馴染、ベビーシッターもしてくれて慎也の母とも仲良し。隙がなさすぎるじゃん。瑞帆だって突っ込まれたくない部分があるから強く出れないし、正に四面楚歌。慎也と子供との距離をジリジリ詰められてこのまま乗っ取られてしまうのか？でも直美を殺したのはなぜだろう。マドカの計画を聞いてみたいな。

自分を殺せと迫るDV不倫野郎と、裏切られていたロリコン夫の妻と、事件を見たのに助けもしないで今更味方は僕しかいないとのたまうストーカー男、もう何人相手にしなきゃいけないの？自分が瑞帆ならとっくに気が狂ってると思う。ロリコン夫の妻が警察に行くと言ってこれまでか！と思ったら死んだだと？敵が1人減ったけど違うラスボスがいるんだよね。何が怖いって全部の敵が繋がっていないってことなんだよね。新しい夏のホラーだと思う。

瑞帆は素直でいい子なんだと思う。いろんなことこがあっても結局悪い人はいないと思っているフシさえある。だから倉島の妻にこれまでのことを告白しようかなんて思えるのだ。そして自分の味方と敵の区別がつかないところがある。だから強く拒否することや誰かに頼ることができない。そして不幸を呼び込んでしまう。郷田もまた愛することが下手くそでチャンスを生かすことができない人。うまくすれば事件を回避できたどころか今頃タワマンで瑞帆と家庭を築いているかも。今頃助けたって仕方ないのにね。

幽霊よりも何よりも生きている人間が一番怖いっていうのがこれ。それでも瑞帆が1人でも全部を打ち明けられる人がいたら物語は大きく違っていたんじゃないかな。じゃあ誰？と聞かれるといないんだよね。それが最大の不幸。そして瑞帆が中途半端に優しいところも不幸の要因。なんで倉島の妻にエピソードトークしちゃうのさ。手伝うなんて言っちゃうのさ。自らどんどん敵を増やしていく瑞帆が分からない。こっちの心拍数が上がりすぎて最後まで見られるか分からなくなってきた。

瑞帆の男運の無さよ‥。出会う男が全てストーカーになるってやばいよね。どうか慎也だけは最後まで瑞帆を愛してくれますように。でもさ、郷田もバカだよね。倉島に追われている瑞帆を助けていれば今頃隣にいるのは郷田だったかもしれないのに。なんであの時殺人が起きるまで放置したのだろう。普通じゃない人なんだろうけど、チャンスの捉え方がおかしい。そして倉島の妻も参戦してくる模様。1人で抱え込む状況じゃないのにいつまでも1人で戦う瑞帆が心配だ。

元カレを刺して殺してしまった人殺しだからもう恋愛はしませんってことじゃなかったの？それを飛び越えて結婚とは、なかなかトリッキーな着地点で面白い。まぁ刺し殺したのはあの場合仕方ないし、ストーカーされていた方がずっと重荷を背負って悪夢を見続けるのは絶対おかしいしね。幸せな3年間がすぎその後ってことよね。郷田さんも確かに怪しいと思っていたけど3年も泳がせておいた意味が分からない。なぜ今なのか、みずほの幸せを壊さないでほしいな。

まず主演の伊原六花さんの演技が秀逸ですね！身に迫る恐怖感、胸騒ぎを表情だけでなく全身で表現されている。
また、元彼の小久保さんの演技も不気味で相乗効果が上手く発揮されてます。

あー、これは後悔するやつだ。あの時こうしていれば未来はこんなんじゃなかったのにって思うやつ。高校時代に先生に出会ったことで救われたことは本当なんだけど、後が悪すぎる。こういうタイプの人と付き合ってしまったら本当にどうしたらいいのか、正解はあるのか誰か教えてほしい。唯一考えられるのは再会して逃げる最中に交番に駆け込むことかな？どちらかが死ななきゃ終わらない恋愛ってどうにかならないもんなのか？すごく考えてしまった。