スカーレット

演技自体は悪くなかった。そして、その見た目のビジュアルと、自分一人だけさっさと新聞社から逃げ出すというズルくてセコい人間性が、ぴったり。喜美子のことを気にかけてくれたりと、人柄は悪くない様子だったので良い人かと思ってたのに。

吉本軍団の一人。大阪制作ということで、どうしても吉本の芸人が多く出演するようだ。そんな中でこのおっちゃんはなかなかおいしい役だ。というか、新喜劇の時とギャップが大きすぎる。けっこう二枚目的なかっこいいところのある役だ。しかし、最後にちや子を裏切るようなことをしたのが残念。

とても頼りになりそうな上司に見えるところまでは、辻本さんらしい、といった感じでしたが、さっと転職してしまったのはちょっとイメージと異なる感じでした。ただ、さすが存在感のあるいい演技をしていたと思います。

もうすっかり朝ドラの常連になっているような気がします。お笑いの人がドラマに出るとどんなにいい演技をしていてもお笑いの時のキャラクターに引っ張られるときがあって、辻本さんも以前はそうだったはずなのに、この作品ではそれを感じる事が無くすっかり役者さんの顔です。ベランダでちや子さんと話すときの表情が良かったです。人柄や雰囲気がこのドラマの時代設定にもあっていると思います。

ガッツリと「THE 仕事人」が似合いますよね。とってもパワフルアンドタフな感じです。
ちや子を新聞記者として手取り足取り教えた、って辻本さん分かりやすいです。
でも脚本とは言えまさか引き抜かれるのを黙っているとは・・
ちょっと役だからってそれはないでしょ、突飛すぎると思いました。
最後まであがいて欲しかったです。