エール

喫茶バンブーのシーンは、ドラマの中のオアシス！会話の途中でポロポロと明かされる妻の過去に、すべて初耳の店主・保さんのたじたじっぷりが楽しいです。恵さんに振り回されてこそが、彼の人生の醍醐味なんだなぁと思います！

恵の大きめな声と活発な動作とは違い、静かめで落ち着きのある声とゆっくりした動作を細やかに演じていたので、頼りない所を恵に補ってもらいながら楽しく喫茶バンプーをやっているという想像がしやすくて良かったです。

喫茶バンブーのマスターとして、古山に「自分はお客さんの顔を思い浮かべながらコーヒーを入れているよ」の様に、穏やかに語るシーンが大好きです。
自分の曲のオリジナリティーを出そうと古山は必死なのですが、マスターは、大事なのは“自分が！”ではなく、“お客さんのための”だよ、と優しく伝えようとするのですが、
野間口さんの穏やかな語り口が、お説教地味ていなくて、素敵なのです。さすが、マスター！です。

華ちゃんに「保ぅ～」と呼び捨てにされても全く平気そうですね(笑)
片手に華ちゃんを抱っこしながら、コーヒーを淹れる姿がとっても素敵でした。
スピンオフでの表情と本当に違いますよね～野間口さんの『演技の幅』をつくづく感じます。

この方がドラマに登場すると、「ウヒョッ」てなります！変ですね(笑)
これ、うまく言い表せてるか微妙なのですが、、とにかく「ウヒョッ」てなるんです。得体の知れない感情は、そのまま野間口さんが持つ得体の知れない雰囲気に対する期待なんだと思います。これは不気味になるぞ、いや面白くなるぞと、期待が膨らみます。実はあまり名前を知らないけどこの人わかる！そんなまさに、名バイプレーヤーです。結構好きです。いや、大分好きです。エールでの喫茶店の店主役大好きです。恵さんとのやりとり面白いですね。間合いやら、表情やらなんかわからぬ魅力があります。そんな彼が本好きで、こだわり派の、文豪風な人間だったことがわかりました。丸メガネ、着物がよく似合うこと！こんなに似合う人いるかなと思うくらいでした。

恵さんに出会う前の表情が、今の柔らかな顔と全然違っていてとっても驚きました。
以前は『頑な』って言葉がぴったりだと思います。
恵さんと出会って雰囲気がガラッと変割って見えるのは、やっぱり野間口さんの力量ですよね。

古書店をやっていて人との接点はあるというものの、偏屈で引きこもりだった保さんが今のような喫茶店のマスターを職業にするまで社交的になれたのは、ひとえに恵さんのおかげだったみたいですね。
言うことが鋭すぎて子供とは思えないけど、実際は子供のヒサシ君の言葉にも素直に行動したのも、ピュアで真っ直ぐな保さんの性格がわかりますね。

喫茶バンブーで働く夫婦だいすきー！！奔放な奥さん恵に振り回されつつも、いつもやさしく見守る野間口さんの演技がいい！一見頼りないけどちゃんと見ていて一言アドバイスもくれる理想の旦那さんだよ。
コーヒーカップもすっごくかわいいし、お店の雰囲気も落ち着きそう。祐一と音が何かあると頼ってバンブーに行くのもわかる！

野間口さん、いいですね～。見ていてほっこりします。
恵の過去にいつも驚いていますが、どうやって恵と知り合ったのか。
きっと人が良さそうなので流されちゃったんだろうなぁ～と勝手に想像してしまいます(笑)
淡々とコーヒーを淹れている姿も好きです。

見た目は普通というか、いかにも喫茶店のオーナーらしいが今一つ捉えどころがない。裕一に人生を悟っているかのように話をする時があるが、奥さんの過去をあまり分かっていないようだし、奥さんの一言にツッコむ時もあるし。けっこう多面性がある。

本人は至極真面目で好人物なんだけど、どこかあか抜けないというのかとっぽい様子なのがおもしろい。多少得体のしれない感じもする奥さんとも良いコンビという感じで、互いに個性の面白さを際立たせてる印象。頼りない感じで相談相手にはならない気もするけど、余計な口を挟まずにいつまでも話を聞いてくれそうな雰囲気が結構好きです。