極主夫道

志尊淳さんが演じる雅の愛されキャラというか、明るい雰囲気がピタッと『極主夫道』の世界観に合っていました。とばっちりで毎回雅がビンタされているのですが、もう素で笑ってしまっている気がします。志尊淳さんの愛され力、を感じましたね。

極道には全く見えない点は本当に残念でイマイチだけど、6話の演技はとても良かったと思います。好きな女の子を振り向かせるために一生懸命慣れないことにチャレンジする姿が健気で応援したくなったし、元カレを走って追いかける時の必死さや真剣な表情がゆかりへの想いの深さを感じさせました。ゆかりに名前で呼んで良いと言われた時の喜びっぷりも中学生男子みたいにピュアで可愛かったです。

他の主要キャストのキャラが濃過ぎるせいもあるけど、とにかく影が薄すぎる！せっかくの主役の弟分なのに勿体ないです。殴り込みにいく時に江口たちと横一列で並んで歩くシーンも、主婦役のMEGUMIさんたちの方が表情キメキメで目を引くし、台詞も声が細くて高めだから印象に残らず、出番はちょいちょいあるのにインパクトがありません。

金髪をちょっと結んだ髪型と、すがるような眼がまるで子犬のよう。志尊さんの振り回されっぷりが、守ってあげたい母性本能を刺激します。同じ時期に、有能で悩みを抱えた
看護師を別の局のドラマで演じていましたが、同じ人とは思えない振り幅が見事でした。

可愛らしい顔立ちですらっとした体形でイケメンなのに、あほっぽい言い回しや表情、絶対にありえない格好や小物を持って真顔でいるシーンなど毎回笑わせてくれています。ただ、周りの方々の存在感には埋もれているところも度々みうけられる。

原作通りの「雅」といえばそうなんだが、画面にはずっと映っているのに存在感が希薄。金髪や茶髪に染めたら誰にでも務まる感じ。なまじ登場人物(中の人たち含め)が特濃なせいもあり、とにかく平たく見える。若手イケメン俳優ではなく、若手の舞台俳優とかを起用した方がよかったのでは？

3話は極道はおろかヤンキーにすら見えず、どこにでもいそうなフリーターのお兄ちゃんに見えました。金髪で目を引きそうなのに不思議と全然目立たないし、なんなら大城山組の若い組員たちの方がよっぽど存在感があって桃太郎でも良い仕事してました。龍の後ろをくっついて回るだけなら別に彼が演じなくても良いと思うし、そもそも可愛いイメージが強い俳優さんにわざわざこの役をやらせる必要もない気がします。

童顔のせいか、極道というよりイキってるヤンキーくらいにしか見えず、ベテラン勢の濃厚な演技に喰われて存在感も全くありません。原作もこういうキャラなのかな？インパクト薄くてちょっと気の毒になりますね。ゆかりに一目ぼれした時の頭の中お花畑っぽいほわんとした表情は可愛くて志尊さんの強みが活かされていたので、今後の変化に期待したいです。

見た目の可愛らしさやナヨっとした雰囲気が、雅の気弱さや向こう見ずで危なっかしい青さを感じさせて良かったです。こういう弟分的な役が本当に似合いますね。組を愛する熱い気持ちも伝わるし、自分の力だけではどうにも出来ないもどかしさや苛立ちを龍への態度や表情でしっかり表現していたのも良かったと思います。

コメディードラマとはいえ、ビンタ、ビンタ、ビンタされまくりで、されてた理由もわりと理不尽なところが多く面白かったけど、体を張った志尊くんに拍手を送りたいです。
また、喜怒哀楽の表情の表現がしっかり出ていて、役になりきっているのがすごいなぁと思いました。

男性なのに何というかわいらしさ！これは罪だね。前髪を上げて敵に乗り込んで行く時、ほんとは怖くなきゃいけないはずなんだけどベビーフェイスが丸見えでなんてかわいいんだろうと見惚れてしまいました。体も玉木さん同様絞ったのかな！歩く姿もカッコ良かった！

いい意味で「志尊淳」してないのがいいな、と思いました。
喧嘩に弱そうですが、組を愛する気持ちだけは誰にも負けない雅そのものですね。
龍だけじゃなく、美久や向日葵にまで可愛がられている（バカにされてる？）のがのが面白いです。

舎弟っぽさ溢れる志尊淳さんが最高にかわいかったです！前から思ってましたが明るい髪色がとても似合う方ですね。お料理教室で三角巾とエプロンを巻いて料理を作り、「はい、コーロッケ」一連のギャグシーンはめちゃくちゃかわいかったです！