まだ結婚できない男

今回も桑野の偏屈っぷりは変わらなかったのですが、まどかとの間が微妙に変わった気がしました。
まどかが２回キレるのですが、桑野が少し落ち込むんです。思うにきっと本人は気が付いていないけれど「まどかに悪い事したな」と感じているんじゃないか、と思いました。
また、女子会で桑野の事を「図星だから怒りたくなる」って言ったまどかも、ちょっと桑野の見方が変わってきているみたいな印象を受けました。
ラストでお互いに抱えていた問題を解決し合ったので、認め合う関係になりそうです。

まさかの桑野が病院に入院中、あんなに素直になってしまうとは・・一時的でしたが目を疑ってしまいました。
それにしてもどうして早紀の家にまた桜子まで当たり前の様にいるんでしょ。
『楽しい女子会』のつもりだと思うんですが、ストーリー的に仲が良いと思えないし無理があると思いました。
桑野が、わざわざ仕事の顧客の為にまどかに会いに行くのにも無理があるかなぁ、とも。
でも、個人的にはタツオと恋するワンちゃん（おもちちゃん）が近づけたシーンが良かったです。

英治の結婚式に参加する話ですが、桑野のスピーチが程よく感動させる内容で、少しウルッと来ました。不器用ながらも本音で自分の思いを伝えている姿はこれまでの展開に無いテイストだったので思わず感情を揺さぶられてしまいました。感動的だったのに加えて、感心させられたのが、結婚式に参列していた、まどかと有希江さんのドレス。ただでさえ綺麗なのにドレスが素敵すぎて目を奪われました。普段、ファッションには疎いですが、私同様に目が行った人多いんじゃ無いかなと思います。

隣に越してきていたサングラス・マスク姿の女性女優（の卵？）だったんですね。
台詞の練習をしているのに「ダメな男と一緒か」と例の如く勘違い男の桑野。
それにしても桑野は周りに偏屈なのに、なんで婚活アプリ（村上たちが勝手に登録）の女性に惹かれたんでしょ。
せっかく返事が来てデートの約束が出来たのに、いざ行ってみると村上達は上から覗いてるし、警察には連行されるし、アプリの女性には振られちゃうしで。散々ですな。
アプリの女性が「結婚を決めた」とのラインに「どうかお幸せに」と男気をみせる桑野。切ないなぁ・・・
それにしてもまたもパグ犬！デジャヴ感半端ないです。
そしてさすがこだわる男・桑野。ジェイソンの完成度も半端ないって！

第２話もめちゃくちゃ面白かったです。桑野さんてなんだかんだ言って女性に興味がないわけではないんですね。プライドが高すぎて認めたくないだけか…。それにしても一人ファッションショーには笑っちゃいました。何であんな服になったんだろう。いつもの服で十分素敵なのに。別の日に来てたバーバリーのポロシャツ素敵でしたよね。そして毎度の大工の棟梁との一悶着が楽しみになってます。いい大人が小学生みたいで可愛いくて。でも、ベロベロバーはないだろ（笑）。

相変わらずの偏屈ぶりが今回も炸裂していましたね。ハロウィンについて由来を熱く語ってみたり、あんな生ぬるい仮装はダメだとか、そして宅配で届いたハロウィンの衣装の本気度はかなり高くて笑ってしまいました。もう誰なのか全く分からない、さすが桑野さんです。マッチングアプリも使いこなし、昭和の香りがするダサい服でヒルトンで待ち合わせ。私だったらあの服装を見たら、間違いなく逃げ出しますね。その上結婚詐欺師と間違われ警察署に連行され、そこでも職場結婚について毒を吐く桑野さん。どこまで歪んでいるのやら・・・しかし、持ち合わせの相手から結婚が決まったとメールが来た時には、さすがに大人な対応でしたね。そういうところが大好きです。

とにかく主人公のクセが凄い！回を重ねるごとに小ネタも多くなっている様で見ていて笑えてしょうがないです。パグ犬のケンが生まれ変わりじゃ無いだろうかと、本当に感じさせてくれるとこもツボ。見つめ合う二人が最高です。桑野さんがお隣の女優さんに説教したとこはちょっと感動したけど、結局は嘘だったとわかって、逆にらしいな～やっぱりこの男はこうじゃなきゃって思えてまた笑えた。吉田羊との掛け合いもいい感じになってきて、徐々にドラマも盛り上がってきてます。

お母さんへの誕生日プレゼントを買いたいのに、挙動不審で怪しまれてしまう桑野さんは、ツボでした。
よく知ってる人ならいいけど、たまたま出会ったら近寄りがたい人だなぁとつくづく思います。
桑野さんもくせ者だけど、お母さんも説得力があるし、行動力もあるから負けてなくて、さすが親子っていう感じがしました。
また、やっくん疑惑の人物が現れましたが、身近な人物なのか、桑野さんのルーチンの中でたまたま関わる人物なのかとても気になります。

前作の続きということもあり、期待感の大きいドラマだった。
前作から変わらないキャストがいたり、主題歌が同じだったりと、懐かしさを感じて毎回嬉しくなる。
デリカシーが少しもなくて冷徹な人間だと思われていた桑野だが、感情表現が不器用なだけで実は温かい面もあることが少しずつ周囲に理解され始めている。
時々心に響くような熱い名言を残すが、不器用な桑野だからこそ嘘っぽさがなくて感動させられる。
まどかや有希絵は、桑野に振り回されながらも自分の抱えている問題と向き合うことができている。
「桑野さんってさ！」とカフェで愚痴を言ういつもの光景に、出会った当初とは違う親しみが込められているように感じた。
素直になれないだけに些細なことでも桑野にとっては大きな問題になりがちで、それを素直に周囲に相談できずに悩んでしまうので、それに気がついて支えてあげられるような女性と幸せになってほしい。

前作を観ていた夫が楽しみにしていたので、一緒に観ました。
前作からの視聴者からすると、懐かしい場面がたくさんあったようで、楽しんで観ているようでしたが、初めて観る私からしたら、ボケが伝わらず、どういうこと？と思う場面が何箇所かありました。
後半の主人公の演説は心に響くものがありましたが、その後、あっさりドラマが終わったので、「え？この後の展開はないの？」と思ってしまいました。
1話を観るだけでは、まだ面白さが伝わってきませんでした。

まどかへの始めましたアピールだったとは思いますがインスタで最初にアップしていた鎌倉のコンセプトが独特で思わず目を細めてしまう感じでした。
ゆみや早紀の件は文句は言いながらも放って置くことが出来ない優しい面が出ていたように思います。
タツオが恋するメスのワンコの飼い主が一体何者？同じシーンが毎回ですが犬種一緒だし寧ろ話が合いそうなのになぁと思います。
良雄たちの「心を開いている」が桑野のテンションを上げる言葉にも聞こえましたが満更でもない桑野の顔が笑えたし、しかもいざメイドカフェに行ったら「楽しかった」の言葉に驚きでした。
今風の女の子と思っていたゆみの真面目さにもびっくりしてます。
「お金」のワードにはギクッとなりましたが親に頼ろうとしてない姿が好印象でした。桑野がいい子と褒めるから本物なんだと思いました。
冒頭のカフェでの結婚の話はまるで既婚者のような桑野の妙に説得感のある話が笑えました。
基本結婚の話になると曖昧な英治だったし、慎重派で桑野の考え方と似ているんだろうと思いました。
男と女の考え方の違いなのかなと思った有希恵が同意っぽかったのも面白かったです。
何気にまどかとの仲の良さが目立つけどまどかの指切りの約束がバナナって現実派で、それ以上に桑野が持ってくるバナナをそんな喜んでたの？と思ったシーンでした。
結婚スピーチは桑野らしい細々としたものでもなくシンプルで気持ちのこもった言葉に感動でした。
絶対目に見えるものしか信じなさそうな桑野が英治との絆を話題にしてくるのが意外でした。
あのあと3つの袋の話をしたのか、お地蔵さまの話は？と桑野以上に拗らせ気味なまどかの本音スピーチをどこまで話したのかも気になりました。

桑野さんが、全く興味ないように見せて実はマッチングアプリを楽しんでいたのには、笑ってしまいました。
しかも自分の好みでない人には、待ち合わせの合図を隠し、良いなと思う人の前ではあからさまに見せるのも桑野さんらしいです。
職場のメンバーは、すっかり桑野さん観察が趣味になっちゃっている気がしました。
時折交わされるハロウィンの会話の末、ハロウィンも一人で楽しんでいる桑野さんがオチだったのには、伏線回収と演出の巧みさを感じざるを得ませんでした。

旅館で桑野に見つかってしまうシーンが最高に面白かったです。何回見ても笑ってしまいます。
まどかの後ろ姿にピンと来てカメラを確認する桑野もちょっと怖かったし、じわじわと寄ってくる桑野の足音とまどか達3人の表情も恐怖体験の映像を見ているようでした。
早紀の銭洗弁天のツッコミももうちょっと見たかったです。でも"ボロボロに言い返されるであろう"と止めたまどかの気持ちもとても分かります。
桑野の後をつけて行く時のまどかの「負けたら終わり」は桑野への負けたくない思いと自分への意地が入り混じったなんとも言えない顔がツボでした。笑
さらに途中からまどかのやる気の顔と有希江の疲れ気味の顔とがはっきりしてきて、結局、桑野との普段の関係性の鬱憤晴らしだけになってきてるようで笑えてきました。

桑野がエリカに語った"結婚観"については、親戚づきあいの煩わしさ等、気持ちは分からなくもないけど、その先の理論が難しすぎて私にはさっぱり理解できませんでした。笑
翌日のエリカがトルストイの話をしていて、もしかしたら桑野みたいな方向に進んでいくのかも？と思ってしまいましたが結果オーライって感じのオチで良かったです。

ヒロインをバリキャリでなく、冴えないフリーターとかがよかったんじゃないか？という意見に大賛成です。断然そのほうがよかったと思うしｿﾚﾅﾗいまからでも観たい。全体にとっちらかっててて役者の素材を生かせなかった退屈なドラマになってしまって(>_<)

やっくんの正体がもう分かって、ちょっと期待外れでした。もっと、最終話近くまで正体不明で犯人捜しを楽しめると思っていたのに。犯人も、桑野の事務所の人間とか家族とか、とても身近な人物なのでは？と予想してたから、少し残念。
桑野がまどかのいとことの初対面でなぜか挑戦的だったりちょっと意地悪な態度で、誰に対してもブレない桑野の性格はある意味うらやましい。周りの人間が桑野の失礼な態度を毎回ちゃんとフォローしてくれるのも、彼が悪気が無いのをちゃんとわかっているからだし、自分が間違っていたら素直に謝る桑野が可愛かった。

相変わらず桑野さんの挙動が面白くて、見ている途中に何度もクスクス笑ってしまいます。エクササイズマシンの振動でガクガクしながらグラスのミルクを飲もうとするシーンなんて傑作でした。隣家の犬をケンちゃんと勘違いして互いにじっと見つめあってるところとか、女の子の肩に手をまわしてるフリをしてるところとか、細かいところがひとつひとつホントに面白いです。
一方で、まどか弁護士やユキエさんとのシーンは、なんとも言えない違和感というか、合わない雰囲気。住んでる部屋もオフィスも、主題歌から劇中に流れる音楽まで前作と同じなんだったら、早坂先生や沢崎さんもそのまま登場してほしかったな、といまだに思いますよ。

13年前の前作を見ていたので、予告の時点から楽しみにしていました！！
阿部寛の結婚できないっぷりを、
｢うんうんうん！！こういう男、絶対やだよね！！｣と、
娘たちと笑いながら見ています。

コミカルな場面も多くて、ついクスリｯと笑いもおき、
更に、、
｢やだよね！！｣と言いながらも
熱い語りに
説得させられ、何となく共感してしまう場面も。。

ただ、今回は、、
隣人の女の子にちょいちょいイラッとしてしまいます、、、

他の女性陣は素敵なんだけど、
【下手くそな演技】をする役のせいか、、

今後、結婚できない男が、
周りの女性とどんな風に進展するのか、
はたまた
相変わらず結婚に遠いままなのか

展開が楽しみです！！

て、、そもそも
前作の女医さんと別れた経緯、
もっと詳しく出てこないかな。。

ワンコが絡んできたから
その辺もエピソードがあったら嬉しい♪♪♪

今回は、桑野さんの隠れた優しさが沁みました。
いつも憎まれ口ばかりで、場の雰囲気を悪くしてしまうことも多いけれど、皆が知らないところで、根回ししていたのは、とてもかっこよかったです。
しかも、「ぼくが、言ってやったんだぞ」と言うわけでもなく、看板までサプライズで贈ったりと、粋なことまでして、なんだかんだ言ってモテる理由が分かりました。
また、まどか先生から、鬼のような着信があったときに、しれっと「金田裕之」の着信履歴があり、いまだに交遊関係が続いていることが示唆されていました。
こういった演出の細かさも面白さの一つのように感じました。

クリーニング店で店員の目の前で、ひとつひとつ仕上がりをチェックする桑野がやっかいすぎ。もしちょっとでも汚れやしわがあったなら、めちゃくちゃ文句を言いそう。モンスタークレーマーみたいに敵にしたら手に負えない感じがする。店員が緊張する感じがよく分かる！
でも、やっくんの件を解決したまどかのことをストレートに褒めるところは、桑野が裏表のない性格だっていうのがよく分かって、ちょっと安心する。
あと、桑野は初めは知らずに有希江のカフェが関係する仕事を引き受けたのに、まどかたちに責められてた姿はちょっと可哀想だった。

正直物足りない。
「結局結婚してないじゃないか！」という気持ちと冷めた視線でドラマを見ていると、これは単に桑野信介の日常生活の様子を切り取ってドラマにしただけのものではないか？という疑問でいっぱいでした。
前作『結婚できない男』の時は脇を固める女性3人はかなりレベルが高かったですが、今回の女性3人は桑野のキャラが濃すぎて吉田羊さんしか目立ってない印象しかうけません。
うーん、物足りないとしか言えません。

阿部寛はこの役がはまりすぎで、今回もすでに絶対結婚できなそうって思った。こだわりが強くて一人が大好きな主人公が稲森いずみ演じる女性にちょっと惹かれている感じが、面白かった。女性弁護士役の吉田羊との掛け合いも楽しい。何でも言い合える彼女との関係も今後気になります。おなじみのメンバーが出てくると、懐かしさと続編ならではのワクワク感が増す。それにしても、阿部寛が久しぶりにこの役をやっていたのに全然違和感なく、老けた感じもしなかった。それがすごい！

前作の大ファンだったので、この秋のドラマの中で一番楽しみにしていた作品。桑野さんは指揮棒まで持って指揮のまねごとをするようになって、相変わらず嫌みな物言いで、偏屈ぶりが加速してて期待通り。英治君も一人前になって、なんかしっかりした感じになってますね。でも、全体としてなんかパッとしないイマイチな印象。吉田羊演じる弁護士と稲盛いずみ演じるカフェの店長の２人と、その他前作からのメンバーとの空気感がなんか違っていてシックリこないというか。またそれとは別に、桑野さんはくすんでましたね。５３歳という年齢を強調して、わざと？

桑野さん素敵回。なんだかんだでやはり優しいんだな。看板プレゼントも粋だなー。自分の好きなカフェのため、というのもあるんだろうけど。やはりまどか先生よりゆきえさんラブに？私もその方がいいと思う。まどか先生は性格きつすぎる。
にしても代金キックバックなんて怪しすぎ。。今までそれでバレなかったのが不思議なくらいだ！あからさますぎるだろ。
ひそかに気になっていた村上さんカップルはなんと結婚の域まで行ってたなんてびっくり。どのタイミングから付き合ってたんでしょう。

13年前を懐かしく思い出していました。稲森いずみと阿部ちゃんの組み合わせが人種が違いすぎて（目が大きい、目が小さいなど）面白いです。何故か岡野には優しい桑野も面白いです。吉山弁護士とのやりとりもいい感じ、お酒の強そうな吉山さんもいい。犬好き桑野も可愛らしい。パグ飼って欲しいです。お隣の謎な女性とのやり取りも期待大です。なかなか桑野に負けてない雰囲気でいい。やはり桑野の世話を焼いている英治くんに部下がいてビックリ。大人になりました。

第1話を見て、阿部寛、劣化したなー、とか、吉田羊より夏川結衣の方がやっぱいいんじゃないかなーとか、始まった段階ではちょこちょこ思うのだが、すぐ話に引き込まれ大変楽しく見た。
全体的に懐かしい。おお、設計事務所に2人もバイトが！経理専門の人も雇ってる！順調に発展していて何より。
……事務所、引越ししてないわりに昔より広がってないか？とかいう疑問を抱きつつ、おお、尾野さんではないか！と喜ぶ。（『あなたの番です』の尾野さんこと奈緒。）
尾野さんを野放しにしていて大丈夫なのか、と思いつつも、今回は等身大の若いお姉ちゃんなので突然ニヤリと嗤ったりはしなさそうです。

曲者の桑野さんも持田さんの主題歌も懐かしい！メンバーがほとんど変わってもドラマの世界観や雰囲気は変わっていなくて嬉しいです。夏美先生とお似合いだったので先に結婚してしまったのは残念ですが、今回も吉山や岡野などタイプの違う女性が現れて、桑野さんとどんな関係を築いていくのか楽しみです。ペットショップでパグに心惹かれていましたが、前シリーズでKENの存在が癒しだったのでぜひ桑野さんにあのパグをお迎えしてもらいたいです。

相変わらずの偏屈王子「桑野信介」に何故かホッとしちゃいました。変わってなさすぎで嬉しい～！！大音量クラシックのシーンでは指揮棒まで持ってて笑えましたね。吉田羊、稲森いずみ、深川麻衣とどんな風に関係していくのか気になります。優しくされると弱いのか、稲森さんにだけはちょっと優しいんですね。主題歌の「まだスイミー」芸が細かいな。英治君は独立して間借りしてる設定なのかな。昔から続投のキャストが沢山いて嬉しいです。

女性陣が集まって、桑野のことばかり話してるのが不自然でつまらない。吉田羊のキャラクターが空っぽで見たくなくなる。

桑野さんと、まどか先生は、なんだかんだあってうまくいくような描写になっているけれど、前作をそっくりそのまま踏襲していて、途中から結末が分かり切ってしまいました。そこはすごく残念です。
ただ、「あなたがいないと…つまらないし、寂しくなるんで」といって、まどかがウルっと来た後に、リハーサルだったと言い放つのは、なんとも桑野さんらしく、クスっと来ました。
薬丸と金田が仲良くなっていたり、パグの友情が増していたりと、小ネタが豊富だったので、色んな場面で、前作からの視聴者を楽しませてくれたと思います。

主役の阿部寛さん、背が高く、もちろん顔が良く、蘊蓄がすごいところや、料理の腕はプロ級で高収入で、さらに美人が周りにたくさんいるという状況なのに、絶対結婚できないだろうと思わせる性格の演技が秀逸だと思う。
だが今回、突然体調を崩し、義弟の病院へ入院した病人・桑野のふるまいや態度が、実に人間らしくて、いつもの元気な桑野にはない、誠実さと優しさがにじみでていて、これならころっと誰かと恋愛感情が生まれて結婚するのもおかしくなさそう、と思えた。
結局、元気になった途端にまたいつもの敵を作りやすい口調に元通り、いつになったらまともな1人の男になるのかと思ったが、やっぱり桑野はこうでないと成立しないね。
次が最終回なのに、そこ繋がる気配が微塵もないストーリー展開で、大丈夫か？と思ったけど、それなりに楽しめた。

桑野が若干老けてたけど割とそのまんま。
女性陣も一新されたけど、第1話を見る限りでは、今回のキャストも悪くなかったと思う。
ただ、深川麻衣が唯一まだちゃんと出てきてないのでよく分からないけど、彼女はルックス的には今一つな感じなので、もう少し可愛い子が良かったかなぁとは思った…。桑野の相手役の二人はお綺麗だけど、もうオバサンなので、前回の国仲涼子ポジションは、若くて抜群に可愛い子じゃないとなんか華が無いドラマになりそうな気がした。
でも桑野の職場に奈緒ちゃんとか元宝塚の咲妃みゆさんもいるし大丈夫かな。
こうして名前を挙げてみると、結構きれいな女性がいっぱい出てるなぁ。
むしろ桑野ハーレムドラマじゃないか。笑

パグは多分、飼おうと決心して店に行ったらいない、そして隣の深川麻衣が実は購入していて、彼女の家で飼われていたという展開を予想してます。パグが、二人が接近するきっかけになるんじゃないかなぁと。

鏡の前でありったけの服をとっかえひっかえ着替えてる姿が傑作。悩んで選んだファッションがあれとはぎょっとしますけど、着てるのが桑野さん（阿部さん）なので妙に似合ってて、そこは笑いを取れなかった感じ。
恋愛にも女性にも興味がないと思ってた桑野さんが積極的に婚活したりと、やっぱり普通の男性だったという点はちょっとガッカリかな。でも、ジムでの挙動の可笑しさや、手土産にバナナを持って行ったりするセンスは、変人健在という感じで笑えます。

吉田羊演じるまどかが女版桑野信介に見えてきて面白い。2人は理屈っぽいところとかムキになるところが似た者同士でとてもお似合いだと思う。桑野の人を小ばかにした態度や皮肉屋っぽいところとかって嫌われる要素なのに、なぜか憎めない愛されキャラのイメージがあるのは天然で素直な面もちゃんとあるから。まどかに大量のバナナをプレゼントしたのは笑えた。阿部寛はちょっとした表情やしぐさなどが抜群にうまくて細かい演技が光ってる。ちっちゃい大工のおじさんとのバトルシーンが子どものケンカみたいでめちゃくちゃ好き。

「まだ結婚できない男」は前作から状況設定に大差がない点が非常に残念だと思います。
阿部寛さんの演技は秀逸ではありますが、現代社会において「まだ結婚できない男」のリアルな姿ではないと思います。
単に、「個性が強すぎるから」という路線がワンパターンに見えてきます。
何か視聴者が共感できるようなリアルな社会環境が欲しいと思います。
続編なので、そうしたドラスティクな変化がないと、直ぐに飽きてくると思います。
また、音楽もELTを阿部寛さんのご希望で再採用したそうですが、個人的な事情が見える背景は、面白みや感激を促す音楽の役割を希薄化させていると思います。

続編のはずなのに、前シーズンの内容を知らなくても楽しめる内容になっているのが素晴らしいです。(私は前作も大好きでした)　桑野さんを取り巻く女性陣の配置は前回と似ていますし、コンビニやパグやバー、やっくんブログのシーン。棟梁とのやりとりなど毎回ちょっとした隙間に出てくる小ネタが話が進むごと趣が増してくるのにも同じテイストですがニヤついてしまう面白さです。今回は「結婚」するのが人生の最善なんだろうかという疑問も投げかけられているようで話の幅が広がっていますね。小学生の息子と一緒に毎回ゲラゲラ大笑いして観ています。「結婚」がゴールではありませんように!

やっくんの正体に迫るために、ジムの薬丸さんを追及する桑野さんは完全にストーカーのようでした。
薬丸さんの恐怖にひきつる顔が、リアルで笑ってしまいました。
結局犯人は別で、薬丸さんは1人を楽しめるスポットをブログで発信している人いうことが分かったので、情報交換をしながら薬丸さんと桑野さんが仲良くジムで鍛える姿が見たいです。
まどか先生と桑野さんは、会えば衝突ばかりだけど、何だかんだお互いのことに興味津々でイイ感じだなぁと思いました。

13年前の前作は見ていませんがかなり面白くて一人で声を出して笑って見ていました。主人公の難のある性格が誇張して描かれていて、コメディとして純粋に楽しめるし、おひとりさま経験のある人間なら誰しも味わったことのある気持ちが共感出来るし、一人でも人生を楽しんでいいんだ、という明るい気持ちになれました。ペットショップで目があった犬を飼うことになれば良いなぁ～と個人的に希望しています。

いやぁ～、桑野とまどかの裁判でのシーン。面白かったです。
まどかよりグイグイ押す桑野。挙句には「裁判長！意義あり！」って(笑)。家族で爆笑してしまいましたよ！。
それにしても「やれ四角関係」だの「誰と桑野が」と言われていましたが、番組冒頭ですぐ早紀はおもちちゃんの飼い主の工藤と仲良くなってるし。
しかも有希江はあんなに「桑野さんって良い人?」なんて言ってたのに「合わせていただけ」ってアンタ可笑しいって（怒）。
でも最後にこの先、まどかと上手く行きそうな感じで（違ったらどうしましょ）良かったと思いました。

前作を楽しんでみていた世代なので、このドラマが再登場すると知ってかなり期待していました。
初回からかなり前作を引き継いだ設定、登場人物、登場動物？も随所に散りばめられていて、毎週小さな笑いがこみ上げる楽しさで観てきて、賛否両論あるようですが、私はドラマの展開・結果は想像していたよりも良い感じになったと思っています。なんだか安心して見終えられた、という感じです。
2人の女性がキーパーソンで、どちらとうまくいっても満足できそうなキャスティングだったので、最後まで楽しめました。また続編もあってもいいかな、と思えるドラマです。

阿部寛の演技力により、何とか持ちこたえているドラマです。
残念なのはシナリオで、この内容では続けてみる気がしません。次を見たいと思う仕掛けが不足していると感じました。
脇役陣についても良し悪しですね。吉田羊演じる弁護士は力強い演技で存在感があり、ドラマを引き立てていますが、塚本高史演じる共同経営者が今一つ役不足感があります。
また、宝塚歌劇団出身の咲妃みゆ演じる森山桜子は個人的には良かったので、もっと出番があればと思いました。

前作「結婚できない男」より13年、世界観があまり損なわれないままの作りになっており、前作からのファンとしては嬉しい内容でした。年数が経過したことがそのまま話の中に反映されている感じもよかったし、エイジの結婚式での信介の挨拶のシーンも感動的で泣きそうになりました。「やっくんのブログ」を巡る薬丸とのコメディータッチの掛け合いも面白かったし、主題歌やBGMが耳慣れたものもいいと思いました。ただ、最終回のラストシーンが何となく中途半端な感じがしました。前回のプロポーズっぽい終わり方の方が良かったかも。

結婚が主題にはなっていますが、結婚が最後のゴールといった前作とちがって、生き方の多様性が描かれていたので素晴らしかったです。最終回も二人の関係は結婚へ向かうというよりもお互いが心地の良い距離で付き合っていくんだろうなという予想ができて好感度高かったです。好きですとか愛しています以上にお互いに尊重しあえる愛情をもってつきあうことができる隣人を沢山もつことが、生きるために必要なんだなって。最終回の棟梁の、俺同様に仲良くたのみますという言葉がいちばんぐっときました。120歳は大還暦、そのくらい長く生きたいと思える環境をつくりたいものですね。