俺の話は長い

仕事を辞め就職が決まらない光司と、ニートの満がこたつでごろごろ団欒しながら、話が弾んで光司が昔作った歌を歌うシーンが、二人ともダメダメなのにバカらしく楽しそうで、とても素敵なシーンでした。反抗期？の娘の晴海がそこに帰ってきて、小さい頃に光司が作った歌を覚えていて二人で一緒に歌うシーンはほっこりしました。
自分も大人になってから父親に冷たくしてしまうので、自然と昔のように仲良くできるときは、気恥ずかしいけど嬉しい気持ち、よくわかりました。

平凡な日常を描いたドラマですが、面白い！
最初は期待せずに見始めたドラマだったのに、今では見逃してしまったら泣きたくなるほどの「ドはまり」状態です。
何が良いって、生田斗真さんの演じるみつるの、心は優しいのに、口から出る言葉はいつも一言多く、屁理屈ばかり次から次に発するのが、見ていて馬鹿馬鹿しくもあり気分爽快でもあり、気がつけば家族で大笑いしています。
「みかんとこたつ」の回なんて、安田顕さん演じるみつるの姉ちゃんの旦那までニートになってしまい、みつると二人で家にいて、コタツをだしみかんを食べる、、というなんとも情けなくもあり癒されもするシーンが好きでしたね。

第8話もめちゃくちゃ面白かったです。房枝さんモテモテでしたね。檀野さんはリッチでイイ男ですがなんか鼻につくんですよね。牧本さんは大して魅力もないんだけど（笑）、長年ポラリスに通った実績があるし、なんか応援したくなるんですよね。房枝さんはその辺りをちゃんと分かっててくれたので安心しました。
それにしても光司さんは面白い人ですね。やさぐれて駄目になってるのかと思いきや、無職をめちゃくちゃ満喫していたという…。イイ性格ですね。「出世ばらい?」の歌に大ウケしました。

今回は、すごく笑える回で個人的にかなりツボでした。特に生田斗真と安田顕が2人で、ニートの歌を歌うところはあまりにくだらなくて笑えました。そして、嫁の財布から小銭をくすねて、出世払いで返す歌は、清原果耶も一緒に歌っていて、内容はひどいけどめちゃめちゃ笑えました。くだらない歌を歌っている時の3人は、おそらく演技じゃなくて本気で笑っちゃっていたのでは？
スリルがあるとかは一切ないけど、毎回ほっこりしながら見ています。

建て替えの間の短期間の仮住まいで本当に和やかな家族となった岸辺家。もうすぐ元に戻るのが残念な気持ちが、見ている視聴者だけでなく登場人物達にもあるような気がしてなりません。光司さんや春海も最初と比べるとかなり心の内を素直に話すようになっていて、短期間なのに驚くべき変化と言えます。
周囲の変化を気にしていなかった満ですが、ふと気がつくと世の中に取り残されたような気分を感じていたのではないでしょうか。明日香さんの伝言も重要でしたが、帰り際に会った牧本さんの言葉の方が心に深く刻まれるような気がします。

揚げたてのとんかつがほんと美味しそうで、家でこんなとんかつ出てくるなんて！見ててうらやましくなっちゃった。みつるのお母さんは料理上手だし、居心地がいい家っていうのがよく分かる。畳にこたつがとても懐かしくて、温度の強弱問題とかめちゃくちゃ共感できて面白かった。
この家族がもうすぐバラバラになるのかと思うとちょっと寂しい。お母さんが嬉しそうにみんなの料理を作ったり、口げんかを聞いているのがなんかいい。大家族っていいなって思った。

今季最高ドラマ。
こんなに何も起こらないのに面白いドラマはない。
脚本家の言葉選びのセンスと役者さんの演技力全て揃ってないと、ただのつまらないダラダラしたドラマになったとこだろうけど、だれることなくすべての回面白く見られた。

そしてあの面接行くだけなのに感動的なラスト。
面接行くだけなのに涙が出た。
そんなドラマかってあったか？

もうニートブラザーズが見られなくなるのがほんとに残念です（涙）。
満も綾子達家族も、3か月一緒にいた事で、お互いに救われている部分があったんじゃないかな、って思います。
満って牧本さんが言った「お前は何か言われると全てを否定するなぁ」の一言に尽きると思いますね。凄い納得してしまいました。
面接に行く時に流れたロッキーのテーマ。そして綾子や皆の声援は、満が『アクティブニート』だからこそ、ですね。

秋葉家が戻るまではいつもの調子でバカバカしい話を繰り広げていました。すき焼きから始まってすき焼きに終わった秋葉家の居候期間はそれぞれが充実した期間だったでしょう。口論して、泣いて、笑って。
マチュピチュのパズルがいつの間にか満が完成させているのも予想できたとは言え笑えました。光司さんまだそんなに忙しくないはずなのに。
スーツを新調する時が一番緊張したような感じですね。ラストの面接もいつもの調子だったのは脚本すばらしすぎます。
満の成長期間だったのかは疑問ですが、前に一歩は進んだのは悪くないのかな。
このドラマは見ているほうも笑って元気をもらえたすばらしい作品でした。
続編を絶対に見せてほしいです。

最後の最後まで家族の暖かさがとても伝わる内容でした。
たった3ヶ月の５人での生活でしたがいろいろ問題があり、中学生ならではの進学問題や恋愛問題、血の繋がってない親子の問題等がいい方向に向かっていてとても良かった。なんだかんだ生田斗真演じる満のおかげですべてがいい方向に向かっていたんだと思いました。
最後には満も覚悟を決めて、議員秘書の面接に向かう姿を見れて安心しました。
さり気にマラソン選手の中に明日香がいて、満に声援を送ったシーンは大好きでした。明日香が最後に出てきて欲しいと思ってずっと探してて、でもなかなか出てこなくて、あぁ残念と思った矢先だったので、とても嬉しかったです。

まさか、すき焼きで始まり、すき焼きで終わるとは。
最後まで5人のやりとりがとても良かった。そのまま一緒に暮らしたら良いのにと思ってしまいます。
ついに満が議員秘書の面接を受けると言った時、房枝さんが本当に嬉しそうだったのが印象的でした。
スーツ姿で歩いている満に、綾子達がマラソンの応援に紛れてエールを送るところは、涙が出てきました。
今期で一番好きなドラマだったので、スペシャルでもいいから、またやってほしいです。
そして満のトークフェンシングの試合を見てみたい。

関ジャニ∞が歌う主題歌「友よ」が、すごいよい！エンディングで流れると、ついつい歌ってしまう。
「サザエさん方式」と言われる1回に2話放送する方式、すごく観やすくてよいと思う。今までにあまりなかったけど、この手の理屈が多いドラマは、1時間丸々同じ話だと疲れてしまいそうなので、ずっと連続性があっても、30分で1話が完結するほうが楽に観られる。
これから増えるかもしれない。
毎回タイトルも好きです。全然関係のない2つのものが「○○と○○」みたいなの、斬新でおもしろい。

久しぶりに家族が揃い、食卓を囲み、他愛もない会話をして、喧嘩もして、でも家族だから何となく仲直りして日々を過ごしている、そんな日常を描いているだけのドラマなのに、すごく面白い。
毎回、波乱万丈がある訳ではないけれども、皆それぞれ悩みを抱えながら生活している様子から、家族の何気ない愛を感じます。
そんな日々は期間限定ながらも、それぞれの心の成長もあり、ニートだった主人公が動き出したり、義父と娘の微妙な関係の変化が回を追うごとに少しずつ増えて、本当に心が暖かくなりました。

ラストのマラソンシーンに超感動。みんなが満に声援を送っていて、光司のバンドのへたくそな演奏もよかった。特に綾子が涙ぐんでいるのにはもらい泣き。いつもケンカしたり小言を言っているけど、ちゃんとお姉ちゃんとして弟のことを心配し、応援する姿にはグッときた。兄弟愛や家族愛がしっかり見えて、このドラマが終わってしまうのがとても寂しい。綾子たちが出ていって、満と房枝だけの静かな食卓を見てちょっと切なくなったけど、これからもこの家族は淡々と時には賑やかに過ごしていくんだろうなって想像できるから、とっても充実感がある。
このドラマでこんなに感動すると思ってなかった。

長い！とにかくタダをこねだすと異常に話が長い。すき焼きの件とかもう付き合いきれん。私が母ならこの息子をお小遣いをあげつつ6年も遊ばせていられるだろうかと考えてしまう。一度人生をつまづいて家に引きこもる人もいるけれど、家族ってどうしていたら正解なんだろう。こんなふうに沢山の人と触れ合うことができれば変わるのかもしれないけれど今の世の中そんなうちばっかりじゃないよね。家の中にいるのに会話すらできない同じような境遇の家族には羨ましくうつったかもしれないね。

現代の働きたくても働けないニートを取り上げ、風刺的内容であるにもかかわらず、周りの友人や家族の心配をよそに我が道を行く主人公の風変わりな役柄が、腹が立つのに許せてしまう、不思議な空気感が漂っていました。
家族ってやっぱり良いな～と思える内容で、あるあるが盛り込まれていたり、腹立つのに笑える感じがご飯を食べながら観るのにちょうど良く、家族で観られるあったかいドラマでした。
仕事が決まらずやりたいことも見つからない主人公が、最後にとうとう立ち上がり、友人と家族の影ながらの応援にほろっとしました。

最後までおもしろかったです。満とお姉ちゃんのやりとりが大好きだったので、引っ越してしまうのが本当に寂しかった。
満がみんなに応援されて、就職の面接に行くのもじーんとしました。
みんながみんなを、応援したり、許しあったり。
あったかくて、優しくて、いい意味で自然体で気が抜けるドラマでした。もう観れなくなるのが悲しすぎます。
実家のコタツで、夜ご飯食べたり、みかん食べながらだらだらしたりする雰囲気も最高でした。