奪い愛、夏

衝撃のラスト過ぎて、「これ、ありなのか？？」と少しの間、ぼーっとしてしまいました。桜が病魔に侵され、死の淵をさまよっていたので、桜が亡くなってしまう展開なのかなー、と安易な予想をしていたのですが、完全に裏切られました。杏が、まさか刺されてそのままバッドエンドになってしまうとは。
正直、ショッキングな展開を押し込んで視聴者をなんとか飽きさせないようにしよう！という情熱は伝わってくるのですが、この終わり方はやり過ぎかな、と思いました。
とりあえず、「人の死」を挿入しておけば視聴者は心を動かしてくれる、みたいな安易な制作者側の魂胆をあからさまに見せつけられている気分になりました。

奪い愛、もはや最強です！
ぶっとびすぎて、楽しすぎる！

もうこれは楽しんだもの勝ちでしょう！
何が飛び出すか、
びっくり箱を待ち望む感覚です。

ちょっと無理のある設定になり過ぎてついていけない感じ。昔付き合っていたとかもうなんだこれ？状態です。最初は桜社長なんて怖いというより笑えたけど、今はどのシーンを見ても笑えなくなっちゃいました。出演者それぞれの演技は見応えありだけど、無理やり繋がりを作ってしまったストーリーに問題があるよなぁとつくづく思います。見ていて苦しくなってしまうドラマはちょっとリタイアしちゃうかも。結末だけ分かればもういいです。

スカッとする痛快喜劇ホラーです。前半シーズンが終わりましたが怖さはひとつもなく、今となっては笑いが全て。水野美紀の衣装とか帽子のデザインなどビジュアルも楽しみなところ。展開の面では、そもそも瞳がどうもアヤシイと思っていたところでいよいよ牙をむき始めた。やっぱりね!と思いました。ドアを開ける恐怖シーンはどこかヒッチコック作品の手法とかぶってる。後半は杏の自宅のドアの謎とか桜と杏のそもそもの関係性の謎解きがワクワクもの。あと土筆へのお仕置きシーンはものすごくいいオカズになってます。

私的には不作が多い夏ドラマだったが、奪い愛の続編がまさかアベマＴＶ独占で配信されるとは。それだけでも充分期待が高まっていました。久しぶりに見た小池鉄平のルックスはおやじ臭がプンプン漂っていてイタ面白かった。桜社長にいたぶられる要素バツグンだよね。ナイスなキャスティングに拍手。水野美紀さんの演技からはガッツリ「覚悟」を感じます。相当ラフに役づくりをしているとのことで天性の毒女ぶりを演技できちゃってる。松本まりかちゃんと小池徹平のラブシーンもホリディ・ラブを彷彿とさせる熱っぽさで、見ごたえ充分です。これからのホラーぶり、どんなだろう。この夏一番、次が待ち遠しいドラマです。

想像を超えたホラー。桜社長やっていることはとんでもないけど、なんだか可愛くも見えてきてしまった。そこまでするか？っていう感じがたまらなく面白い。それよりも杏がかなり怪しいと思うなぁ。あんなに好きな彼氏を家に入れないとか秘密を抱えていることは確実。桜社長よりももしかしてヤバイ人だったりしてとか桜社長と実は繋がっているじゃ？とか妄想が膨らむ・・・。これからそれぞれの本性がどんどん暴かれていくんだろうなと思うとドキドキだけど絶対に見逃せない。