※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.8 /5.0(75.2%) | 442位 /1000件中 |
キャスト 4.1 /5.0(82.6%) | 418位 /1000件中 |
演出 3.7 /5.0(73.4%) | 499位 /999件中 |
音楽 3.7 /5.0(73.8%) | 380位 /1000件中 |
感動 3.6 /5.0(71%) | 258位 /995件中 |
笑い 2.3 /5.0(45.2%) | 742位 /995件中 |
スリル・興奮 3.3 /5.0(66%) | 427位 /992件中 |
脚本・ストーリー 3.8 /5.0(75.2%) | 442位 /1000件中 |
キャスト 4.1 /5.0(82.6%) | 418位 /1000件中 |
演出 3.7 /5.0(73.4%) | 499位 /999件中 |
音楽 3.7 /5.0(73.8%) | 380位 /1000件中 |
感動 3.6 /5.0(71%) | 258位 /995件中 |
笑い 2.3 /5.0(45.2%) | 742位 /995件中 |
スリル・興奮 3.3 /5.0(66%) | 427位 /992件中 |
急に2話を1話にしたのかってくらい詰め込みすぎのラストになんかいまいち置いてけぼりになったかなー。まぁ望美が幸せになってくれるのは嬉しいけどさ、さすがに地方とは言えアナウンサーになるまではちょっとやりすぎじゃないか??いいとこ結婚式の司会の仕事とか、そんなもんだろう。だってちょっと前まで怪しい時間を売買するユーチューバーだったんだよ??そんなのTVに出たらすぐにバレてしまうし余計ややこしい人生になってしまうじゃないか。結人くんとの結婚式も見たかったけどそこまでしたらお腹いっぱいになっちゃうからあれはあれでよかったと思う。
全員が厄年なのかなと思うくらい端から見ていて不幸が続く、幸せを感じていない人たちばかりだったのに、一人亡くなったことをきっかけに驚くくらいあっさりと物事が上手くいくようになって驚いた。けどリアルの人生もそんなもので不幸の渦中にいたときは自分の不幸を呪って悲劇的になるのに、その不幸を抜け出した明確な日さえわからないというか気づいたら不幸じゃなくなっていて、それが過去になってしまえばそんなこともあったねと笑って話せてしまうこともあるなと。よくよく考えてみれば愛美の心が満たされていなかったことや進次の今の家庭がうまくいってなかったことなどほとんどのことが望美が起きる前からもともとあったわけで、あんなにドン底にいたけどみんながちゃんと夢を叶えて前に進もうとしてる姿を見れて良かったと思えたし、望美の前に多恵が現れたシーンは涙が止まらなかった。
でもあんなに暗く希望も見えなかった作品なのに最後はよくある全員ハッピーな終わりにしちゃうんだという、モヤっとした部分もありました。誰かだけがうまくいって、それを見て別の誰かは奮起して、別の誰かは距離を置くみたいなほうがこの作品らしかった気がした。とりあえずみんな幸せにしときましたが似合わないというか、そんな都合のいい話が望美たちの世界にもあったことが不思議な感じでした。
10歳で植物状態になった人が35歳で目覚める。奇跡と呼ぶべき出来事なのに、立ちはだかるのは試練ばかり。短くもリアルな人の成長を描き、心にささるドラマでした。一生懸命望美と家庭を支えた多恵が、その疲労からあっけなく逝ってしまうところな切なかったです。私もこの家族に感情移入してしまい、もっと今の望美や愛美の姿をみせてあげたかったと悲しくなりました。心の状態は徐々に変わっても、家族に対する愛情はみな持っている。そんな何気ないことを教えてくれるドラマでした。
総合的には何を伝えたかった作品なのか正直分からなかった。「女王の教室」や「家政婦のミタ」でお馴染みの遊川和彦さんの脚本なので、スリリングな所はあったが、「子どもの頃に事故に遭った少女が35歳で目覚めた」事と、その他の家族のストーリーとは別にあまり関係がないように見受けられ、設定が活かされてないように感じた。
しかしキャストの演技は魅力的であり、特に舞台でも活躍する橋本愛やベテラン女優の鈴木保奈美の演技力はさすがだったし、主題歌の「三文小説」もまた良かった。
最終回は「そんなに人生甘くない」と思ってしまったけど、今までそれぞれの境遇が過酷?だった分、こういう結末にしたのかな...私にしては珍しく、感情移入ではなく、ずっと神様視点からこの作品を見ていました。もし自分が望美だったら、多恵だったら...と考えると頭を抱えてしまうレベルだったからかもしれません。
世の中大変じゃない人なんてひとりもいないと思うけど、この作品を通して、信じ続ければ、願いは叶ったり、少しでも現状がよくなるのかもしれないと、ぼんやりですが勇気をもらえた気がします。