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脚本・ストーリー 2.8 /5.0(56.4%) | 843位 /1014件中 |
キャスト 3.5 /5.0(69%) | 778位 /1014件中 |
演出 3.1 /5.0(61.8%) | 774位 /1013件中 |
音楽 2.8 /5.0(56.4%) | 829位 /1014件中 |
感動 2.7 /5.0(54.6%) | 699位 /1009件中 |
笑い 2.9 /5.0(58.2%) | 487位 /1009件中 |
スリル・興奮 3.3 /5.0(65.4%) | 446位 /1006件中 |
脚本・ストーリー 2.8 /5.0(56.4%) | 843位 /1014件中 |
キャスト 3.5 /5.0(69%) | 778位 /1014件中 |
演出 3.1 /5.0(61.8%) | 774位 /1013件中 |
音楽 2.8 /5.0(56.4%) | 829位 /1014件中 |
感動 2.7 /5.0(54.6%) | 699位 /1009件中 |
笑い 2.9 /5.0(58.2%) | 487位 /1009件中 |
スリル・興奮 3.3 /5.0(65.4%) | 446位 /1006件中 |
ラブコメかと思ったけど、まことが誰に追われていたのか、指輪は本当に恋人のものか、などの謎があり、サスペンスの要素がある。また記憶喪失になって、自分らしさを改めて考えるのも面白い。誰だって会社などで見せる社会的な顔とプライベートでの顔は違うけど、それを意識して記憶しているから誰もおかしいとは思わないわけで、まことのように記憶を失えば、当然そこの整合性は失われるわけで、結果辞めてしまうような行動も納得できる。そういう部分をよく考えた脚本になっているのだとしたら、謎の方も面白くなりそうな気がします。
指輪の主とその関係を探っていくドラマだと思うけど、初回は記憶を失くしたまこと自身のことについて探っていくところがとても面白かった。今のまことは本来持っているものだけでできている赤ちゃんのままのまことで、記憶を失くす前のまことはいろんな経験から処世術を学んだまことなのだ。子供の頃の自分が今の自分を見たら何と言うかって感じだろうか。変に友達を登場させたりスマホで簡単に履歴を追えないのもいい。会社もやめたし思い切って今から別の人格でやりたいことやるのもいいかもね。
まことを知る小学生の子が彼女に「ぬけがけはダメ」と言ったことからして、公太郎が元カレというのはなさそう。でも公太郎は「怖いことあったか」とか、防犯についてうるさいとか、まるで彼女がストーカーにでも合っていたのを心配するような口ぶりだし、最初に彼女が逃げていたのとも合致する。となると律がストーカーくさい。写真などは盗撮とかあの派遣さんみたいに買収したかの可能性もある。でも元のまことにこだわるような朝日の態度も気になる。いずれにせよ三人の男たちは皆、何らかの嘘をついているのは間違いなさそうです。
記憶喪失って言ってるのにあなたの長所は?って聞かれても分からないよねー。それを聞いちゃう面接官ってセンスないなって思いました。定型分化しすぎてその人に合わせるってことができないんだな。まことも当たり障りない受け答えをして職にありつけますが、それでいいのか?と見ていても思う。そんな風に会社に入る人って多いですよね。やりたいことを仕事にできる人は一握りだけだまことはそれを見つけることができて良かった。指輪の謎は置いといて仕事に打ち込めそうで羨ましい。
朝日と公太郎の妙な「if」の話が気になるし、母親の電話番号のはずなのに出たのはおそらく律でした。もしかしてこの話っていわゆる叙述トリックっぽい仕掛けがあるのかな。要するにまこと視点中心で語られているから、普通の女子の恋バナに見えるけど、もし彼女が何らかの使命を帯びたエージェントみたいなものだったとして、何か秘密を抱えたまま記憶を失っていたとしたら。そう考えると部屋が殺風景な理由や人によって印象が違う理由、母親の電話番号が嘘だった理由にはなるし、3人の男たちもそれぞれ思惑があって彼女に近づいていることになる。全部憶測だけどね。でもそうだったらただの恋バナより面白いんだけど。
指輪は男性が女性に贈るものだと勝手に思っていたけどこの場合は逆なんですよね。誰かにプレゼントするはずの指輪。3人とも指のサイズが一緒なんてあるのかね?とまことじゃなくても思いますよね。告白してないのに指輪を用意するっていうのもなんだか怖いけど3人が3人心当たりがないのがとても不思議。思い出してほしいのかもしれないなと思いました。強い思いは潜在意識に残っていてなにかを感じることができるといいんだけど。新しい自分で新しい人生を歩んでいくのも悪くないんじゃないかな。
3人の男たちの恋のさや当て合戦、と単純に考えていいのかな?どうしても気になるのは、まことの母親が彼女の誕生日をスルーしたこと。5月5日なんていう全国的イベント日と重なっているなら余計に忘れる筈はないと思う。それだけ母親との関係が特別なのか、あるいは本当の誕生日が別にあるのか、いずれにしてもストレートに母親が忘れているだけと受け取るのは無理がある。いずれ回収される伏線なのだろうね。男たちも単純にまことが好きだとは受けれない気がする。
自分が分からない不安は相当なストレスだと思う。そんな中で今ある感情と向き合い、観察して新しい自分を形成していくところが面白いなと思います。記憶喪失になると性格まで変わるのは興味深いですね。残念ながら家族には恵まれていないようだけど、誕生日に男性が3人も集まってお祝いしてくれるなんて幸せはそうそうあるもんじゃありません。みんなが昔の関係を事細かに話すことなく今のまことから見た目で選ばれたいってところもいいなと思います。
まあ母親の言葉に傷ついた少女時代があったのはわかったけど、その頃の母親の年齢を考え、今の自分の年齢を考えると、思ったより母親が若いのに気が付いて、だったら仕方がないかと許せることもあるんだけどね。まだ24才のまことでは、そう思えないかな。いずれにせよ、過去の自分を少し理解したことで、前に進めればいい。それにしても律は怪しい。公太郎も花見の写真で何かに気付いた様子。間違いなく、このふたりは何かを隠している。それと朝日も以前はまことに変わったと責めるようなことを言っていたのに、今度は記憶を思い出さなくていいみたいなことを呟いていた。それぞれ何を隠しているのだろう?
娘の誕生日もスルーした母親だからどんな嫌味なやつが出てくるのかと思ったら案外普通で驚いた。なんか整合性が取れないアンバランスさが気になった。あれなら母と2人だけの時にもう少し母親が毒ついた方が納得がいくだろう。離婚間際子供だけは自分の味方でいてほしいという気持ちからどっちが好きなの?と聞くパターンは多いように思えるが、どっちも好きって答えを賢いからと思ったというよりずる賢いと思ったと取れ不快だった。子供の気持ちも考えられない親だから離婚するのかもしれない。
まことのある種の自分探しとも言える同窓会への参加だけど、公太郎のいうように無防備すぎるよね。ドラマだから結果オーライになったけど、現実なら悪いことを考える奴は山ほどいる。そもそも自分から親友だと名乗る奴が本当に親友だというケースは少ないと思うし。またコメディ要素が強く出過ぎてきて、せっかくこれまで背後に漂っていた緊張感みたいなものが弛緩してしまい、まことがバカっぽく見えて来た。個人的には演出の失敗だと思う。ここからは3人の男たちの思惑とか背景とか、まこととの本当の関係性が明らかになっていくのかな。