つまらない住宅地のすべての家

つまらない住宅地のすべてのみなさん最高に面白くて毎回楽しみにみてましたよ。イノッチの自治会長もはまり役だったし。

日置昭子の父親と長谷川小夜さんが、不倫していたなんてかなりビックリ。二人とも高齢になった今の姿しか見てないから余計に想像しづらいけど、若かりし頃だったらまあそういうこともあるかもしれないですね。でも何といっても同業者なんだから、昭子の父親も愛人だった小夜さん相手に口が軽すぎだし、小夜さんもそれを利用するとはやることが汚い。

自首すると言った直後に由歌のバッグを奪いとった時の日置昭子の顔、人相悪くていかにも犯罪者って感じだった。この期に及んでまだ逃げ回るつもりなのは、更に別の目的でもあるのかな。
みづきちゃんの母親もいつも不機嫌そうな顔つきで、一体何が気に入らないんだろ。病院勤務らしいけど、だらしない印象のファッションとか不規則に家を出入りする様子からは、まともなお勤めしてるとは思えないんだけど。

長谷川さんは独特の信念を持ったかなり怖そうな人だけど、丸川さんにハッキリとイヤミともつかない苦言を呈したのはさすが。言ってること全部が正しいわけじゃないけど、少なくとも逃亡犯に関する見張り当番については、全面的に長谷川さんを支持したいわ。でも、見張り番を解散した途端に日置が町にやってきたのは、なんとも皮肉な感じ。

丸川さんの口の軽さも嫌だし、居酒屋バイトの女の子の好奇心というには腹黒さを感じさせる野次馬根性もすごくイヤな感じ。逃亡犯の実家を倒産させたのは長谷川建設かもしれないという丸川さんの妄想もたくましいけど、自治会長としてその当時の事情を知っておかなければというのは意味不明。単に一個人としてののぞき見根性じゃないの？　それに、それを知ったところで、何をどうするんでしょうね。

山崎さんは、まだ子供で言葉足らずのみづきちゃんの気持ちも敏感に察してあげられる人だけど、松山さんの自分への思いには全然気づいてないみたいですね。まあ相手に関心なさすぎて、そんな想像すらしてない感じかな。松山さんも彼女に告白なんてしないほうがいいかもね。職場も同じ、家もごく近所だから、上手くいかなかったときに相当気まずい思いしそう。

真下さんが、自分の気持ちばかりを相手に押し付けるのはストーカーだと言ってたけど、丸川さんが奥さんに対してやってることってまさにそれ。様子見なのか会いにきたのか、どっちにしても会社までも来られたら、嫌ってる相手だったらゾッとするわ。町内の見張りにしても、丸川さんは自分の考えを強引に近所の人たちに押し付けてるわけだし、一見人当たりが良さそうに見えるけど、この人の内面はかなり問題ありって感じかな。

丸川さんは自治会長としてしっかりした面倒見の良さそうな人だと一瞬思ったけど、押しつけがましくて面倒くさすぎるわ。凶悪犯でもない逃亡犯がその町に来るかどうかもわからないのに、笠原さんの家の２階まで借りて一晩中見張りなんてありえないでしょう。さらにはその家の庭木まで切れと言い出すとか、やりすぎ。笠原さんも嫌ならハッキリそう言えばいいのに。

丸川が監視場所まで確保して、町を逃亡犯から守るということに、あそこまで前のめりになる意味がわからない。そもそも逃亡犯とは言っても横領の罪で捕まったわけで、殺人とか強盗のような凶悪犯というわけではない。横領金額が低ければ執行猶予もあり得る犯罪だし、どう考えても過剰反応だと思う。まあそこから普通と思われる人たちの様々な秘密が明らかになる展開なのだと思いますが、不自然な展開からは不自然な結論しかでません。正直、首を傾げる導入部です。

初回の15分で何が分かる？とも思うけど、この15分はとても大事。あなブツは初回から一気に引き込まれたけれど、こちらは全然で拍子抜けでした。まず刑務所からの逃亡犯から自分達の街を自分達の手で守ろうなんて甘すぎる。しかも女の人にまで声かけるとかどうかしてる。それより戸締りをしっかりした方がずっといいだろう。その辺の設定がまずついていけないんだよなー。いろんな家庭をかいつまんでみせてもらったけど、どれもありきたりでつまらなかった。