一億円のさようなら

最初は夫に隠し事をしていた本意が理解できなくて、勝手な女性にしか映らず、不愉快な存在でした。それが、最後には思い切った行動をとり、満足できる結果になるべく筋の通った演技を見せてくれたことに満足しています。

下手すぎてびっくりしました。

表情が大袈裟に感じてしまいました

森田望智さんの演技が良いこともあり、森田さんが歳をとって安田成美さんになるとはちょっと思えないのです。森田さんの側が安田さんに寄せた達者な演技をしていてそれに助けられている。

演技が全て大袈裟で不自然。取ってつけたようなリアクション、表情。こんな演技下手なひとだったかなぁ？と思っちゃいました。

鉄平に責められる時も料理中などの日常の何気ない場面も木内と対面するシリアスな時も、いつでもちょっと困ったような笑みを浮かべているように見えるのがイマイチです。常に表情が一緒で怖い。1億円のことで鉄平と電話するシーンも、会社帰りにおつかいを頼んでいるような気軽な感じで罪悪感や大金を扱う緊張感や重みがなく、サイコパスか？ってくらい相手の気持ちが汲めない人に見えました。

スーパーで値切ってる時や台所に立ってる時の普通の主婦っぽい感じは似合ってたけど、遺産相続について鉄平に弁解する時の口調や表情に緊迫感がまるでなくて、上川さんの熱演との温度差に違和感を感じました。事情があるんだろうけど、申し訳ないという気持ちが全然伝わってこないし、姿を消した後のシリアスモードな芝居も棒読みで下手に聞こえるし、何でわざわざこの人がキャスティングされたんだろうと疑問に感じました。