知ってるワイフ

初回から見なかったからなのか、最後まで少しも感情移入とかそういうのはなくて、こういう考えの人たちもいるのね?という冷めた目で見てしまった。たしかに過去に戻りたいと思うようなことはリアルでもあるけれど、それはもっと大きな命が関わるようなことだったりで、日常の人との付き合いとかは失敗を繰り返して過去に戻れないからこそ反省するし、それを踏まえて行動するからこそ前にも向けるし人としてステップアップできるんだよなーと思いました。

終わり方としてはまとまっていた印象。元春がようやく「幸せとは周りの人間ではなく自分次第」ということを悟ったところは清々しさを感じました。初回でお互い忙しいなイライラしまくっていた現実が、今回はお互い感謝の気持ちを忘れずに協力しあうところに変換されていたのが素晴らしく、感動できました。

沙也佳が最初の元春の人生と同じことを言ったので、やりたいことやれてるのかなと思えてすごくホッとした。彼とも出会えていたし、バツイチで親が逮捕されるなんて状況、"いらないと思っていた"とは言え過酷すぎる。それが元春が勝手に良い人生になると思って変えた未来に起こったことだからより一層可哀想だと感じていたので、本当に良かった。
澪が海で、聞く耳を持った元春に違和感を感じていたのは意外だったし、自転車がトレードマークになっていた澪が突然車を運転してたのも気になるところ。でもそれより2人が想いあっているからいいけど、第3者として冷静に見ると2人とも気持ち悪いくらいのストーカー感があって怖かった。
ラストで変わった元春を見せるために家事や育児に協力的に見せていたけど、アイロンを自分でやってこそじゃないかなと感じました。

いやーよかった。人生も3回目なら少しはましになるだろう。でも本人だけでなく関係しているみんなが最良の道を歩けてよかった。津山さんはちゃんと双子のパパになれてたし、妹と友達はちゃんと夫婦になれるし、さやかちゃんも花屋さんの彼と出会えたし。どういうわけか澪ちゃんのお母さんの認知症まで発症しなくなっちゃってできすぎなハッピーエンドだけどそれはそれでオッケーでしょ。あれだけ妻をダメにしてしまう元春も同じ轍は踏まないし成長したね。育児、家事には当事者意識、妻には思いやり！これでだいたいの家庭はうまくいく！頑張れ！